江川卓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
年始から始めた長い長いカラマーゾフマラソンをようやくゴールしました。頑張って読み切ったことで、読書経験値がはぐんっと上がったと思います(正直、途中から、早く他の本を読みたいなと思いながら我慢して読んでいた節があります。)。
長男が父親に対して殺人未遂を起こす本作品。男児2人の父親である私にとって、少々ショッキングな内容でした。
最終巻で、印象に残ったのは長男が述べた次の言葉。
『果たして親父はおれのためにおれを作ったのだろうか。あの瞬間、おそらくは酒で情欲を燃え立たせたかもしれぬあの瞬間には親父はおれを知らなかったし、俺の性別も知りはしなかった。そして親父から譲られたものといえば飲酒癖だ -
Posted by ブクログ
カラマーゾフマラソン、ようやく最終コーナーを曲がったところだと思います。
物語としては起承転結の「転」の部分。父親殺しが起きます。父親を殺した犯人は、状況的には、明らかに長男なのに、違うと言い張る長男。いったいどういう結末になるのだろうか、この話は…。登場人物にクレイジーが多すぎて、収集つかないのでは?と思っていしまいます。
教訓が多く、まるで聖書を読んでいるような2巻と比べ、ミステリーや推理小説のような要素も少し入った3巻。ドストエフスキーの引き出しの多さが垣間見えました。
読むのに相当時間がかかっていますが、ここまで来たら、最後まで読みます。 -
Posted by ブクログ
『地下室の手記』は、ドストエフスキー文学に転機を画した作品である。ジッドは、ドストエフスキー文学全作品を解くカギと呼んだ。彼の後年の大作品群の形成に多大な影響を与えている。ジッドは、1947年78歳でノーベル文学賞を受賞したフランスの作家。こちらも『貧しき人びと』43年前と同時期に購入、同じく色鉛筆で線など引いていたのだが、なぜそこに線を引いたのか当時の気分を思いあぐねる。
この小説は、20代のやらかし人生を振り返り、思い出すと顔面真っ赤になるというストーリーである。自意識過剰で嫉妬深い、それでいて実力がまったくない事を認められない主人公、40歳になって遺産相続で地下室にこもり悦にいっている