原武史のレビュー一覧

  • 鉄道旅へ行ってきます

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    関川夏央、原武史、酒井順子による鉄道にまつわる鼎談とそれぞれの鉄道旅のエッセイを収録。
    3人で列車に乗りながら、その場で思っていることを勝手に話し合う。
    知識豊富な原武史と、知識はさほどないけど鉄道に乗るのは好きな関川夏央と酒井順子。バランスが取れてないようで、取れているのか。
    随所に表れる鉄道を文学的に分析する関川夏央のコメントにニヤリとさせられた。

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    2012年02月04日
  • 震災と鉄道

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    「震災と鉄道」というタイトルからもっと震災との関連を深めて書くのかと期待していたのですが、そこは期待はずれ。ただ、3.11時の関東圏でのJR東日本の動きなどについての記載はそれなりにあり「震災とJR東日本」的な面は若干ある一冊。

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    2012年01月18日
  • 震災と鉄道

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    ● しかも三陸鉄道は、運転を再開した2011年3月16日から3月31日まで、運賃を無料にしています。関東大震災の際、鉄道省がとったのと同じ措置をとったわけです。いや、国有鉄道ならまだしも、経営の苦しい第三セクターが採算を度外視してまで、地元住民の足となるために復旧を急いだことに、私は深い感銘を受けました。前述したようなJR東日本の態度とは実に対照的ではありませんか。

    ● 特急はもちろん、福岡近郊の通勤区間を走る電車にまで、窓が大きくて景色が見やすい座席を備えた車両を投入しているJR九州は、「自分たちの持っている路線から見える風景はすべて財産だ」と思っているのかもしれません。

    ● 日本の鉄道

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    2012年01月06日
  • 震災と鉄道

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    最近お気に入りの原武史先生の新書本。
    鉄道から色々なことに話がおよぶものなのですね。勉強になりました。

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    2011年12月04日
  • 震災と鉄道

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    やはぶさもリニアも東京に近くなることだけがメリットで通り過ぎるだけの街が多過ぎる。街に鉄道が走ることは日常の安心を生み出し、車窓は観光資産という速さだけでない鉄道の一面を支持したいです。

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    2011年12月01日
  • 震災と鉄道

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    この国のかたちが復興を通して見えてきます。
    鉄道に関して、イギリスの歴史学者のトニー・ジャットの『荒廃する世界のなかで』(みすず書房、2010年)でヨーロッパ大陸の大部分の国とイギリスやアメリカ型の政策の違いとして社会共有性と効率性の重視の違いがあることをあげていました。鉄道という公共性が失われ、自動車という個人主義へと向かうのでしょうか。

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    2011年11月24日
  • 滝山コミューン一九七四

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    途中まで、非常に薄気味悪く、こんなに革新勢力が初等教育に食い込んでいたことに驚いたが、自分の小学校時代も非常に近いことをしたりさせられたりしたことが思い起こされた。

    その時も違和感は感じていたものの、自分の意識のうちのわずかしか学校に向いていなかったからか、この筆者ほどの違和感を覚えることはなかった。ただ、当時考え方が全く理解できなかった特定の教師の、思想的背景がよく理解できた。

    とにかく、自分の身近に革新勢力が迫って来ていたことに愕然とした。呑み込まれなくて済んでよかった。

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    2011年06月16日
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選

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    [ 内容 ]
    本当に乗って楽しい区間はどこか?
    日本屈指の「乗りテツ」4人が集まって、100箇所の「車窓絶景区間」を選び出した。
    白波洗う海岸路線、視界が開けた山岳路線、山紫水明の川沿い路線、果ては工場を縫って走るローカル線まで。
    意外な路線が浮上して、有名どころが落選し、紆余曲折の議論の果てに選び抜かれたのは…。
    旅のお供に最適な、ガイドとしても読み物としても楽しめる一冊。

    [ 目次 ]
    第1章 北海道・東北
    第2章 関東
    第3章 北信越・東海
    第4章 関西
    第5章 中国・四国
    第6章 九州
    第7章 復活折衝

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆

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    2011年05月21日
  • 鉄道ひとつばなし3

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    鉄道にまつわる多彩なひとつばなし。どうでもよい内容こそ面白いです。駅名で日本の政治家の姓名をつくる。「たなか」「かく」「えい」どれも駅名だそうです。私がもっとも気に入っている章は鹿児島県でもっとも東京に出ずらい地域を時刻表から探す作業の章。飛行機、バス、フェリーなどの時間を組み合わせて何時に出ればその日のうちに東京駅につくか。もっとも朝早く出立しなければいけない地区を探す作業。地味。

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    2011年04月23日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    どこが?を説明するのは難しいですがオモシロかったです。三人それぞれ鉄道の本を書いていますが、主に原センセイが主催する鉄道旅です。鉄道好きのいろいろがいる中で原センセイの駅そば好きは良い趣味ですね。観光もせずに改札も出ずに北陸の駅そばだけ食べてました。強いていえばたくさん写真が挿入されているのですが、これがカラー写真であって欲しいなあと思うのでした。倶知安駅の天ぷらそば自動販売機が見てみたい!

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    2011年04月03日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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    本屋で関川さんの著書を見ると、鉄道関連ばかりが目につくので、アレ、ホントにテツだったのか、と認識を改めたところ。テツでも文学、歴史系かな。
    酒井さんは漫画「鉄子の旅」にもゲストで登場してたので、鉄道好きは知っていた。
    けど、旅を先導した明治学院の原教授については、よく知らない。その筋では有名な人なのかと読み進める。
    大人3人。ちょっと、目のつけどころが違う旅。3人の会話中心に収録されていて、読後、写真や地図で補い、旅程を愉しむ。
    最後に、1人づつの旅が収録されている。関川さんのルポには内田百閒への言及がある。「山田(風太郎)先生は、威張りん坊の百閒が好きであった。」読んで得をしたような気になっ

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    2012年06月16日
  • 鉄道ひとつばなし2

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    [ 内容 ]
    うつ、パニック、強迫、PTSD。
    精神病の症状は時代と共に変わり、SSRIの登場により、広範囲での精神科治療が可能になった。
    自殺者が3万人を超え、うつ症状を訴える小中学生も増えている現在、精神科外来には、どんな症状の人が来るのか、医者はどんなことをするのか、家族はどうしたらよいのかなどを、現場の精神科外来の医師が解説する。

    [ 目次 ]
    1 精神科外来は急増中
    2 精神科外来には、こんな人がやって来ます
    3 精神科外来は、こんなところです
    4 精神科外来の診断と治療
    5 医者とくすりにできること
    6 家族にできること
    7 これからの精神科外来

    [ POP ]


    [ おすす

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    2010年12月14日
  • 鉄道ひとつばなし

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    [ 内容 ]
    ひとびとを運び、歴史を動かしてきた鉄道。
    日本の近現代の歩みと地域差、日本人の時間意識まで―鉄道の見方が変わる珠玉の全76話。

    [ 目次 ]
    序章 思索の源泉としての鉄道
    第1章 天皇と鉄道
    第2章 鉄道をめぐる人物論
    第3章 急行・特急・通勤快速
    第4章 歴史の駆動車としての鉄道
    第5章 私の鉄道体験記
    第6章 駅・駅の名・駅のそば
    第7章 風俗と風景
    第8章 鉄道比較文化論

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人

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    2010年10月09日
  • 滝山コミューン一九七四

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    ずっと文庫になるのを待っていたのですよ。学校というところに対する違和感をずーっと持ち続けてきた私にとって、この本は本当に待ち遠しかった。私自身はここまでの体験はしていないけど、教師同士が競い合うように”すばらしい”クラスづくりをしていた小学校時代を思い出しました。まあ、彼らも一所懸命だったんだろうけどさあ。

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    2011年08月06日
  • 鉄道ひとつばなし2

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    「鉄道ひとつばなし」の第2弾。
    第1弾に比べるとやや面白みに欠ける部分があるが、海外の鉄道事情や擬人化された鉄道路線が語り合う鉄道前線シンポジウムはとても読み応えがある。また、夜行列車や寝台列車が消えゆく時代に生まれたものとしては、著者の学生時代の鉄道の思い出を通して、昭和という時代に触れることができ面白いと感じる一方で、単なる移動手段としてではなく、その列車の中で過ごす時間自体に価値があるので、そういった列車が季節限定の運行でもいいのでなくならないで欲しいと改めて思う。

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    2010年03月18日
  • 鉄道ひとつばなし

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    鉄道にまつわる小話いろいろ。いちばん面白かったのは「東京に出づらい都道府県ランキング」。東京に近ければ時間も短いのかというわけではない。意外にもこんな県が東京に時間として近いのか、と驚いたり、自分の県の位置周りにも興味がもてた。
    近鉄が発展する経緯も興味深かった。全国各地いろんな顔を持つ鉄道があることに改めて驚く。

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    2010年03月06日
  • 鉄道ひとつばなし

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    ● マニアたちよ。カメラをもって「最後の勇姿」を撮りに沿線に群がるだけでは、あまりに情けないではないか。本当に「あさかぜ」を愛しているなら、廃止せずに済んだはずの名列車を廃止させた当事者に、連帯して抗議の表明をするべきである。

    ● しかし南海だけは、JRと同じ狭軌なので、この統合に加わることはできない。空港線のりんくうタウン−関西空港間のように、他の私鉄や地下鉄ではなく、JRと同じ線路を走る区間もある。「薩長同盟」の成立を機に、関西の鉄道は阪神、阪急を中心とする「倒幕派」と、JR、南海を中心とする「幕府」ないし「佐幕派」の二大勢力に分かれると予測するのはうがち過ぎだろうか。

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    2009年10月04日
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選

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    「乗った事ない」という返事が意外と多かった。名指しで意見を求められた時以外、そういう時は黙っておいた方が良いのではなかろうか。

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    2009年10月04日
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選

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    『日本鉄道旅行地図帳』の車窓100選、その選定風景。
    原先生の(おそらく意図的な)暴走っぷりが笑える。

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    2009年10月04日
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選

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    2008/8
    鉄道の本とも言えるが、鉄道の車窓からの絶景を紹介している本なので、日本国内の美しい風景を紹介する本とも言える。
    選考過程としてを各人が意見をぶつけ合っている内容はなかなか面白い。いつかそれぞれ、一度は行って見たいと感じるところが多い。

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    2009年10月04日