スカイエマのレビュー一覧

  • 優しいおとな

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    福祉システムが破綻した近未来の日本を舞台に、ホームレスの若者・イオンが探し求める希望を描く衝撃の長編。
    作品の発表時がリーマンショック直後ということで、若者の貧困や派遣切りなどが社会問題になっていた。暗い世相を反映して物語も陰鬱で、かつ高揚感もない。桐野作品の中ではあまり記憶に残らない作品。

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    2018年01月16日
  • 優しいおとな

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    福祉システムが破綻した日本。スラム化したシブヤのなかで生きるホームレスの若者たち。
    ありそうな生々しさ、息苦しさが漂う作品だった。
    読み進めるのはきつかったけれど、途中でやめられない力強さがあった。映像が見えてくるような感じ。
    『誰かと仲良く暮らすということは、響き合う楽しさを知ることだ』の言葉がしみた。

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    2017年11月06日
  • アサギをよぶ声

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    ちょっと期待しすぎたかも。
    当たり前だけど児童書でした。
    いや、これでは本好きな子供には「なんか浅いなあ」と思われてしまうと思う。

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    2017年07月08日
  • かなりや

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    ネタバレ

    苦しい思いをして、つらい思いをして、それでも人は生きていく。苦しさの中に見える、人と人との関わりの優しさ、温かさに心をじんわりと暖められるお話でした。

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    2016年10月27日
  • アサギをよぶ声

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    読みやすく、そこそこ面白い。この本はまだ始まりで、これから物語がどう展開し、纏まるかが、作品の価値になるだろう。
    村八分にされている娘が、他の娘とは違う、男と競って戦士になることを決意するわけだが、見た目美人で戦士的な才能があるという御約束の設定には、大人としては鼻白むし、選ばれし戦士には「声」が聞こえるというのも、読み手に説得力があるように書けるのかという不安を抱かせる。
    でも、まあ、続きを読んでもいいかという気持ちにはなった。
    それにしても、スカイエマは売れっ子だと理解していても、絵が荒れてないか。PCで描くことは否定しないが、それは一定のクオリティがあればこそ。手描きより劣るならやめた方

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    2016年02月11日
  • 明日は海からやってくる

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    『地球のまん中 わたしの島』の続編だった・・・。
    もちろん、『明日は海・・・』から読んでもいけるのですが。

    離島・辰島に暮らす竜太(りょうた)・中学2年。
    同じく中学2年生は東灯子。中学1年の勇気と、島で中学生は3人だけ、小学生も6人の小中併設の分校に通っている。周囲3キロほどの小さな島の住民のほとんどは漁業に携わり、本土の町へは高速定期船が1日1往復あるのみだ。

    竜太の家も漁業をしているが、同級の灯子の家は、島で唯一の民宿をはじめて5月に転入してきたばかりだ。
    9月。2学期に入って、灯子の発案で、辰島ニュースという新聞を作るため、竜太と勇気は、島の歴史に詳しいトクさんを訪れた。記事にする

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    2014年11月27日
  • 月のうた

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    ポプラの文学賞受賞って、あのヒロくんの次?

    それはさておき、この作家さんを全然知らなかったのだけれど、この作品はツボ。
    もんのすご~く手馴れているわけじゃなくて、初々しいっていうか、大事なことがストレートなところが、良いなあ~

    お母さんとなった、祥子さんと美智子さんの高校時代の物語に涙・・・
    婆ばに宏子さんの母親が、カッコいいなと思えるのは、私がその年齢に近いからかもね。
    生きるっていうのは、若いだけじゃどうにもならないことが大きいんだよね、きっと。
    民ちゃんは例外中の例外。
    心が鍛えられたから、人にやさしくなれる稀有な存在!

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    2014年10月15日
  • ぼくとあいつのラストラン

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    じいちゃんが死んだ日、武は自分と同じくらいの男の子ヒサオと出会う。初めてあったのにヒサオは何故かなつかしい。意気投合して二人で走ったり、相撲をしたり。別れ際にヒサオは宝物の隠し場所を武に教え、「ユウコに教えてくれ」と頼む。ユウコっていったい誰??

    時空を超えた贈り物。初めて味わう身近な人の死と向き合う少年へのやさしい気持ち。

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    2014年10月06日
  • 優しいおとな

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    桐野作品の中では毒が薄くて読みやすいけれど、何か中途半端なまま終わってしまった感じ。ただただ切なくて、桐野作品なのに毒がまわってこないのが不思議でした。何が言いたかったのかわからないままになってしまったけれど表にでない部分でやはり毒が潜んでいる気がします。

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    2014年10月04日
  • 優しいおとな

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    福祉制度が崩壊した日本においてホームレスとなった子供たちが生き抜いていく姿を描いているというもの。近未来小説か、すでに現実か。爽やかさのかけらもない書きっぷりは恐ろしさもあるが、作者はここで何を描きたかったというのか今ひとつ受け止められず。地上とアンダーグラウンドの対比はどういう意味があったのだろう。

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    2014年08月14日
  • 「リベンジする」とあいつは言った

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    イライラしていてつい意地悪してしまう事ってある、調子に乗って、ひっこみがつかなくなってしまう事ってある。それを認めて挽回しようともがく主人公。それは分かる。
    が、いじめられる側の少年に今ひとつ感情移入できなかったなあ。

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    2014年07月12日
  • アサギをよぶ声

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    ネタバレ

    古代(狩猟の時代から村が形成されてきたころ)の日本、設定でしょうか。

    アサギの村では十二歳になると、女の子は女屋に、男の子は男屋に入る決まりになっていた。
    アサギは母子二人暮らし。村のはずれに住んでいる二人は、昔のある事件をきっかけに、差別されている。
    家に男の子がいないので、配給も少ない。
    アサギは十二歳になるが、女屋に入れるかもわからない。男の子なら、男屋に入って戦士に選ばれるため修行し、戦士になれれば配給も多くなる。
    女の子であるために、母からいつも愚痴を言われているアサギは、
    ある時、掟をやぶってハヤという戦士から弓の指南を受ける事にした。戦士になる試験は弓当てだからだ。
    アサギとハ

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    2014年06月30日
  • 「リベンジする」とあいつは言った

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    インパクトのあるタイトルに惹かれて手に取りましたが、
    意外とありきたりな設定と展開でした。
    もう少し「いじめられっ子のリベンジ」らしい話を期待していたのですが…。

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    2014年06月20日
  • 優しいおとな

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    読み終わってなんかかなしい。ハッピーエンドではない。現実的というか。

    思ったのは、村上春樹の地下におりて何かを得たり失ったりする概念的な話。
    あれが現実的で概念じゃなくなって経験や体験で表現したのがこの作品なのかなと思った。
    作家は地下の深いところをみてるんだなと思った。書くことは同じで書き方が違うだけ。だから作家になれるし食べていける。
    なんか、もう少し救いのある話が良いな。桐野夏生っぽいといえばそうなのかもしれないけど。2作目だからなんとも。
    2014.06

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    2014年06月14日
  • ブルースマンと小学生

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    始めは、男の子のイライラさが先走っているように感じたが、後半に進むに従って、気持ちがわかる感じだった。

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    2014年05月01日
  • 「リベンジする」とあいつは言った

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    中学生向けなんだろうが、実はなかなか深いテーマが隠されていて、読みようによっては大人でも考えさせされる。よくできた小説。

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    2014年03月29日
  • 優しいおとな

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    ネタバレ

    数年前に、読売新聞の土曜版に連載されていたもの。

    エピローグがよかったかな。
    (乙一の『失はれる音楽』みたいだったけど)

    イオンを軸に、関わった人々が結びついているようだった。

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    2014年01月12日
  • かなりや

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    各話、ちょっと意外な登場人物が順番に主人公になっていて、主観と客観の読み比べ面白かった。
    短編の中の登場人物は繋がっていて、そのために物語も繋がってはいるのだけど、物語の核となっている主人公の影が薄いと感じた。
    短編を跨ぐ、1冊を通しての軸が半分より手前でポキッと折れていた感じ。最初の2つが連続した話だと思っていたらいきなり他人の話が始まって、「え、なになに?」って感じで、その後特に触れるわけでもなかったので、最初のあれは何だったの?という思いが残った。
    あと、各話にいちいち裏の世界の説明が入るのが面倒くさかった。

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    2013年11月23日
  • 優しいおとな

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    路上生活者が溢れる繁華街を舞台に孤独を恐れずに生きようとする少年の物語。スラム化した街の描写や飢えに苦しむ人々の様子が真に迫り胸をざわつかせる。遠くない未来を見せられているようで閉塞感に満ちた救いのない話であり、最後に仄かにさす希望の光でさえあまりにも弱々しく映る。

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    2013年10月20日
  • 優しいおとな

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    福祉制度が崩壊した世界

    子どもは,戦うか収容されるか
    地上にいればホームレス
    地下にもぐれば,さらに暗い世界

    子どもを育てるために,共同体を作る女たち
    イオンの成長?変化?が著しいです

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    2013年10月13日