原武史のレビュー一覧
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結構期待してたんだけど、講義録で、しかも新書というサイズの制約もあり、一つ一つのテーマの掘り下げが浅い気がした。ただ、東京と大阪の空間論的比較は、かなり面白かった。Posted by ブクログ
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本当にこれだけのことを(日記をつけていたにしても)記憶できるものなのか?まずそのことが驚異だが、コミューン体験によほどのこだわりがあるのだろう。著者と自分を少し重ねて小学生時代を追憶した。Posted by ブクログ
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震災をきっかけに、鉄道の目的は何なのかということについて論じている。著者は本来政治学者だが、趣味の鉄道に関する著作は多い。専門家とは違った視点で論じていて面白い。
鉄道とは、人々のコミュニケーションの場としての役割も果たしており、目的地へ移動するためだけの手段ではない、という考え方が新鮮で面白い。Posted by ブクログ -
東久留米市滝山団地にある小学校で、著者が生徒として体験した「集団主義教育」の実践を批判的に描いたドキュメンタリー。1970年代初めは政治的に保革伯仲だった背景を受け、自由で民主的な教育を目指すという名目で左翼的な手法が取り込む運動があったらしい。自分の小学生時代とはかなり異質な教育手法に少々驚き。Posted by ブクログ
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2作目になっても話題が尽きない。単なる鉄道趣味者でない作者の興味の広さがわかる。第三章、日本の鉄道全線シンポジウムは笑える。日本の駅100選にJR武豊線、半田駅が選ばれていたのが嬉しい。Posted by ブクログ
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自分かと思うくらいに似たような体験が綴られていて一気に読んでしまった。
著者は団地という特殊性をコミューン形成に結びつけていたようだが、
実際には全生研の影響を受けた教師が牛耳る学校はどこも同じような状況があったのではないかと思う。Posted by ブクログ -
昨年の震災時で、被害を受けた鉄道のその後の復旧を大企業「JR東日本」と中小企業「三陸鉄道」の視点から論じつつ、日本の鉄道神話の幻想を指摘した点は成るほどと感じました。Posted by ブクログ
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てっきりJ.G.バラードの『ハイ-ライズ』みたいな小説かと思ったられっきとしたルポルタージュだった。まだ序盤だけどかなりおもしろい。殊に自分は西武池袋沿線でこの本の舞台となっているひばりヶ丘もまったく無縁な土地ということもないので、興味深く読んでいる。Posted by ブクログ
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著者の2年年長で、同じ東久留米市(当時は北多摩郡久留米町)の小学校に入学した者として興味深く読んだ。とはいえ、当時、新興の滝山団地ではなく旧市街であったが。その微妙な場所と年次の差か、あるいは学校や担当教員の考えの違いか、はたまた3年生終了時に転校したために、まだ理解できていなかったのか、はわからな...続きを読むPosted by ブクログ
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70年代はじめにある団地と小学校で発生した民主的な教育運動。児童側の当事者として体験した著者が、当時の記憶を掘り起こしながら社会情勢とともに振り返ってゆく。
著者はこれに滝山コミューンと名付けるが、コミューンというほど確固たる共同体が作られたわけでも集団的な運動が展開されたわけでもない。ひとりの教...続きを読むPosted by ブクログ