ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
小学生の時に母を亡くした民子は、父とその再婚相手との三人暮らし。複雑な想いを胸に秘めていたが、亡き母の親友からある話を聞き、徐々に心を開いていく――それぞれの想いを鮮やかに掬い取った、切なくも温かな家族の物語。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
久々に一気に読んでしまった! こんなにストーリーの世界に入り込んだの自分でも驚きかも。 母親に死なれて継母が来るという設定は、悪い流れかと思いきや、それとは全く逆で清々しい終わり方で気持ち良かった。 短編集の中に、必ずといって月の存在が出てくるのですが、それも精神のリラックス効果というものでしょうか...続きを読む。読書側も穏やかな気持ちになりました。 また、時間があれば再読したい本です。
昌午くんのお母さん、、、
民子目線だと優しい叔母になるんだけど、他視点からは嫁いびりのひどりおばちゃん、、、。 2面せいがすごい
何も考えずに本のタイトルだけで買った。 月が出てくる物語が読みたくて。 . 1つの家族の4つのお話 語り手がそれぞれ違って 娘の民子 母親の美智子 美智子の親友 祥子 父親の亮太 . 民子の強さが切なかったり さっき出てきた心無いことが 実はそうではなかったり ほろりとしてしまったり。 . そして嬉...続きを読むしかったのは 引用『ギリシャ神話では月は死者の国なんだよ』 シビれた
文章のリズムが自分のどストライクゾーンから少し外れていて、冒頭の一頁を読み齧ったまま1年ほど積読しておりました… 2015夏、数年に一度の蔵書棚卸(不要本の仕分)作業の際「あれ?未読だったわ」と手に取ってみたところ、とても良い本でした。(これは手元に残しておこう。) 前置きが長くなりました。ここ...続きを読むからレビューです。 主人公は民子、昭和臭漂う古臭い名前の中3。母を亡くしている。部活に打ち込むという正当な理由で煩わしいことから距離を置くなど、考え方のしっかりとしたコ。 と思いきや、次の章では主人公がバトンタッチ。 継母である宏子に代わる。 …冒頭まさか主人公が代わることを想定していなかったので、別の話になったのかと困惑したけれど、馴れてくるとこの語り手交代制はとても良かった。 1章 民子 2章 宏子(民子の継母) 3章 祥子(民子の実母・美智子の親友、陽一の母) 4章 亮太(民子の父) 最初 民子の視線から描かれていた世界が、他の人物から描かれることでどんどん厚みを増してゆく。 あの時のアレはそういうことだったのか!と気づき、登場人物たちの想いの深さに心打たれる。 1章では中3であった民子は章が進むごとに進級してゆく。そして民子と継母との関係性も変わってゆく。 民子の祖母と、宏子の母のセリフはとても深くてとても良い。ぜひ読んでほしい一冊。 最後に、個人的に胸に響いたくだりを2つ。 (ひとつは解説にも書かれていたくだり) (ここからネタバレ) 「本当のやさしさってのはね、自分のことは自分で全部背負い込んで、きっちり落とし前をつける強さがないと出てこないもんなの。そういう覚悟がある人だけが他人に本当にやさしくできるのよ」 いいかげんになるのではなく、肩肘張らずに「良い加減」に生活すること。たまには息抜きしているそんな自分のことをそれでいいんだよ、と許…(略) ↑ これほんと大事。わたしにも足りない部分
美智子と祥子、陽一と民子…幼なじみ中心に"とても優しく温かい"だけに終らせない物語。複雑な悲しみに乗るしっかりしたキャラ立ては婆ばあり、伯母親子あり、亮太あり…なのだが、痛みと切なさを貫通させない、極めつけの宏子さんとその母親は特筆だな!。時の流れと月の満ち欠けの背景のコントラス...続きを読むトの使い方も絶妙の良作♪。
夜の闇に降り注ぐ、月の光のように温かな作品。母親に先立たれた民子と母親の友人の息子、陽一。同じ学校に通う二人とそれを取り巻く家族の物語。月にまつわる4つの話が視点を変えながら語られていく。子供の健気さと強さに胸を打ち、親の教えの大切さを強く感じた。とても良い本に出逢えた。感動した。オススメ♪
月に関するエピソードで繋がる物語。4編から成り、それぞれの編で話し手が変わる。 人の感じかた考えはそれぞれで何が当たっているとかはよくわからないけど、ただ、人を思う気持ちは皆共通していると思った。 人のことを思い、許す、それで良いって言ってくれる、あたたかい思いが溢れている話。 優しい、読んでて安ら...続きを読むぐ。
それぞれがいろいろな想いを抱きながら生きている。章ごとに語り手が変わるので、それがよくわかる。想いあって、受け容れて、支えあう。不器用なやさしさ、厳しいやさしさ、見守るやさしさ・・・決してドラマチックな展開はない。日常の中に隠れている出来事をそっと紡ぎだした。そんな印象。民子のしなやかな強さ、宏子の...続きを読むおおらかなやさしさ。祥子の温かい眼差し。おばあちゃんの大きな愛情。不器用な父親。ひとりひとりの登場人物がみんな魅力的。本当にいい物語だった。
なんて温かくて優しいお話なのだろう。人は想い想われて、受け入れ合って、大切な人がいなくなってしまっても思い出をまた大切な誰かに紡ぎ続けて、そうしてこれからも生きていくのだろうなあ。親という存在についても考えさせられます。両親や祖母に会いたくなった。視点が変わる毎に別サイドから人物が見えるので、見方が...続きを読む変わるのも面白かったなあ。
第2回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。 解説の池上冬樹さんも書かれてますが、大賞でも良かったのでは。 まあ後に色々話題になった賞ですから、選定基準が曖昧なんでしょうな。 穂高さんには良い作品をどんどん書いて欲しいです。良かったです。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
月のうた
新刊情報をお知らせします。
穂高明
スカイエマ
フォロー機能について
「ポプラ文庫 日本文学」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
青と白と
アサギをよぶ声
明日は海からやってくる
かなりや
願かけネコの日
試し読み
群青ロードショー
これからの誕生日
小学館世界J文学館 トム・ソーヤーの冒険
作者のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲月のうた ページトップヘ