あらすじ
朝宮陽は、引っ越しや進学で三年周期で友達が入れ替わってきた。そんな陽を支えていたのは、映画。高校に入ってからは、映画好きの生徒四人で集まって、映画を観てばかりいる。進級して三年生になった陽は、卒業して友人三人との縁が切れてしまわないように、自分たちの映画を撮ろうと言いだして? 性格も趣味もバラバラの少女たちの、疾走する青春グラフィティ!
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Posted by ブクログ
進学校。
映画に魅せられた4人の女子高生が、
青春を記録に残すために映画を撮る。
青春には未来がある。
青春には過去もある。
過去を受け継ぎ、
ときに清算し、
大人に羽ばたく蛹の期間。
ラストシーンは物語の要請よりも
作者の書きたい欲が上回った場面のように見えたけれど。
映画が題材なら、そういうテーマを書きたくなるのはよくわかる。
抑圧と開放。カタルシス。
Posted by ブクログ
Tぬがとにかくきゅんきゅんします!とオススメしてくれた本。
も、ほんと、きゅん!きゅん!しました。
3年周期で友達が変わってしまう(終わってしまう)陽。
転勤族だった私にとってはかなり共感してしまうところ。
好きなジャンルは違っても、とにかく映画が好きな4人が高校最後の1年で自分たちのための映画を撮る。
いおりの脚本がうまく自分たちを投影していて、一緒に泣きそうになってしまった。
こんなふうに友達と過ごす時間をもう一度持てたらなぁなどとちょっと思ってしまった。