佐原ミズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマイガールが有名な人ですが、わたしはスキマスイッチとのコラボのスキマ式がすごく好きになって追っかけるようになった作家さんです。
この作品は、非常に気になっていたのですが、(映画にもなってるし、翻訳は蓮池薫氏だったりするしそれなりに話題でしたよね)もうあらすじ読むと、絶対にあることを超えなくちゃいけない。
そこに絶対にいくに決まっているので、あまりにも重いでしょーってことで読んでなかったんですよ。
マイミクの方が最近映画の感想を書いていて、あーやっぱり読もう。って思って読みました。
読んでよかった。
でもすごくつらい。
佐原さんの透き通るような絵が作品の雰囲気にあってます。
だからこそ、祐が殺人を犯したのか、その暴力的な瞬間というシーンは痛ましい。
自分が大事なものは、誰にでもではない。
そして闇は誰もが抱えていて、それが惹きあって強烈な化学反応のような爆発に転じる場合もある。
悪い場合もあれば、いい場合もある。
そんなことをなんとなくつらつらと寝不足気味の頭で考えつつ読みました。 -
Posted by ブクログ
原作は別の方だそうですが。佐原さんが描くことによって、よりいっそうその世界観を突き付けられたときに、ぎゅっとなるというか。
物事って結局は視点によるんですよね。
大河ドラマは特に分かりやすい。例えば江戸末期、倒幕派を中心に描くなら幕府側が悪者になりやすい。新選組!と違って、龍馬伝の新撰組を怖いと感じたように。悪があると分かりやすいっていうのもあるんだろうけど。
でも誰が悪いとか、悪くないとか。可哀想だとか、幸せだとか。そういうのは全部誰かの目線で見た時の感想でしかないから。客観的にっていうのは、私たちが人間で在る限り無理なのかもしれない。主観で生きざるを得ないんだろう。そういうことを考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ遠野先生が良い人。
友達に会いに来ただけなのに患者さんを診てくれて
そういう人だからこそ落ち込んだのだろうな。
医者も人間だから間違いもするし落ち込みもする。
「医者に大丈夫って言われたら信じるしかない」
はよく分かるのだが、戦って良いと教えてくれるブッキー先生が良い。
中には偉そうに俺の診断にケチをつけるのか、
というタイプの医者もいるので難しくはあるが、
こうやって言ってくれるような人がかかりつけ医だと
本当に安心だなと思う。
子供にキムチやマスタードを食べさせるなんて
ちょっと常識的にどうかと思う。
これで育メンだと思っているから怖い。
それでも言ってくれる同僚、医者を紹介してくれる上司、
そしてそれを聞く耳があったのが救い。
失敗を悔いる父親に、娘は父親のことを
「普通に好きでしょ」とすっぱり言ってくれるのが流石だ。
善意のつもりなのだろうが、ママのアトピーを
半分子供が背負ったと言われて喜ぶ訳がないのに。
愛犬が死んだ時、飼い主の不幸を持って行ってくれたんだ
と葬儀場の人に言われて腹がたったことを思い出した。
過干渉の親になってしまった原因はほぼこの医者のせいだろう。
さやちゃんがお母さんを嫌いな訳ではないし
してくれたことがありがたいとも思っていて、
友達の弟のことを心配して病院まで付き添ってくれるの
本当に良い子だな。
自分の子供が病気かもしれないと指摘された時
受け入れたくなくて否定してきちんと検査もしない
というのは良くないと思うのだが
もの幼稚園の先生はどの子の親にも嫌な指摘事項を
言ってばかりのように感じる。
自分のやりたい事と周りが許してくれる妥協点を探って
元気に生きていくだけ。
ブッキーの言葉は本当にほっとするし、山根さんが同じ用に不安なお母さんに
アドバイスができるようになっているのも素晴らしい。
時間がかかる分勇気がためられるという言い方が素敵だし
大丈夫とかしっかりしろとかじゃなく「私も泣きました」
と言ってくれるのが安心するだろうな。
お母さんが娘と向き合おうとしているのに
父親は医者に文句を言いに行くというのが
如何にも駄目な男親なのだが、
それに対して冷静にはっきり対応してくれるのが良い。 -
ネタバレ 購入済み
フィクション
突然恋人が亡くなって、彼女が留学先で内緒で産んでいた5歳の娘を引き取ることになった若い男の子の話…。フィクションの世界でゆらゆら揺蕩うような、文学的な作品だと思う。
おばさんである私は、留学先でひとりで出産したの?出産費用は?国籍は?赤ちゃんいるのに収入はどうしてたのか、何のビザで行っていたのかなどいらないことばかりが気になる。