これからの誕生日

これからの誕生日

506円 (税込)

2pt

千春はバス事故で友人や教師を失い、一人生き残った罪悪感に打ちのめされる。そんな千春を取り巻く弟、伯母、担任教師、亡くなった友人の母親、新聞記者、ケーキ店店主という6人の視点で、人間が新たな一歩を踏み出してゆくまでの道のりを丹念に見つめる。明日を生きるための強さを優しく描きだした連作短編集。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

これからの誕生日 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    穂高 明さん、初読み。宮城県出身とのことで、馴染みのある地名が出てる。
    残された者の苦しみ、周りの見守り、嫉妬、何気ない言葉の暴力。主人公千春の視点はないものの、どうして良いか悩みながらも支える人間の視点から感じ取れる。
    生き残った自分、その人にしか分からない。でも、助けになるのは周り。そこで考え、

    0
    2024年06月03日

    Posted by ブクログ

    読みながら悲しみの涙が溢れ、読後には嬉し涙が溢れる傑作。穂高明の三作目の連作短編小説である。

    鳴子で起きた車の事故で、学校の友人や教師が亡くなる中、ひとりだけ助かった橋本千春の苦悩の日々…千春の周りの弟、亡くなった友人の母親、新聞記者、伯母、洋菓子店の店主の視点で物語は描かれる。それぞれの視点で展

    0
    2014年03月20日

    Posted by ブクログ

    「月のうた」「かなりや」に続き。
    とても久しぶりの穂高さんの作品読みました。
    -------------------------
    バス事故で、
    たった一人助かった少女。
    人知れぬ心の痛みを抱えて生きる、
    その先に――

    彼女が成長して大人になった時、
    悲しを享受して
    素敵に笑う姿を想像してみる。

    0
    2024年05月05日

    Posted by ブクログ

    「サバイバーズギルド」になってしまった千春。

    辛いのはいつの時代もいる、関係ない人達からの批判の無責任な書込み。

    本人の辛さはもちろん、千春の母の、どう対処していくかわからなくなっている感じや、担任だった先生が、千春のためには何かしてあげたいと思いながらも本音の感情も出てきてきまったり、その揺れ

    0
    2023年08月26日

    Posted by ブクログ

    自分だけが生き残ってしまった生還者の罪悪感を「サバイバーズ・ギルド」と言うのですね。事故の唯一の生存者である千春は助かった命に前向きに向き合う事が出来ず、笑うことも生きることにも罪悪感を感じ心を閉ざしてしまう。千春を取り巻く人達の心の機微が丁寧に書かれており、最後は前向きに進もうとする明るい未来が見

    0
    2020年05月18日

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    どうして私だけ生き残ってしまったの。たったひとり、少女はバス事故で助かった。深い心の痛みを抱えて過ごす日々の先に―。とりまく人々の心模様を絡めて描いた、優しい強さが沁みわたる「再出発」の物語。

    事故で生き残った人はどうやってその後の生活に戻って行けるのだろうと

    0
    2017年05月04日

    Posted by ブクログ

    痛くて苦いんだけれど、読み進めてしまう。
    優しく、少しだけ光が差す。
    人生そういうものかもしれない。

    0
    2014年07月20日

    Posted by ブクログ

    どうして私だけ生き残ってしまったの.バス事故で友人たちと教師を失った千春.一人だけ生き残った罪悪感と謂われない誹謗に苛なまれていく.本人,弟,伯母,担任教師,新聞記者,隣人と様々な視点で描かれる心の叫び.重たいテーマではあるが,優しい気持ちにさせてくれる連作短編.素敵な一冊でした.おススメします.

    0
    2014年04月27日

    Posted by ブクログ

    演劇部の合宿に向かったある日、千春の乗っていたワゴン車が東京の高校バレー部員を乗せたバスと衝突した。
    車が崖を落ちるほどの大事故で、助かったのは千春1人だった。
    そこから、千春の孤独な日々が始まる。
    「どうして私だけ助かったの…」
    家族、担任教師、亡くなった同級生の親たち、新聞記者、町のケーキ屋の店

    0
    2019年11月28日

    Posted by ブクログ

    気持ちが沈む作品でした!
    高校の演劇部に所属し、元気に過ごしていた千春さんは、バスの事故で顧問の先生と部活の仲間を全員亡くし一人生き残る。千春さんは生き残ってしまったことに罪悪感をだき、1人で苦しむ。

    寄り添おうとする弟の存在が助けです。
    励ましの言葉の無力さも感じます

    0
    2016年03月13日

これからの誕生日 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

双葉文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

穂高明 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す