スカイエマのレビュー一覧
-
子供の本を何気なく手に取って読み始め、気になって最後まで。
いじめがテーマの子供向けの内容だけど、最後は明るくいい形の終わり方。いじめのきっかけって確かにこういう感じなんだろうと思うけど、なかなかこの本のようにいい方向に向けるのが難しい。
罪悪感でもやもやした時に行動する勇気とか、いじめに直接関わっ...続きを読むPosted by ブクログ -
辰島で生まれ育った竜太は漁師をめざしていた。最近移り住んできた灯子が、文化祭の出し物として、島の良さを知ってもらえるローカル新聞を作ると言い出した。島の長老トクさんに島のことを聞いたり、地元食材の料理レシピを取材したり、竜太も知らなかった島の魅力が浮き彫りになっていく楽しさ。一方で、自然の厳しさを思...続きを読むPosted by ブクログ
-
島で暮らす少年、竜太は祖父、父と代々続く漁師の仕事を継ぐ気でいる。しかし、島を出ていた兄・航平が戻ってきて漁師の仕事を始めたり、都会から島に越して来た同級生・灯子に惹かれていくうちに自分の生き方を自問する…
都会の子にこそ読んで欲しい物語。きっここんな世界は想像もつかない、もしかしたら読んでもこの...続きを読むPosted by ブクログ -
解説にもあったが、これはいい小説だと思う。
たった一つの心残り…不満は、婆ばの視点で綴られた章がなかったこと。
彼女が唯一の第三者のように思えたからだ。唯一、登場人物すべてを俯瞰して見られる人だと思うからだ。
それを除けば、本当にあったかい。いい小説だ。Posted by ブクログ -
アルバイトをやめるにあたり、パートさんの知人が書いたというこの本をいただいた。三途の川、煉獄らへんの話。児童書はこどもらしさを出すために子供を馬鹿にした表現をしがちだが、この本はそういうところがあまりなく好感が持てた。Posted by ブクログ
-
この小説は、20世紀を代表するフランスの偉大な哲学者、彼のサルトルの「実存主義」を具現化したように感じた。
多くは語るまい。が、とても素晴らしかった。
読んで、決して後悔はしないと言い切れる。満足のいく一冊だ。Posted by ブクログ -
母を失くした少女"民子"と継母となった"宏子".そして二人を包む愛の物語.お友達おススメの一冊.やっと読めました>w<
優しくて,切なくて,温かく,愛おしい.愛が凝縮したような素敵な一冊でした.僕は特に,宏子に共感.素直に素敵な女性だと思いました♪Posted by ブクログ -
いろいろあっても家族の繋がりはいいなあと思わせる話だ。母を病気でなくした民子、その継母となる宏子、母の友人の祥子、民子の父の亮太。それぞれの視点から家族を見つめる視線が優しい。Posted by ブクログ
-
スカイエマさんの表紙ってつい、手に取ってしまいます。
…学校で走れないことを悩む男の子。そんなときに昔から可愛がってくれた、知り合いのおじいちゃんが亡くなってしまう。
忙しかったのもあるだろうけど、疎遠になってしまっていたことを悔やむ。
大好きだったのに…
そんなときに不思議な少年が現れて、彼...続きを読むPosted by ブクログ -
大好きなおじいちゃんが亡くなった。
お葬式の日、やることがなくふらふらしていると、「ヒサオ」という少年が「走ろうぜ」と声をかけてきた。ヒサオは本当に楽しそうに走る…。
そして、柚子の木の下に植えてあった宝物を「ユウコ」に渡してくれと頼んで、去って行った。
ヒサオはおじいちゃんだったんだ…。
大切な...続きを読むPosted by ブクログ