江川卓のレビュー一覧

  • 悪霊(上)

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    農奴解放令によってこれまでの価値観が崩れ、混乱を深める過渡期のロシア。改革という名のもとただ破壊に走る若者達の破滅的な行動を、作者は「悪霊につかれた者たち」として表現しました。それは人間誰もが潜在的に持っている「悪」の表出にすぎないのかもしれません。数あるドストエフスキーの作品中でも「救い」の見られない、残酷で悲しい作品です。

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    2025年08月11日
  • 罪と罰 中

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    中巻は圧巻。ラスコーリニコフの犯罪哲学が明らかにされる。ポルフィーリィとラスコーリニコフのやりとりは絶妙。キリスト教の話はわかりづらいが、それを抜きにしても充分読ませる。

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    2010年09月25日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    主人公の行動が理解できなかった。殺人を犯した人が精神的におかしくなってしまったから、という理屈で読んでいたが、主人公は頭のいい人なのでそこまでおかしくなるか、と感じた。
    防犯カメラも指紋捜査もない時代に、目撃情報もなく殺人を犯したのに、主人公の様子がおかしいという理由で捕まったことが納得できない。

    バットエンドだと思っていたので、ラストはハッピーエンドでよかった。

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    2026年02月23日
  • カラマーゾフの兄弟 1

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    2026年最初に読み終わったのは、ドストエフスキーでした。全く本を読んでいなかった生活から、早1年。ドストエフスキー読むようになった自分を思うと、少し感慨深いです。

    ただ、初めて読む海外小説に、悪戦苦闘し、1巻を読むのに1ヶ月以上の時間を要してしまいました。物語は序章に過ぎず、まだドストエフスキーの言いたいことは見えていないので、引き続き2巻を読んでみます。

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    2026年01月28日
  • 地下室の手記

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    頭のにぶい女は怒りっぽいだとか、40年以上生きるのはみっともなく俗悪で不道徳だとか、初っ端から言いたい放題で主人公オモロ…からの、酔った勢いで娼婦に説教かますクソムーブが最高(…)
    色々思うところも多かったので他のドスト作品を読んだ後に再読したい

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    2026年01月28日
  • 地下室の手記

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    よく分からなかった、というのが正直なところ。人生、誇り、愛憎に対する屈折した感情が描かれているが、自分はそれを理解できるだけの人生のステージに達していなかった気がする。

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    2025年06月14日
  • 地下室の手記

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    第一部は難しくて途中で挫折しそうになった。でも歯痛の話は笑った。
    第二部はずっと面白かった。コントみたい。でもこの捻くれすぎた主人公にイライラすることもあった。ってことは私はそこまで捻くれてないのか?と思わせられた(笑)
    ドストエフスキー3冊目だけど、今まで全部面白い。

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    2025年05月04日
  • 罪と罰 下

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    上と中編と比べ、難しいと感じた。
    哲学も入ってる。

    ラスコーリニコフが追い詰められていく様は、ハラハラした。
    ソーニャとは、一生幸せであってほしいと読後に感じた。

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    2025年03月08日
  • 悪霊(上)

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    複雑な人間関係が絡み合い、様々なストーリーが紡ぎ出される。「悪」とは何か、人間の「闇」とは何かを考えさせられる。

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    2025年01月30日
  • 悪霊(下)

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    初見では驚くくらいに内容が頭に入ってこない。登場人物の名前がわかりにくい、人間関係が複雑、歴史背景がよくわからないなど、なかなかの難易度。でもなぜか読み進めたくなる怪しさがある。

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    2024年12月03日
  • 罪と罰 下

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    永遠と思われる様な時をラスコーリニコフ
    の影、思考を追い続け全三巻を通して
    最後の最後にラスコーリニコフが
    愛を知り、愛に救われ生きる事への
    渇望や希望をソーニャ=此処では信仰
    を取り戻して行くソーニャはその象徴である。
    宗教の事はよく分から無いが、人と人の
    交わりの中で救われ愛し、愛される事
    は人間の尊厳にも繋がっている様に思う。

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    2024年11月19日
  • 罪と罰 中

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    上巻と同様ラスコーリニコフは
    病的に神経が昂ぶり、自から
    自分の首を絞める様な行動ばかり
    するので此方はハラハラさせられる。
    ソーニャとの関係もその後の波乱
    の序章なのか、そうでは無いのか
    先が読めない。

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    2024年11月08日
  • 罪と罰 上

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    最初のページから主人公のラスコーリニコフ
    の背負う鬱蒼とした混沌が本の中から
    滲み出てくる様である。
    狭く重苦しい屋根裏部屋とソファにうずくまる
    ラスコーリニコフを目の前で自分が
    見ている様で息苦しさを感じるリアルがある。
    ラスコーリニコフの気分の上下の先には
    何が潜んでいるのか此方も彼の背後に
    こっそりと潜み付いていくしか無い。
    そして老婆を殺戮する場面に遭遇し
    そこだけはハッキリと彼の姿が見えるのだ。
    そこからまた霧の様に彼の思考は途切れ
    次に何が彼の心の衝動が起きるのか
    背後で見守って行きたい。

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    2024年09月22日
  • 罪と罰 上

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    罪を犯したあとの心理描写はリアル。ただ、キリスト教の強い背景で描かれているため、日本とかなり価値観は違いそう。

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    2024年06月05日
  • 地下室の手記

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    自分の世界に閉じこもってしまうことの気持ち悪さを感じる反面、自分にも全くそんなことがないとは言い切れないような気持ちを呼び起こされて終始読み進めるのがしんどかった。
    最近内面的世界に向き合うことがとても大事であると思っていたが、そのことに入り込みすぎてしまうことがないようにしなければ、この主人公とおなじような境地に至ってしまうに違いない。

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    2024年03月10日
  • 罪と罰 中

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    上巻よりも動きは少なめだが、しっかり読書を惹きつける展開が用意されている。
    今のところ主人公が1、2を争う嫌なやつだが、まあ人間ってこんなものかもしれない。

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    2024年02月11日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    ドストエフスキーを読まずして読書家は語れないという思いから、約3000円近くかけて購入したが、購入してからおよそ1年が過ぎてしまった。今回一念発起して読んだが、もっと早く読みたかったという思いが強い。ロシア文学というものを人生で初めて味わい、そのユニークさに触れたことで、人の罪、犯罪とは何なのかを深く考えさせられる内容に自分の精神的成長を感じる。ドストエフスキーの集大成はカラマーゾフの兄弟らしいので、いつか挑戦したい。

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    2024年01月27日
  • 罪と罰 上

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    罪を犯した後の描写がリアルだった。
    達成感、自己嫌悪を覚えるところから始まり、別の関心ごとで罪の意識が一瞬で塗り替えられる。そしてまたあるタイミングで自分の罪について思い出し、認識し、絶望していく。なんとも後味の悪い話だった。

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    2023年08月27日
  • 罪と罰 中

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    上巻で既に事件は起きた。この中巻でラスコー家族が彼に期待するあまり自分らを犠牲にする姿、ラスコーの家族からの思いに対する本人感情、予審判事ポルフィーリーとの舌戦、目撃者の登場など小説としての面白さがあります。それにプラスしてのラスコーの思想展開などもあり下巻にむけて疾走している感じですかね。ソーニャとのからみで、聖書のラザロの復活の部分を読むあたりは、私の知識不足により深層までは理解できず残念な感じ。事件にしろ、ソーニャとのことにしろ、下巻での展開が気になるところ。

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    2023年02月22日
  • 悪霊(上)

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    長らく積んでたもの。初っぱなから恐ろしい文字数におののく。ロシア文学ってそういえばこうだったなと。上巻はまだ序章かな。

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    2023年02月15日