月のうた

月のうた

616円 (税込)

3pt

小学生の時に母を亡くした民子は、父とその再婚相手との三人暮らし。複雑な想いを胸に秘めていたが、亡き母の親友からある話を聞き、徐々に心を開いていく――それぞれの想いを鮮やかに掬い取った、切なくも温かな家族の物語。

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月のうた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    久々に一気に読んでしまった!
    こんなにストーリーの世界に入り込んだの自分でも驚きかも。
    母親に死なれて継母が来るという設定は、悪い流れかと思いきや、それとは全く逆で清々しい終わり方で気持ち良かった。
    短編集の中に、必ずといって月の存在が出てくるのですが、それも精神のリラックス効果というものでしょうか

    0
    2023年11月23日

    購入済み

    昌午くんのお母さん、、、

    民子目線だと優しい叔母になるんだけど、他視点からは嫁いびりのひどりおばちゃん、、、。
    2面せいがすごい

    0
    2021年06月24日

    Posted by ブクログ

    何も考えずに本のタイトルだけで買った。
    月が出てくる物語が読みたくて。
    .
    1つの家族の4つのお話
    語り手がそれぞれ違って
    娘の民子
    母親の美智子
    美智子の親友 祥子
    父親の亮太
    .
    民子の強さが切なかったり
    さっき出てきた心無いことが
    実はそうではなかったり
    ほろりとしてしまったり。
    .
    そして嬉

    0
    2018年01月13日

    Posted by ブクログ

    文章のリズムが自分のどストライクゾーンから少し外れていて、冒頭の一頁を読み齧ったまま1年ほど積読しておりました…

    2015夏、数年に一度の蔵書棚卸(不要本の仕分)作業の際「あれ?未読だったわ」と手に取ってみたところ、とても良い本でした。(これは手元に残しておこう。)

    前置きが長くなりました。ここ

    0
    2015年08月19日

    Posted by ブクログ

    美智子と祥子、陽一と民子…幼なじみ中心に"とても優しく温かい"だけに終らせない物語。複雑な悲しみに乗るしっかりしたキャラ立ては婆ばあり、伯母親子あり、亮太あり…なのだが、痛みと切なさを貫通させない、極めつけの宏子さんとその母親は特筆だな!。時の流れと月の満ち欠けの背景のコントラス

    0
    2014年05月17日

    Posted by ブクログ

    夜の闇に降り注ぐ、月の光のように温かな作品。母親に先立たれた民子と母親の友人の息子、陽一。同じ学校に通う二人とそれを取り巻く家族の物語。月にまつわる4つの話が視点を変えながら語られていく。子供の健気さと強さに胸を打ち、親の教えの大切さを強く感じた。とても良い本に出逢えた。感動した。オススメ♪

    0
    2013年03月02日

    Posted by ブクログ

    月に関するエピソードで繋がる物語。4編から成り、それぞれの編で話し手が変わる。
    人の感じかた考えはそれぞれで何が当たっているとかはよくわからないけど、ただ、人を思う気持ちは皆共通していると思った。
    人のことを思い、許す、それで良いって言ってくれる、あたたかい思いが溢れている話。
    優しい、読んでて安ら

    0
    2012年08月25日

    Posted by ブクログ

    それぞれがいろいろな想いを抱きながら生きている。章ごとに語り手が変わるので、それがよくわかる。想いあって、受け容れて、支えあう。不器用なやさしさ、厳しいやさしさ、見守るやさしさ・・・決してドラマチックな展開はない。日常の中に隠れている出来事をそっと紡ぎだした。そんな印象。民子のしなやかな強さ、宏子の

    0
    2012年05月05日

    Posted by ブクログ

    なんて温かくて優しいお話なのだろう。人は想い想われて、受け入れ合って、大切な人がいなくなってしまっても思い出をまた大切な誰かに紡ぎ続けて、そうしてこれからも生きていくのだろうなあ。親という存在についても考えさせられます。両親や祖母に会いたくなった。視点が変わる毎に別サイドから人物が見えるので、見方が

    0
    2012年03月29日

    Posted by ブクログ

    第2回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。
    解説の池上冬樹さんも書かれてますが、大賞でも良かったのでは。
    まあ後に色々話題になった賞ですから、選定基準が曖昧なんでしょうな。
    穂高さんには良い作品をどんどん書いて欲しいです。良かったです。

    0
    2011年07月08日

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