スカイエマのレビュー一覧
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人間が、いつの間にか、意図せずに抱えてしまっている不安や負担や重荷。
どうすればいいのかわからなくなって、一人でそれらを抱え込んで。
そうすることでまた重くなって。
そういうとき誰にでも、
救いの手を差しのべてくれたり
喝をいれてくれる人がいるということ。
忘れちゃうけど忘れたくないなあPosted by ブクログ -
誰もが秘密を抱えている。やるせなさを感じている。
でも、それでも格好悪くてもいいから生きていこうと思える、そんな作品。
(かといって完全な前向きな話ではないところもしっくりくる)
一つ一つが全くの単独の話ではないのもまた面白い。Posted by ブクログ -
夜の闇に降り注ぐ、月の光のように温かな作品。母親に先立たれた民子と母親の友人の息子、陽一。同じ学校に通う二人とそれを取り巻く家族の物語。月にまつわる4つの話が視点を変えながら語られていく。子供の健気さと強さに胸を打ち、親の教えの大切さを強く感じた。とても良い本に出逢えた。感動した。オススメ♪Posted by ブクログ
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舞台や登場人物は共通で4人の主人公の生活、生きることが描かれた物語。ファンタジー小説だけどあまりそうと感じないもっと日常に近い4つの話だった。
人の優しさを感じてじんわり出来て前向きになれる本。Posted by ブクログ -
転校してきたばかりの江本のめがねを割ってしまった。しかもそれを本人のせいにして。その日の帰り道、江本は転んで骨折し入院した。病院にあやまりに行ったぼくに、江本は言った。「必ずリベンジする」 その日からいやいや江本のパシリのようなことをしているうちに、ぼくは江本の意外な一面を知る。そして二人の間に微妙...続きを読むPosted by ブクログ
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雨続きで、クラスも僕(沢田直人)も苛ついていた。10日ほど前に転入してきた江本は、太っていて、とろくて、分厚いメガネをかけていて、なんだか女っぽいので、影でオネエと言われていた。その江本がぶつかって、僕のペンケースが落ち、大切な鉛筆キャップが壊れてしまった。僕は江本のメガネをクラスのみんなと投げ合っ...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルがすごく効いてる!
ザラリとした始まりからどんどん話に引き込まれた。
友だちとか親友とかっていう定義なんて関係なくて、相手を思いやることができたら、もう友だちなんだなぁ。
この話、好きだな。Posted by ブクログ -
第2回ポプラ社小説大賞優秀賞受賞作。
解説の池上冬樹さんも書かれてますが、大賞でも良かったのでは。
まあ後に色々話題になった賞ですから、選定基準が曖昧なんでしょうな。
穂高さんには良い作品をどんどん書いて欲しいです。良かったです。Posted by ブクログ -
じいちゃんが死んだとき思い出した。どうして教えてくれなかったのか。
ただ自分が受け入れられないからではなく、周りの状況を考慮してだろう。それに対して文句は言ってはいけない。
心がほっこり暖かい気持ちになれる本だ。なによりばあちゃんと陽一の母の優しさがいいPosted by ブクログ -
かなり不思議な5つのお話し。「未来の手紙」では、自分で自分を励ます小学生が登場。やがて大人になった彼、しかしその心には5年生の頃と同じ弱さが潜んだままだった。スカイエマさんの挿絵も魅力です。Posted by ブクログ
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2回目か3回目。物理は苦手なのでそこの部分で、星ひとつ減点。悩みのない人はいない。幸せってなんだろう。自分らしく生きるとは?お金を稼ぐとは?などなど考えてしまう。何かの役割を全うするために生きるのだろうか。完璧に全うなどできなくても。Posted by ブクログ
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リアルすぎて悲しい。
こんな世の中にはなって欲しくないなぁ
でも、日本にもホームレスや貧困の人は思っている以上にたくさんいる。
本の中だけの世界ではけっしてない。Posted by ブクログ