スカイエマのレビュー一覧

  • 願かけネコの日
    願かけに行った帰りに事故で死んだコースケは、その願いをかなえるために現世に戻ってくる。残された時間は127時間44分!? 

    死から戻ってきた主人公の物語というとアレコレ思い出しますが、これはそこにテニスを絡めて青春ものとしての色合いを強めています。
    那須田作品の中学生は飄々として大人びているイメー...続きを読む
  • アサギをよぶ声 そして時は来た
    父親の罪を背負い、村で仲間外れにされているアサギが、何もないところから始めることのできる自分の力を信じて、モノノミカタ(=ものごとをありのままに見て、なにものにもとらわれずに、その意味するところを考えること)を駆使して運命を切り開く物語。

    面白かった。オモテから見える姿とウラから見る姿、それに立ち...続きを読む
  • アサギをよぶ声 新たな旅立ち
    背負わなきゃいけないものって、なんでこうも容赦ないんだろう。現実を生きてると、何もかもをそのせいにしたくなることがある。でもそれって甘えだ。どんなときだって自分で切り拓くしかない。努力なんか報われないことのほうがずっと多い。でも、努力は成果じゃなくて過程だとか、よくキレイごとなカンジで言われるけど、...続きを読む
  • アサギをよぶ声
    最初からどうしてもこれをやりたいと思って、自分の好きな道を見つける子も、いるだろう。でも、もしかしたらアサギのように、親の反応がその子の方向性を決めていることもあるんじゃないかと思う。
    親がみんな強いわけじゃない。自分自身が誰よりもかわいいと思っている親だっている。
    そこをまっすぐ書いてくれているの...続きを読む
  • 優しいおとな
    読むにつれ悲しくなり結果が気になった。
    結果、どうなったか分からないんだけど‥
    誰か教えて。
    怖い世界を読みました。
  • 群青ロードショー
    Tぬがとにかくきゅんきゅんします!とオススメしてくれた本。
    も、ほんと、きゅん!きゅん!しました。
    3年周期で友達が変わってしまう(終わってしまう)陽。
    転勤族だった私にとってはかなり共感してしまうところ。
    好きなジャンルは違っても、とにかく映画が好きな4人が高校最後の1年で自分たちのための映画を撮...続きを読む
  • 群青ロードショー
    「自分たちのために映画を撮ろう」
    映画好きな女子高生4人は高校最後に、仲間たちと過ごす楽しい今を残そうと映画作りを始める。
    撮影を通し、気付く仲間の新たな一面、強まる絆。手探りで始めた中、完成した映画とは?

    学校への不満、閉塞感を形で示し、打ち破った最後の爽快感。
    読後、いつか成長した彼女たちが映...続きを読む
  • 優しいおとな
    貧富の差が拡大して荒廃した日本。ホームレス、地下世界…テーマは重い。
    親を知らないイオンの目からその世界を見る。
    次々に展開する話に引き込まれた。
  • 優しいおとな
    わたしは?どっちつかずなおとな。
    貧困、逃避、自棄、愛着、無関心、優しいおとな、優しくないおとな、どっちつかずなおとな、登場人物に大人は少ないけど多分みんな優しいおとな。
    最後の救いがあって助かった。
  • 「リベンジする」とあいつは言った
    沢田は山下と橋口一緒に江本の眼鏡を奪って、キャッチボール?みたいな事をしていた。途中で沢田は江本の眼鏡を落としてしまった。そこに、林さんが走ってきて、その眼鏡を割ってしまい、そのせいで江本は帰りに、段差で転んで、骨折してしまった。
    沢田は江本の病院に見舞いに行った。
    (えらい!)
    それからは、沢田は...続きを読む
  • アサギをよぶ声 そして時は来た
    おもしろかった。
    完結編。

    救えた人と救えなかった人と。
    なかなか1人の少女には重すぎる展開。
    なのに、よく頑張ったなあ。

    結局「声」とはなんだろう?
    直観?客観視?観察力?
    迷い躊躇いつつも、選んで進んでアサギは戦った。

    いやあ、ほんと見事。
  • 月のうた
    早くに母を亡くした民子はしっかり者の祖母にきちっと育てられる。継母のほうがのんびりキャラ。陽一とその母とのつながりなど、なかなかよかった。
  • アサギをよぶ声
    アサギの生きざまの物語だなと思いました。生き方ではなく生きざま。
    事実を見つめて「次は何をするか」と考えて行動に起こすことを知ったアサギは翼を手に入れたかのようで、知識は武器だなあと改めて。

    親友の娘を指導するハヤはジグロみたいだなーあっという間にファンになりました。かっこいいよー!
  • アサギをよぶ声 新たな旅立ち
    前作を読んでこの後があったらいいな、と思っていたのは私だけではないハズ!!新しい冒険の始まりにページをめくる手が止まらなくなりました。戦士ではないけれど、自分の中のどうにもならない気持ちやや村のしきたりや人間関係と戦うアサギの姿を追いかけたい気持ちになりました。
  • アサギをよぶ声 新たな旅立ち
    続きが読みたいと思っていたのでまた読めて嬉しい。

    戦士の道は閉ざされたものの、自らの力を信じて前に進もうとするアサギだが、女屋での機織りの仕事にはやはり魅力を感じず、つらそう。
    しかし、思いがけない展開で再び弓を手にすることになる。

    なんとなく縄文文化と弥生文化の対決っぽく。
    塩、という重要なも...続きを読む
  • 明日は海からやってくる
    2014年出版と新しいけれど、ラノベっほ°いところがなく、日常を描いたものとしては骨太な感じだった。こういう素朴で落ち着いたものも、まだ出版できるんだ……とほっとした。
  • 優しいおとな
    福祉システムが破綻した日本が舞台。スラム化したかつてのシブヤの野宿者、イオンは闇を根城にする若者たちと出会い、アンダーグラウンドに足を踏み入れる。NGO「ストリートチルドレンを守る会」。女性ホームレス集団「マムズ」。彼の「優しいおとな」はどこにいるのか…?

    「平等」とは?「優しさ」とは?「闇」と「...続きを読む
  • 優しいおとな
    スラムからアンダーグラウンドな世界へ足を踏み入れる少年イオン。サバイバル感がドキドキさせるけど、やっぱりさみしそう。
    優しいおとな、優しくないおとな、そしてどっちつかず。
  • 月のうた
    初、穂高明さんでした。
    夜明けのカノープス、アンソロジー「東京ホタル」の「夏のはじまりの満月」のように星空とのつながりが深いのですね。

    まだ幼い頃母親を亡くし、父、おばあ、継母、そして亡き母の友人、幼馴染の陽一とともに育った民子。しっかりし過ぎで自分に甘えない民子の姿が周囲の4人の視点で描かれてい...続きを読む
  • 六丁目 不自然な街
    ホラー色薄め。
    読み終わった後、誰かとあーだこーだと語り合いたい。次の日、昨日見たバラエティー番組について語るごとく。

    しあわせな家族/濱野京子
    不自然な街/伊藤美香
    教科書の精/如月かずさ
    奇跡の子/次良丸忍
    決めるのは本人だ/眉村卓