江川卓のレビュー一覧

  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    まだ読んでる最中だけど先に感想。
    内容は光文社読んでるので分かってはいるものの、翻訳者が違うと「こうも違うか!!」というぐらい読みやすいです。
    初心者には江川さん訳がおすすめな気がします。

    0
    2025年10月25日
  • 悪霊(上)

    Posted by ブクログ

    9/10

    真実は文字の向こう側に存在する。

    第一部は長尺であり様々な登場人物の相互関係が描かれ、クロニクル的で、極めて難解だが、止まらない。この部が悪霊の土台を作ると思うから、何があっても無視してはならない。中には無視をする人もいるらしいが、勿体無い。そしてニコライとピョートルが出てきた場面は、突如の登場で、ようやく来たか!と素直に思ってしまった。まるで霹靂を感じた。そこから、一気に面白くなる。革命が起こる前の、この不安定な空調がしみじみ、最初っから感じることができる。第二部はもうたまらなく面白い、難しいのは難しいが、ピョートルとニコライの隠された謎と不気味な空気がドストエフスキーでは感じ

    0
    2025年09月14日
  • 罪と罰 上

    Posted by ブクログ

    なぜ人は罪を犯すのか、それを背負ったままどのように生きているのかの一つの回答が得られそうだなと思った。

    「なぜほとんどの犯人がその痕跡をああも明瞭に残していくのだろうか?(中略)犯罪者自身が、それもほとんどすべての犯罪者が、犯行の瞬間にら意志と判断力の一種の喪失状態におちいり、そればかりか、判断力と慎重さがもっとも必要になるまさしくその瞬間に、めったにない子どものような軽率さにとりつかれる。」150

    「彼の判断力と意志は、その目論見を実行していく全過程を通じて、いささかもくもらされることがない、と決めこんでしまった。その理由はただひとつ、彼の目論見が「犯罪ではない」からである...」150

    0
    2025年08月15日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    罪と罰を読んだ時はずっと鬱屈とした感じやどうしようもない主人公にイライラしっぱなしだったけど、今回は読み方がわかったのか楽しめた。気分が健全な時に見ても一切共感できなくてイライラするばかりだけど、落ち込んでる時に見るとかなり共感できて救われた気持ちになる。この滑稽なまでの自意識過剰と空回りと孤独。孤独の裏返しである頑固。誰にでも精神的にマウントを取ろうとする臆病さ、特に同級生とのパーティーでの描写はリアルだった。

    0
    2025年05月29日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    自意識過剰に見える男の物語。かなり難しい。人間ってなんなんだ、愛ってなんなんだと考えさせられる。死ぬことを意識したことのある人間と、生きることを楽しむ人間と、真に生を知るのはどちらだろうか?

    0
    2025年05月23日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    ラスコリーニコフのひとりで葛藤している心情は読み応えがある。上、中、下、完読しました!次はカラマーゾフの兄弟かな。

    0
    2025年05月01日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分を受け入れてほしい崇拝してほしいという気持ちをもうやめてくれと思うくらい爆発させる。そうでない自分を受け入れる事がどうしてもできない。見ててやめた方がいいのにと思っていると鬱屈した思いは弱者へ向けられる。自分も若いころよく知りもしない男性からこんな態度をとられたことがあるような気が。。嫌な男だと読んでいたら最後の言葉で自分を振り返る事になった。

    いつかまた時間がたったら読み直したいと思った。ドフトエフスキーは面白い。

    0
    2025年02月28日
  • 罪と罰 中

    Posted by ブクログ

    「諸君、なんだって椅子を壊すんです、国庫の損害ですぞ!」(検察官(著者:ゴーゴリ)の中の有名なセリフ)の引用にはとても笑った。

    ラスコーリニコフの自滅しそうな感じに「おいお前、逸まるな」と何度思ったことか。

    最後どうなるのか楽しみだ。

    0
    2025年02月23日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    久々の再読。
    ドストエフスキーって、ホントしつこいというか、まあ最初の「地下室」で今時の読者は挫折すると思う。地下室に引きこもっている40代の語り手が、とにかく俺はこう思うって話を、情景描写も人物描写もほとんどなく、延々と熱く鬱陶しく語るんだから。もう、うんざりという気持ちにほとんどの人がなると思う。しかし、ここは我慢して読む。
    次の「ぼた雪にちなんで」になると、彼が24歳の時のエピソードとなり、他の人物も出てきて読みやすくなる。彼がなぜそうなったのかが徐々にわかってくる。
    しかし、貧しく、見た目も悪いだけでなく、自意識過剰でプライド高く、あらゆる人をバカにしているので、決して読者が好きになれ

    0
    2024年12月29日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    ロシア文学特有のはじめのまどろっこしさは否めないが、そこを乗り越えれば終盤に向かってどんどん面白くなるところ。
    ダメな主人公の描写が秀逸で、さすがドストエフスキーだと思った。

    0
    2024年11月04日
  • 罪と罰 上

    Posted by ブクログ

    読んでいて思ったのは、ラスコーリニコフがライ麦で捕まえての主人公(ホールデン)に似ているということ。
    作者に何か共通点があるのかな?

    罪を犯した後のラスコーリニコフは、気違いみたいになってしまう。
    当たり前だよな。
    人殺しという重みは、凄まじすぎる。

    続きがどうなるか、楽しみだ。

    0
    2024年10月29日
  • 悪霊(下)

    Posted by ブクログ

    ちょっと深過ぎる。追いつきたいのと追いつきたくないのと気持ちが揺れる。圧倒的な何かにまったくもって人生観を変えられてしまう気がしてそれでいいのかどうかも分からぬまま見たくないものに覆いをかけるような日々が残された。

    0
    2024年06月09日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    肥大化した自意識と逸脱者の自覚に苛まれる苦悩が徹底的に描かれている特異な名作。どこまでも内向的で否定的でありながら、超然と構えることもできず、外界の些細な出来事に惑わされ、人間関係において言動のすべてが裏目にでてしまう様は、読んでいてヒリヒリする。思考にほとんど飲み込まれながら現実の肉体や情念がそれに抵抗し、退屈や人恋しさ、屈辱に耐えられない。そんな齟齬の内に懊悩する様子は、積極的価値をどこにも見出だせない消極的な否定性の恐ろしさをあぶり出す。
    主人公が縁のあった娼婦と感情をあらわにしあう劇的なクライマックスさえも、もつれきった否定的性格ゆえにカタルシスに昇華することのできない「どうしようもな

    0
    2024年01月29日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    自分の中に主人公がいるし、主人公の中に自分がいる……、、。
    個人的には1週回って笑えた所もあった。
    同族的な所も勿論感じるが、新しい感覚というか、考え方、そういうものにも出会えたと思う。
    読んでよかった。

    0
    2023年10月03日
  • 地下室の手記

    Posted by ブクログ

    虚栄と自己正当化を極めたことで生まれる他者への敵意(そこはかとない同族嫌悪も感じる)、なのに湧き出る人恋しさ。極端ではあるけど、たぶん多数の人が通ったり留まったりしている心理状態だと思うんだよなあ。自分を顧みるきっかけにもなったし。書き手自身が鬱屈した自分を客観視して分析している描写もあるのが面白い。

    0
    2023年08月21日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    高校生の時に読むことに挫折してはや何十年。
    読み終えたことに満足してしまい、なんて書いていいのやら。
    過去に、いや今もこの本についていろいろ書いている人たちがいるので、高尚な感想はその方たちにお任せします。
    読み終えた時に真っ先に思ったのは、宗教をベースにした恋愛小説?って思った。

    0
    2023年04月29日
  • 罪と罰 上

    Posted by ブクログ

    罪と罰をモチーフにした漫画を読んでいたせいか、変な先入観がある。
    ラスコーリニコフは、独善的で妄想狂の異常者にしか見えない。好感どころか嫌悪感しか抱かない。
    このあと、徹底的に打ちのめされてもらいたい。
    ラスコーリニコフの自爆ではなく、理詰めで暴かれて追い込まれてほしい。
    そんなサディスティックな気持ちにさせられる男だ。

    0
    2023年03月20日
  • 罪と罰 中

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    3章
    1 ラスコーニコフの部屋
     ラズミーヒンがドゥーニャ親子を連れ出して、ラスコーニコフの容体は自分が見て、報告するから、ゆっくり休むようにと言う。ドゥーニャ親子はラズミーヒンを親切な人と思います。ただ、ラズミーヒンは自分でも言ってますが、ラスコーニコフの女家主ともいい仲になっているので、単なる親切心からだけではないようです。しかも、ラズミーヒンは、その女家主をゾシートフに押し付けます。
    2 朝が来てラズミーヒン起きる。昨日の酔っ払ったときの行動を後悔している。酒飲みにはよくあることだ。ゾシトーフが入ってきて、二人の会話。ゾシートフが帰り、9時、ラズミーヒンは旅館に行く。ラズミーヒン、ドゥー

    0
    2023年03月01日
  • 罪と罰 下

    Posted by ブクログ

    殺人を犯した人間の心理描写は卓越している。が、いくら精神的に病んでいるとはいえ、知性ある者だけにたかが金貸しばばあの金で人生を好転させようとする筋立ては、現実味に欠ける。

    0
    2023年01月30日
  • 悪霊(上)

    Posted by ブクログ

    「罪と罰」が面白かったので、そのまま本書を手に取った。会えば身内だろうと浮浪者だろうとお金無心されるってどういう状況T_T 価値観ががらりと変わる時代においてインテリたちが苦悶するのはなんか、ちょっと三島とか太宰とかと近いものも感じるなぁ。死の捉え方も興味深いとのがある。登場人物再整理しつつ…下巻に続く。

    0
    2022年10月23日