原武史のレビュー一覧
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なんか3☆にしてしまったけど、結構好きな本といまになって思う。なんといってもコンセプトが自分向き。電車乗って、何か読んで何か食べて…。力が抜けているような気がするので、こちらも何か3☆くらいでおさめちゃった。あまり考えていないからね。
ポーランドとかゼミの郊外実習で奈良とか例外はあるが、基本的に首都圏から行ける距離の電車とかバスに乗って、読書と地元の食(多くはラーメン、うどん、そば)と絡めた本。こちらもビール(がんばってギネス)を飲みながら、楽しませてもらった。子供が小学校に入ったら、月一くらいで電車旅行やってみようかと思った。
行った先の土地や途中の風景の観察眼などは原武史ならではのもの。 -
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タイトルと装丁に魅かれたのと「文科系トークラジオLife」で紹介されていたのを微かに記憶しており、読んでみた。
読んでみて、タイトルから想像したほどの大仰な集団が組織されたわけではないし、その集団が社会に強烈な影響を与えたというような物語があったわけでもなかったので、少し拍子抜けした。ただ当時の全生研が推し進めた「学級集団づくり」が排除の倫理に基づく危険な思想をベースに実践されていたことには素直に驚いた。また「追求」と称して体制に反する者に自己批判を要求する行為を小学生が自発的に行っていた事実は、イデオロギーを強制的に押し付ける教育の怖ろしさを痛感した。
「学級集団づくり」の一つの要素であった「班競争」は現在流行しているゲーミフィケーションの問題点も提起していると思う。滝山コミューンの行った集団主義教育に対して批判的な立場で書かれた本ではあるが、その全てを否定するものではなく現在の教育がまた別の危険な思想を根底に持っている可能性があることも考えさせられる。
教育関係者には現在の教育の位置を確認するためにも、ぜひ一度手にとってもらいたい一冊。 -
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小学生という、無垢の子たちだからこそ、全体主義に組織化され、自分という主語ではなく、みんなという主語を持った時起こる出来事。
それは歳など関係なく、ある意味の恐怖を抱かずにいられない。
そして、それを正しい事だと組織化しようとする大人。
その矛盾に気づく幼少時代の筆者。
小学校の中心的な児童にとっては、筆者はつれないやつと思われただろう。
筆者にとっては、中心的な児童は踊らされて躍起になっている馬鹿なやつ。
そんな両方の認識は今の子ども達にも通ずるとこもある。
どちらにも考えがあり、間違ってはいないと。
団地、集団主義。自分の育った環境にはあまりなかった言葉たち。
前半に比重がおかれている団地にまつわる都市論としても楽しめた。 -
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● しかも三陸鉄道は、運転を再開した2011年3月16日から3月31日まで、運賃を無料にしています。関東大震災の際、鉄道省がとったのと同じ措置をとったわけです。いや、国有鉄道ならまだしも、経営の苦しい第三セクターが採算を度外視してまで、地元住民の足となるために復旧を急いだことに、私は深い感銘を受けました。前述したようなJR東日本の態度とは実に対照的ではありませんか。
● 特急はもちろん、福岡近郊の通勤区間を走る電車にまで、窓が大きくて景色が見やすい座席を備えた車両を投入しているJR九州は、「自分たちの持っている路線から見える風景はすべて財産だ」と思っているのかもしれません。
● 日本の鉄道には、「移動を楽しむ」という発想が足りないと私は思います。モーレツサラリーマンの時代はとっくに終わったのに、新幹線優先のJR東海は、「移動中の時間はご退屈様でしょうが、いましばらくご辛抱を」と言わんばかりです。 -
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[ 内容 ]
本当に乗って楽しい区間はどこか?
日本屈指の「乗りテツ」4人が集まって、100箇所の「車窓絶景区間」を選び出した。
白波洗う海岸路線、視界が開けた山岳路線、山紫水明の川沿い路線、果ては工場を縫って走るローカル線まで。
意外な路線が浮上して、有名どころが落選し、紆余曲折の議論の果てに選び抜かれたのは…。
旅のお供に最適な、ガイドとしても読み物としても楽しめる一冊。
[ 目次 ]
第1章 北海道・東北
第2章 関東
第3章 北信越・東海
第4章 関西
第5章 中国・四国
第6章 九州
第7章 復活折衝
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
Posted by ブクログ
本屋で関川さんの著書を見ると、鉄道関連ばかりが目につくので、アレ、ホントにテツだったのか、と認識を改めたところ。テツでも文学、歴史系かな。
酒井さんは漫画「鉄子の旅」にもゲストで登場してたので、鉄道好きは知っていた。
けど、旅を先導した明治学院の原教授については、よく知らない。その筋では有名な人なのかと読み進める。
大人3人。ちょっと、目のつけどころが違う旅。3人の会話中心に収録されていて、読後、写真や地図で補い、旅程を愉しむ。
最後に、1人づつの旅が収録されている。関川さんのルポには内田百閒への言及がある。「山田(風太郎)先生は、威張りん坊の百閒が好きであった。」読んで得をしたような気になった一文。
一人旅の段で、原先生は「大正天皇」の著者だと気付く。そういえば、あの本は天皇の行啓に詳しかった。
さて、どこか鉄道乗りに行こうかな。