スカイエマのレビュー一覧
-
父親の罪を背負い、村で仲間外れにされているアサギが、何もないところから始めることのできる自分の力を信じて、モノノミカタ(=ものごとをありのままに見て、なにものにもとらわれずに、その意味するところを考えること)を駆使して運命を切り開く物語。
面白かった。オモテから見える姿とウラから見る姿、それに立ち...続きを読むPosted by ブクログ -
背負わなきゃいけないものって、なんでこうも容赦ないんだろう。現実を生きてると、何もかもをそのせいにしたくなることがある。でもそれって甘えだ。どんなときだって自分で切り拓くしかない。努力なんか報われないことのほうがずっと多い。でも、努力は成果じゃなくて過程だとか、よくキレイごとなカンジで言われるけど、...続きを読むPosted by ブクログ
-
わたしは?どっちつかずなおとな。
貧困、逃避、自棄、愛着、無関心、優しいおとな、優しくないおとな、どっちつかずなおとな、登場人物に大人は少ないけど多分みんな優しいおとな。
最後の救いがあって助かった。Posted by ブクログ -
沢田は山下と橋口一緒に江本の眼鏡を奪って、キャッチボール?みたいな事をしていた。途中で沢田は江本の眼鏡を落としてしまった。そこに、林さんが走ってきて、その眼鏡を割ってしまい、そのせいで江本は帰りに、段差で転んで、骨折してしまった。
沢田は江本の病院に見舞いに行った。
(えらい!)
それからは、沢田は...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろかった。
完結編。
救えた人と救えなかった人と。
なかなか1人の少女には重すぎる展開。
なのに、よく頑張ったなあ。
結局「声」とはなんだろう?
直観?客観視?観察力?
迷い躊躇いつつも、選んで進んでアサギは戦った。
いやあ、ほんと見事。Posted by ブクログ -
アサギの生きざまの物語だなと思いました。生き方ではなく生きざま。
事実を見つめて「次は何をするか」と考えて行動に起こすことを知ったアサギは翼を手に入れたかのようで、知識は武器だなあと改めて。
親友の娘を指導するハヤはジグロみたいだなーあっという間にファンになりました。かっこいいよー!Posted by ブクログ -
前作を読んでこの後があったらいいな、と思っていたのは私だけではないハズ!!新しい冒険の始まりにページをめくる手が止まらなくなりました。戦士ではないけれど、自分の中のどうにもならない気持ちやや村のしきたりや人間関係と戦うアサギの姿を追いかけたい気持ちになりました。Posted by ブクログ
-
続きが読みたいと思っていたのでまた読めて嬉しい。
戦士の道は閉ざされたものの、自らの力を信じて前に進もうとするアサギだが、女屋での機織りの仕事にはやはり魅力を感じず、つらそう。
しかし、思いがけない展開で再び弓を手にすることになる。
なんとなく縄文文化と弥生文化の対決っぽく。
塩、という重要なも...続きを読むPosted by ブクログ -
2014年出版と新しいけれど、ラノベっほ°いところがなく、日常を描いたものとしては骨太な感じだった。こういう素朴で落ち着いたものも、まだ出版できるんだ……とほっとした。Posted by ブクログ
-
スラムからアンダーグラウンドな世界へ足を踏み入れる少年イオン。サバイバル感がドキドキさせるけど、やっぱりさみしそう。
優しいおとな、優しくないおとな、そしてどっちつかず。Posted by ブクログ -
ホラー色薄め。
読み終わった後、誰かとあーだこーだと語り合いたい。次の日、昨日見たバラエティー番組について語るごとく。
しあわせな家族/濱野京子
不自然な街/伊藤美香
教科書の精/如月かずさ
奇跡の子/次良丸忍
決めるのは本人だ/眉村卓Posted by ブクログ