無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
穂高明『むすびや』双葉文庫。
相変わらず穂高明が紡ぎ出す物語は柔らかで、温かく、心地がよい。
おむすび屋を舞台にした人びとの暖かい心に包まれる物語。大学を卒業したものの、就職活動で全敗し、家業のおむすび屋を手伝うことになった主人公の結は、おむすび作りに実直に取り組む両親の姿を見ながら、少しずつ成長していく。
主人公の結という名前とおむすび…かつての東北地方では…
穂高明という作家を知ったのは『月のうた』という、何とも言えない哀しさと温かさを感じる作品だった。次に読んだ『かなりや』は、不思議なストーリーとその中に込められた強いメッセージに驚かされた。二作ともに甲乙付けがたい傑作だと思う。この『むすびや』も二作を脅かすほどの秀作である。この『むすびや』を読み、内海隆一郎のハートウォーミング作品を思い出した。
Posted by ブクログ
「お寿司屋の父親と違って、握れないから『おにぎり』よりも『おむすび』の方がいいかな」という父親の言葉でお店の名前が決まった「むすびや」。就活に全敗して、むすびやではたらくことになった息子の結と周囲の人たちの物語でした。
この「むすびや」のおむすびがとてもおいしそうでした。炊きたてのごはん、手作りの具材、そして海苔を使い、しかも握りたてを食べられるなんて、とても贅沢。おにぎり2個と漬け物、みそ汁付きのむすびやセットを食べたくなりました。今はお米が気軽に買えなくなったから、余計にそう思ったのかもしれません。
お店で働いていくうちに徐々に前向きになり、自分の名前に誇りを持った結のこれからが楽しみになる物語でした。
1.おかか
2.梅
3.生たらこ・焼きたらこ
4.味噌汁
5.鶏そぼろ
6.糠漬け
7.キムパブ
8.鮭
9.赤飯
10.昆布
11.きゃらぶき
12.筋子
13.かやく
14.塩むすび
Posted by ブクログ
就職活動で全敗し、家業のおむすび屋を手伝うことになった結。
実家の商売に子供の頃からコンプレックスを抱いてきた結だが、 おむすびに実直に向き合う両親の姿を目の当たりにし、徐々に気持ちが変わってゆく。
亡き祖母が「結」という名前に込めたある想いも、前途を温かく照らしだす――。
一人の青年の新たな出発を描いた成長物語。
実家のおむすびやを手伝うことになった男の子。最初はやる気が感じられず、しぶしぶ…という感じだったけれど、だんだん前向きに仕事に向き合うようになっていく。結の周りの人たちが語り手になる回もあり、みんな仕事のことで色々悩みながらも、がんばっている。そして、温かさを求めておむすびを食べる。私もおむすびを食べてがんばろう、としんみり思ったお話でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。