原武史のレビュー一覧

  • 震災と鉄道

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    東日本大震災後の鉄道の復旧について、JRと民鉄の温度差や鉄道のもつ意義などの視点で論考していく、と思いきや、後半は高速化と単一化していく鉄道政策の批判になってしまった。それはそれで大切な論考だけれども、それは別の場所で論じてほしかった。

    この本が出されたのは、震災の年。
    三陸鉄道は全線で運転再開を果たした一方で、JRの路線は復旧に格差があり、この論考で恐れている人口の流出が見られている。
    それだけに、その点に集中して掘り下げきらなかったのは残念。

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    2018年09月28日
  • 完本 皇居前広場

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    集会用広場として世界最大を誇るのは中国の天安門広場。面積は
    約44㎡。その天安門広場を上回るのが日本の皇居前広場だ。芝生
    部分を含めての総面積は46万5千㎡になる。

    時折、皇居へ行くことがある。それは新年の一般参賀であったり、
    天皇誕生日の一般参賀だ。天皇陛下をはじめとした皇族方のお姿
    を一目見ようと、人出は多い。それでも一定の静けさを保って
    広場はそこに存在している。

    現在でこそ、皇居前広場が活用されることは数えるほどしかない。
    しかし、昭和初期から戦後しばらくの間、そこは人々が集う場所
    であった。

    本書は明治期から平成までの宮城前広場/皇居前広場の変遷を5つの
    時期に分けて考察している。

    東京は一時の居場所と捉えていたであろう明治天皇と、著者曰く
    東京があまりお好きでなかった大正天皇の在位時代はあまり活用
    されなかった広場が一変するのは、昭和に入ってかららしい。

    「無用の長物」と見なされていた広々とした空間は、昭和天皇の下、
    天皇制の儀礼空間となる。

    戦争へ向かう時代、昭和天皇が白馬「白雪」に跨って、二重橋(奥の
    鉄橋の方)にお姿を見せれば、そりゃ国民は歓呼の声を上げるだろうな。

    「血のメーデー」事件は知っていたが、敗戦後には占領軍のパレード
    や復活祭の為に即席の教会が作られていたのは知らなかった。

    明治期からの皇居前広場の定点観測も勉強になったが、「血のメーデー」
    事件の警察報告と目撃者の証言の食い違いが興味深かった。

    警察側の資料ではメーデー参加者側から暴動が起きたとされているのに、
    作家・梅崎春生が書き残したものでは、デモ隊をすんなりと広場に通し
    た警官隊だったが、その後の暴動のきっかけは警官隊が先に警棒を振り
    かざしてデモ隊を襲撃したかららしい。

    これって、もしかして警察側はわざと広い空間である皇居前広場へ
    デモ隊を誘導したのではないだろうか。この事件を「左翼はどんな
    乱暴をするかもしれない」との暴力的破壊活動の見本とし、同年の
    7月に「破壊活動防止法」を施行しているのだから…と言うのは
    うがち過ぎか。でも、やりかねないと思うんだ。日本の警察組織
    なら。

    皇居前広場は一応「国民公園」なのだが、ここが普段から集会等に
    活用されることはほぼない。届け出が必要なこともあるが、申請
    しても許可が出ることがないんだろうな。

    天皇陛下のお膝元で政治集会なんてもってのほか…と思われている
    だろうし。

    尚、皇居前広場の地下には迷路のような東京の地下鉄も通っていない
    のだそうだ。次に皇居前広場が賑わうのは平成の代替わりで現皇太子
    殿下の即位のパレードの時かな。

    東京のど真ん中には、国民公園という名の禁忌の空間がある。

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    2018年04月23日
  • 〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々

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    (01)
    私たちが親しんだり、親しんでいなかったりする神道の問題が、本書にあるように近世後期以降に著された解釈が主体となっていることがまず確認できる。記紀や風土記とその外伝(一書)を古典とし、その「近代」的な読みを通じて復古神道が立ち上がっていく様子はスリリングである。現代において神道は国家を左右し統合する思想として利用されたが、その理論の端緒や顛末を知る上でも興味深い。
    出雲とその神々(*02)が、伊勢の対立軸というだけでなく、幽冥と顕を行き来し、あるいは天国と地獄、罪と罰といった法制面(*03)にまで乗り出しているのは、近代国家を考える上でも示唆的であろう。

    (02)
    平田国学の展開にも注目している。伊那谷における近世末期から近代初期にかけての展開は、藤村の「夜明け前」に詳しいが、あるいは諏訪信仰にも見える出雲への対立意識とシンパシーが伊那谷が平田国学を受容する素地にあったのかもしれない。

    (03)
    神道の近代的な解釈にあたって、儒教や道教が及ぼした影響というのは知られているが、本書においては近世の初期に移植されたキリスト教と神道の結びつきも示しており興味深い。

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    2017年04月02日
  • 知の訓練―日本にとって政治とは何か―

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    大学の教授が講義を記した一冊。

    日本人にとって政治というのはどういう位置づけで、天皇制がどういう位置づけであったかというのを、著者の視点を通じて知ることができた。

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    2016年05月25日
  • 「昭和天皇実録」を読む

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    公にされていない事柄が多く驚く。特に実母との確執は最大級の驚きだ。昭和天皇の退位も可能性があったくらいだから。

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    2016年04月29日
  • 滝山コミューン一九七四

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    思い起こせば、どの学年かははっきりしないが小学校ときに、班競争で点数を競っていた気がする。班だと負けるから「あいつは班に入れたくない」というような言葉ももおぼえている。
    ボロ班、ビリ班には覚えがないが、集団責任はよく聞いた。
    軍国主義から脱却したはずが、個を抑圧する集団主義に陥っているという皮肉に、改めて公教育の怖さを感じた。

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    2016年02月22日
  • 「昭和天皇実録」を読む

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     『昭和天皇実録』の講義録。著者がこれまで研究してきた「巡幸・行幸啓」や宮中祭祀をはじめとする宗教との関係に重きを置いており、政治史・軍事史的な観点は薄い。目新しいところでは、戦後占領期に昭和天皇がカトリックに接近を図り、改宗の可能性すらあったという指摘が興味深い。旧著『昭和天皇』(岩波新書)と同様、昭和天皇と母親の貞明皇后との確執・緊張関係を強調しているが、史料批判の上で異論はありえよう。

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    2015年12月26日
  • 「昭和天皇実録」を読む

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    著者の『皇后考』を読んでいたのが参考になりました。やはり昭和天皇は母貞明皇后(後、皇太后)を恐れていたことが、判然と示されています。それと、私が特に気になるのは、天皇がカトリックに接近する背景には、神道に対する悔悟に加えて、A級戦犯にすべての罪をかぶせることに対する精神的な葛藤があったと思われることと、一九五〇年まではカトリック教徒との密接な関係が続いていたが、サンフランシスコ講和条約と同時に日米安全保障条約締結によって、ローマ法王へと接近して別の枠組みを模索する道が途絶えたことが指摘されていたことです。

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    2015年11月24日
  • 「昭和天皇実録」を読む

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    「皇太后」
    これが一番の歴史だったんですね。
    それと皇太后に仕えた女官。
    それに影響された皇后。
    とにかく・・・・、歴史の裏に「オンナあり」ということでしょうか。
    恐ろしい。

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    2015年10月07日
  • 日本の鉄道 車窓絶景100選

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    鉄道を入れ込んだ絶景とは違い、車窓からの絶景は限られるのだろうと思う。写真にもし難く、やはり実際に列車に乗って自分の目で見ることに意義がある。本書が写真を多用せず、4人の鉄があーだこーだと話す内容を読者に楽しませることに重点を置いたとするのは穿ちすぎか? 銚子電鉄がノミネートされたが選ばれず、自分の住む千葉県が100選にどこも選ばれなかったのは残念であるが仕方なしだろう。本書は'08年の発行で、それ以降の台風や東日本大震災などで廃線や変わってしまった車窓も多いのではないだろうか。

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    2015年02月24日
  • 知の訓練―日本にとって政治とは何か―

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    ネタバレ

     時間や広場など一見政治とは関わりがないように見えるものが実は関係している、ということが書かれている。政治を理解するためには目に見える表面だけでなく、背後の歴史を知ることが必要である。この本でこれまで事実として知っていたこともより深く理解出来た。授業形式の本なので、ややまとまっていない印象も受けた。

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    2015年01月20日
  • 思索の源泉としての鉄道

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    「あまちゃん」の演出にはJR東日本に対する辛辣な批判が込められているといっても過言では無い。東北新幹線はいち早く復旧したのに、三陸沿岸のJR線は復旧の見通しすら立っていない。最終回でアキとユイが、現在の三陸鉄道北リアス線の終点になっている田野畑駅をモデルとする畑野駅から先に伸びる線路の上を歩きながら、来年開通すると話し合っていたのも、いつ復旧するかわからないJRと対比することで、そのセリフがいっそう際立つ。

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    2014年12月14日
  • 思索の源泉としての鉄道

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    東海道本線を走る特急つばめ、はとが復活したらを仮定したストーリーをオモシロく読みました。大阪9時発、東京16時半着。長時間の乗車であるため、駅弁を買い込み、PCを備えた個室で仕事をし、目が疲れると車窓を眺め、食堂車で沿線の特産品(由比の桜えびのかき揚げそばなど)を使った食事をしながら相席の客の話を聞いたり、個室のルームサービスでコーヒーや静岡茶を頼み、コリを解消するためのマッサージまで楽しんでもまだ着かない!

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    2014年12月08日
  • 〈出雲〉という思想 近代日本の抹殺された神々

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    ネタバレ

    これの前に読んでいた『サイモン・アークの事件簿I』と同時期に購入。第一部は十八世紀末から十九世紀末に至るまでの政治思想史〈総論〉で、国学や復古神道などさほど古くない時代が記述の起点となっている。確かにそれ以前の政治思想に〈出雲〉は関わってないわけだから当然といえばそれまでなのだが、〈思ってたのと違う〉感は否めず。しかし「幽冥主宰神」オホクニヌシを巡る闇の政治思想史として、なかなか興味深い論点ではあった。
    第二部は埼玉県の県庁所在地に関する思想史〈各論〉。つまり大宮でなければ、浦和でもどこでも良かったと?w

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    2014年12月01日
  • 思索の源泉としての鉄道

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    <目次>
    序
    第1章  東日本大震災と鉄道
    第2章  天皇・皇后と鉄道
    第3章  沿線文化の起源
    第4章  断たれた鉄路を行く
    第5章  鉄道をめぐる記憶と文学
    第6章  乗客の横顔
    第7章  鉄道復興の限界
    第8章  海外の鉄道で考える
    第9章  よみがえる「つばめ」「はと」

    <内容>
    新しいタイトルだが、『鉄道ひとつばなし』の第4弾。東日本大震災もあり、タイトルを変更した模様。序のところとあとがきでいろいろ書いてあるが、変えた理由がよくわからない…。内容的には、東日本大震災後、三陸地域のJR東日本の対応がいいかげんと、批判の部分が多い。またJR東海の新幹線神話に対してもやや批判的(第9章)。第2章が原さんらしいか…

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    2014年11月01日
  • 震災と鉄道

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    20140410 災害と鉄道、どんな問題が有るのか分かりやすく解説されている。一部鉄オタな内容もあり距離を置いて読んだ方が良いかも。リニアの問題点についてもう少し解説してもらいたかった。

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    2014年04月10日
  • 沿線風景

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    政治思想史を専門とされている原武史さんによる書評。書評と言っても、必ず電車に揺られて小旅行をする。昼時には概ね麺類を注文する。訪れた土地の郊外団地について考察がなされ、また、天皇とその土地の関わりが語られる。
    なんだか、とってもユニークな本。
    好きだなぁ、こういう感じ。この人の他の本も読んでみたくなりました。

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    2014年01月05日
  • 沿線風景

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    後書きで「私の本職は、日本政治思想史の研究である。」と云われる原先生。「大正天皇」「昭和天皇」などの著作もある。鉄道好きでも有名。
    主に東京近郊に鉄道やバスで出かける。あさま山荘や三里塚、上九一色村など昭和、平成の事件となった舞台や天皇の御用邸、大規模団地など。
    小さな旅行記の中で、本が紹介される。新刊ではなく、昭和の時代の側面を伝えるノンフィクションが多い。文芸作品も多少。

    書評というには言及は短いが、郊外に残る昭和の風景の記憶と本の話が、なんとも言えない味を醸している。

    大本教を再訪するのが、チョッと不思議。昔読んだ栗本慎一郎の本でも大本教は取り上げられていた。当時に沢山出現した新興宗教の一つと思っていたが、社会学者が注目するだけのことがあるのか。

    旅先で蕎麦やうどん、時々鰻を食してる。駅弁は釜飯が二回出てくるぐらい。ホームの駅そばの味を知っているのは、流石は筋金入り鉄ッちゃんです。

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    2014年01月18日
  • 鉄道旅へ行ってきます

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     いきものがかり的な構成の鉄道旅行は、とても楽しそうです。ほぼ関川さんと原さんのうんちくで、占められていますが時々入る酒井さんの発言がおもしろい。
     特に、『Ⅲ 大人の遠足で行こう』で秩父鉄道のSLに乗車中、沿道の見知らずの人から手を振られるところで酒井さんの
     「気分は皇室の一般参賀みたいでした。手を振っている人がいたら、必ず手を振り返すことをモットーにしているので、私は紀子さまをイメージして振っていました。」
     を見て、なんて可愛い人なんだ、と同じところを何回も読んでしまいました。

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    2013年06月25日
  • 震災と鉄道

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    東日本大震災における各ローカル線とJR東日本の対応について、また今後の鉄道の役割についてまとめた本。全体的にJRに対して否定的なスタンスであるのは割り引く必要があるものの、鉄道を単にA地点からB地点まで乗客を輸送する手段と定義することなく、地域における多面的役割を担っているという言説は示唆に富む。

    この本のなかに挙げられていた、盛岡~宮古~釜石を結ぶJR山田線のポテンシャルについては頷ける。イーハトーブの里として風光明媚な塩の道=宮古街道から三陸海岸に抜ける路線は、スローな展望列車などで巡るには非常に魅力的である。首都圏から盛岡駅までは2時間半でアクセスできるので、宮沢賢治や柳田国男の物語と併せて巡る旅を企画すればウケるように思う。

    一方でJR東日本という巨大企業にとっては、ドル箱である首都圏の鉄道での収益力を強化していくことが事業者としての利益に適い、駅ナカビジネスを推進したり首都圏での私鉄各線との競争に勝つことが至上命題となっている。黒字企業のJR東日本は山田線のような赤字路線を復旧させるのにも自主財源で行なう必要があり、赤字路線を復活させるのは及び腰であるという。

    地方都市の駅前商店街の衰退などという問題と、JR民営化は密接に関係している。民間事業者として赤字のローカル線の本数を減らしていかざるを得なくなり、実際に北海道ではかなりの鉄道が廃止されている。また、新幹線が各地へと延伸することで、並行して走る在来線は第3セクターとなって、日常的に利用する地元客にとって割高な切符を購入せざるを得ない状況となっている。

    国土の均衡な発展を唱えて日本中の鉄道網を整備する計画をつくった1970年代から約40年、現実に整備が進められた結果、交通インフラでは大きな格差が生まれている。計画ありきでこのまま効率化を進めていってよいのか、東日本大震災という自然災害を契機に、再び考え直すべきタイミングに来ているのだと思う。

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    2013年05月25日