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Posted by ブクログ 2023年08月26日
「サバイバーズギルド」になってしまった千春。
辛いのはいつの時代もいる、関係ない人達からの批判の無責任な書込み。
本人の辛さはもちろん、千春の母の、どう対処していくかわからなくなっている感じや、担任だった先生が、千春のためには何かしてあげたいと思いながらも本音の感情も出てきてきまったり、その揺れ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月18日
自分だけが生き残ってしまった生還者の罪悪感を「サバイバーズ・ギルド」と言うのですね。事故の唯一の生存者である千春は助かった命に前向きに向き合う事が出来ず、笑うことも生きることにも罪悪感を感じ心を閉ざしてしまう。千春を取り巻く人達の心の機微が丁寧に書かれており、最後は前向きに進もうとする明るい未来が見...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月04日
内容(「BOOK」データベースより)
どうして私だけ生き残ってしまったの。たったひとり、少女はバス事故で助かった。深い心の痛みを抱えて過ごす日々の先に―。とりまく人々の心模様を絡めて描いた、優しい強さが沁みわたる「再出発」の物語。
事故で生き残った人はどうやってその後の生活に戻って行けるのだろうと...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月28日
演劇部の合宿に向かったある日、千春の乗っていたワゴン車が東京の高校バレー部員を乗せたバスと衝突した。
車が崖を落ちるほどの大事故で、助かったのは千春1人だった。
そこから、千春の孤独な日々が始まる。
「どうして私だけ助かったの…」
家族、担任教師、亡くなった同級生の親たち、新聞記者、町のケーキ屋の店...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月25日
辛いけれどページをめくる手がとまらなかったです。
バス事故でじぶんだけが生き残ってしまった主人公とその周りで生きている人々の視点から描かれた作品。
それぞれの気持ちが丁寧に描かれているからこそ上手く伝わらない部分にモヤモヤしたり悔しくなったりしました。
ゆっくり時間をかけて生きていく。
明...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月27日
穂高さんの本は初めて。
読んでみたいと思っていた作家さんのひとり。
高校生の千春。
バスの事故で友人、教師が犠牲になる中、たった一人助かった。
罪悪感にさいなまれる千春。
千春を支えたい家族、担任教師。
亡くなった友人たちの家族の千春への思い。
この事故を取材する新聞記者。
苦しい現実。
伝わら...続きを読む
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