江川卓のレビュー一覧

  • 罪と罰 上

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    最初のページから主人公のラスコーリニコフ
    の背負う鬱蒼とした混沌が本の中から
    滲み出てくる様である。
    狭く重苦しい屋根裏部屋とソファにうずくまる
    ラスコーリニコフを目の前で自分が
    見ている様で息苦しさを感じるリアルがある。
    ラスコーリニコフの気分の上下の先には
    何が潜んでいるのか此方も彼の背後に
    こっそりと潜み付いていくしか無い。
    そして老婆を殺戮する場面に遭遇し
    そこだけはハッキリと彼の姿が見えるのだ。
    そこからまた霧の様に彼の思考は途切れ
    次に何が彼の心の衝動が起きるのか
    背後で見守って行きたい。

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    2024年09月22日
  • 罪と罰 上

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    罪を犯したあとの心理描写はリアル。ただ、キリスト教の強い背景で描かれているため、日本とかなり価値観は違いそう。

    0
    2024年06月05日
  • 罪と罰 中

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    上巻よりも動きは少なめだが、しっかり読書を惹きつける展開が用意されている。
    今のところ主人公が1、2を争う嫌なやつだが、まあ人間ってこんなものかもしれない。

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    2024年02月11日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    ドストエフスキーを読まずして読書家は語れないという思いから、約3000円近くかけて購入したが、購入してからおよそ1年が過ぎてしまった。今回一念発起して読んだが、もっと早く読みたかったという思いが強い。ロシア文学というものを人生で初めて味わい、そのユニークさに触れたことで、人の罪、犯罪とは何なのかを深く考えさせられる内容に自分の精神的成長を感じる。ドストエフスキーの集大成はカラマーゾフの兄弟らしいので、いつか挑戦したい。

    0
    2024年01月27日
  • 罪と罰 上

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    罪を犯した後の描写がリアルだった。
    達成感、自己嫌悪を覚えるところから始まり、別の関心ごとで罪の意識が一瞬で塗り替えられる。そしてまたあるタイミングで自分の罪について思い出し、認識し、絶望していく。なんとも後味の悪い話だった。

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    2023年08月27日
  • 罪と罰 中

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    上巻で既に事件は起きた。この中巻でラスコー家族が彼に期待するあまり自分らを犠牲にする姿、ラスコーの家族からの思いに対する本人感情、予審判事ポルフィーリーとの舌戦、目撃者の登場など小説としての面白さがあります。それにプラスしてのラスコーの思想展開などもあり下巻にむけて疾走している感じですかね。ソーニャとのからみで、聖書のラザロの復活の部分を読むあたりは、私の知識不足により深層までは理解できず残念な感じ。事件にしろ、ソーニャとのことにしろ、下巻での展開が気になるところ。

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    2023年02月22日
  • 悪霊(上)

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    長らく積んでたもの。初っぱなから恐ろしい文字数におののく。ロシア文学ってそういえばこうだったなと。上巻はまだ序章かな。

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    2023年02月15日
  • 罪と罰 下

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    スヴィドリガイロフがラスコーリニコフの言葉を混ぜながらカチェリーナの子ども達の援助を申し出るくだり、いいね

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    2022年02月28日
  • 罪と罰 中

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    自己犠牲のいさおし ルージンのケチくささ、求める女性の条件、キモくてムカつくけど生々しいリアリティあるかも
    罪の女(グルーシニツア)→グルーシェニカの由来?
    ユロージヴァヤ(聖痴愚) 他のドスト作品にも度々登場

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    2022年02月05日
  • 罪と罰 上

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    ・頭脳明晰な貧困大学生が、強欲な金貸老婆とその妹を殺害。
    ・一つの罪も100の善行で許される、といった主人公の独自の犯罪思想を展開
    ・しかし罪の意識や罪悪感に苛まれる
    ・娼婦のソーシャと出会い、彼女の家族のための自己犠牲に心を動かされる
    ・最後は自首し、殺人という最悪な犯罪を犯しながら、人間回復に努めていくストーリー

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    2021年02月25日
  • 罪と罰 上

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    ネタバレ

    古典にチャレンジ。本で読もうと思うと重い腰が上がらないが、その点、オーディオブックは良い。名前がわかりにくいから、誰だっけ?とはなるものの、それなりにストーリーの筋は追えるし、主人公の視点で描かれていく心理描写の圧がすごい。意外と、中巻、下巻も聴き進められそうだ。

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    2020年07月25日
  • 罪と罰 中

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    ネタバレ

    慣れない名前にも関わらずどんどん登場人物が増えていく。そして、オーディオブックで聞いている。それでも、結構面白い。このままどうなっていくんだろう、とストーリーに引き込まれる。

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    2020年07月25日
  • 罪と罰 下

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    ネタバレ

    オーディオブックで3巻あわせて約37時間、2倍速以上で聞いているとはいえかなりの長丁場。しかしながら、かなり楽しめた。主人公の刻一刻と変わっていく心情の吐露が非常に人間的で、その描写の豊かさが本作が語り継がれる魅力なのだろうと思いました。

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    2020年07月25日
  • 悪霊(上)

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    上巻は謎が謎を呼ぶ一方で1章ごとに休憩入れながら。下巻の1/3読み進めたあたりからは展開がジェットコースター。いつもながらエピソード作りはめちゃ面白い。
    けれど、やはりこの信用できる人間が誰もいないタイプの構造は苦手。人物が本音で話し出すまでが辛かった。

    こんな小説が産みながら密告と粛正の国になっていくこの時代、やはり興味が尽きない。

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    2021年06月18日
  • 罪と罰 上

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    時代背景や境遇、国の違いによって、理解できない思考や行動が多かったが、それを「おかしい」と捉えずに違う考え方として考察すると、楽しく読めると思う。主人公がどう心情が変わっていくのか、中以降も楽しみだ。

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    2020年04月16日
  • 罪と罰 下

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    ラスコーリニコフの自分勝手な考えは、罰を受けてシベリヤ流刑となった終編まで続いた。著者・ドストエフスキーの意図はどこにあったのか? 聖母マリアのようにラスコを愛で包み込むソーニャの存在が、読者にとっても救いとなった。日本で言うところの純文学となるのかな? この物語のクライマックスは、ラスコが自首する時ではなく、最後の最後でラスコの改心とソーニャへの愛に気付いた場面だったのだ。そう思うと、ラスコのクズでグズっぷりに得心がいく。

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    2019年11月25日
  • 罪と罰 上

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    初見。何でこの世界の人は、こんなに面倒見がいいんだろう。そして、事件現場はある程度凄惨なはずなのに、血生臭くない。そんな事をほやほや浮かべつつ、中編へ。

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    2018年02月07日
  • 悪霊(上)

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    村上春樹「騎士団長殺し」にドストエフスキーの悪霊の〇〇のような、との比喩があった。単身住まいで手元に本がないが、スタヴローギンのような、という文だったんだろう。
    兎も角、そんな切っ掛けで悪霊を読んでみる気になった。

    悪霊がどんな小説であるかは裏表紙にある。無神論革命思想に憑かれ破滅した青年たちを実在の事件を元に描いたと。冒頭には、プーシキンの悪霊に憑かれた姿を描く詩とルカの福音に描かれる悪霊に憑りつかれて湖に飛び込んでいく豚達の文が引用されている。

    最初の登場人物はステバン氏。歴史学者で活動家と紹介されるが、卑小な存在だったとあけすけなく綴られる。そして、彼のパトロン、ワルワーラ夫人。登場

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    2017年12月05日
  • 罪と罰 上

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    いつか読もうと思っていた大作を今だ!と思い立って読んでいく。はじめ訳が古くて読みにくいかと思ったが、そんなことはなく、むしろ重厚な訳が物語に重さを与えている。内容を深く理解しているとは決して言えない。ただ、ラスコーニコフの苦悩する様子はよくわかった。この先彼の苦悩と、彼の中で問題をどのように解消していくのかを見ていきたい。ただやはり人物名は覚えにくい…最初気になって読んでいったがだんだん気にせず読んでいくと意外となんとかなった。さぁ中下へ!!

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    2016年09月21日
  • 悪霊(上)

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    相変わらずのドフトエスキー調。ロシア節。ニコライが魅力なのに出てくるのが遅すぎやしないか?前半の長々とした退屈な場面であやうく本を置きそうになってしまった。

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    2016年02月13日