原武史のレビュー一覧

  • 滝山コミューン一九七四
    2013.2.5〜3.18
    やっと読みおわった。新聞の書評をみて読もうと思ったのだが、書評の何に惹かれて読もうと思ったのだろうか...。でも、教育のあり方や扇動のされ方とかは興味深かった。
  • 滝山コミューン一九七四
    タイトルと装丁に魅かれたのと「文科系トークラジオLife」で紹介されていたのを微かに記憶しており、読んでみた。
    読んでみて、タイトルから想像したほどの大仰な集団が組織されたわけではないし、その集団が社会に強烈な影響を与えたというような物語があったわけでもなかったので、少し拍子抜けした。ただ当時の全...続きを読む
  • 鉄道ひとつばなし
    鉄道マニア向けの本は数々あるけれど、これは主に「乗り鉄」向けの話。

    自分は乗り鉄じゃないけど、東京の私鉄は身近なので、その歴史などは非常に勉強になった。
  • 震災と鉄道
    三陸鉄道だけじゃなく、本気で東北沿岸を青春18きっぷで行きたくなったけど、JR線がまだ復旧してないのよね…(´Д` )
    作者の熱い思い入れを感じる本。
    電化してないディーゼルも久しぶりにのってみたいなぁ。
  • 滝山コミューン一九七四
    小学生という、無垢の子たちだからこそ、全体主義に組織化され、自分という主語ではなく、みんなという主語を持った時起こる出来事。
    それは歳など関係なく、ある意味の恐怖を抱かずにいられない。
    そして、それを正しい事だと組織化しようとする大人。
    その矛盾に気づく幼少時代の筆者。

    小学校の中心的な児童にとっ...続きを読む
  • 鉄道旅へ行ってきます
    第一回、第二回に関しては、目的地の話がほとんど出てこず、ただ鉄道話。この辺は最終回にまとめというか、反省会というかで語られている。
  • 鉄道旅へ行ってきます
    関川夏央、原武史、酒井順子による鉄道にまつわる鼎談とそれぞれの鉄道旅のエッセイを収録。
    3人で列車に乗りながら、その場で思っていることを勝手に話し合う。
    知識豊富な原武史と、知識はさほどないけど鉄道に乗るのは好きな関川夏央と酒井順子。バランスが取れてないようで、取れているのか。
    随所に表れる鉄道を文...続きを読む
  • 震災と鉄道
    「震災と鉄道」というタイトルからもっと震災との関連を深めて書くのかと期待していたのですが、そこは期待はずれ。ただ、3.11時の関東圏でのJR東日本の動きなどについての記載はそれなりにあり「震災とJR東日本」的な面は若干ある一冊。
  • 震災と鉄道
    ● しかも三陸鉄道は、運転を再開した2011年3月16日から3月31日まで、運賃を無料にしています。関東大震災の際、鉄道省がとったのと同じ措置をとったわけです。いや、国有鉄道ならまだしも、経営の苦しい第三セクターが採算を度外視してまで、地元住民の足となるために復旧を急いだことに、私は深い感銘を受けま...続きを読む
  • 震災と鉄道
    最近お気に入りの原武史先生の新書本。
    鉄道から色々なことに話がおよぶものなのですね。勉強になりました。
  • 震災と鉄道
    やはぶさもリニアも東京に近くなることだけがメリットで通り過ぎるだけの街が多過ぎる。街に鉄道が走ることは日常の安心を生み出し、車窓は観光資産という速さだけでない鉄道の一面を支持したいです。
  • 震災と鉄道
    この国のかたちが復興を通して見えてきます。
    鉄道に関して、イギリスの歴史学者のトニー・ジャットの『荒廃する世界のなかで』(みすず書房、2010年)でヨーロッパ大陸の大部分の国とイギリスやアメリカ型の政策の違いとして社会共有性と効率性の重視の違いがあることをあげていました。鉄道という公共性が失われ、自...続きを読む
  • 滝山コミューン一九七四
    途中まで、非常に薄気味悪く、こんなに革新勢力が初等教育に食い込んでいたことに驚いたが、自分の小学校時代も非常に近いことをしたりさせられたりしたことが思い起こされた。

    その時も違和感は感じていたものの、自分の意識のうちのわずかしか学校に向いていなかったからか、この筆者ほどの違和感を覚えることはなかっ...続きを読む
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選
    [ 内容 ]
    本当に乗って楽しい区間はどこか?
    日本屈指の「乗りテツ」4人が集まって、100箇所の「車窓絶景区間」を選び出した。
    白波洗う海岸路線、視界が開けた山岳路線、山紫水明の川沿い路線、果ては工場を縫って走るローカル線まで。
    意外な路線が浮上して、有名どころが落選し、紆余曲折の議論の果てに選び...続きを読む
  • 鉄道ひとつばなし3
    鉄道にまつわる多彩なひとつばなし。どうでもよい内容こそ面白いです。駅名で日本の政治家の姓名をつくる。「たなか」「かく」「えい」どれも駅名だそうです。私がもっとも気に入っている章は鹿児島県でもっとも東京に出ずらい地域を時刻表から探す作業の章。飛行機、バス、フェリーなどの時間を組み合わせて何時に出ればそ...続きを読む
  • 鉄道旅へ行ってきます
    どこが?を説明するのは難しいですがオモシロかったです。三人それぞれ鉄道の本を書いていますが、主に原センセイが主催する鉄道旅です。鉄道好きのいろいろがいる中で原センセイの駅そば好きは良い趣味ですね。観光もせずに改札も出ずに北陸の駅そばだけ食べてました。強いていえばたくさん写真が挿入されているのですが、...続きを読む
  • 鉄道旅へ行ってきます
    本屋で関川さんの著書を見ると、鉄道関連ばかりが目につくので、アレ、ホントにテツだったのか、と認識を改めたところ。テツでも文学、歴史系かな。
    酒井さんは漫画「鉄子の旅」にもゲストで登場してたので、鉄道好きは知っていた。
    けど、旅を先導した明治学院の原教授については、よく知らない。その筋では有名な人なの...続きを読む
  • 滝山コミューン一九七四
    東京郊外のマンモス団地における小学校での「自由で民主的な教育」という名の徹底した全体主義を振り返るドキュメンタリー。過剰な班競争や決定事項ごとに行われる児童の演説など、あまりに薄気味悪くて戦慄を覚えた。その反面自分の小学校生活に置き換えると「あれ、もしかして大して変わらない?」と、程度の差こそあれ今...続きを読む
  • 鉄道ひとつばなし2
    [ 内容 ]
    うつ、パニック、強迫、PTSD。
    精神病の症状は時代と共に変わり、SSRIの登場により、広範囲での精神科治療が可能になった。
    自殺者が3万人を超え、うつ症状を訴える小中学生も増えている現在、精神科外来には、どんな症状の人が来るのか、医者はどんなことをするのか、家族はどうしたらよいのかな...続きを読む
  • 鉄道ひとつばなし
    [ 内容 ]
    ひとびとを運び、歴史を動かしてきた鉄道。
    日本の近現代の歩みと地域差、日本人の時間意識まで―鉄道の見方が変わる珠玉の全76話。

    [ 目次 ]
    序章 思索の源泉としての鉄道
    第1章 天皇と鉄道
    第2章 鉄道をめぐる人物論
    第3章 急行・特急・通勤快速
    第4章 歴史の駆動車としての鉄道
    ...続きを読む