工藤精一郎のレビュー一覧

  • 死の家の記録

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    ドストエフスキー自身のシベリア流刑の体験を元にした作品(だと思う)。
    刑務所内での人間関係、人間の性格など、今後の作品に活かされていると(訳者あとがきを読んで知ったが)あって、感慨深く思った。
    途中退屈になりながらも、長い作品を読み進めていっての最後の言葉、その開放感には、胸を震わせるものがあった。
    自由な現代に生きながらもどこかにある息苦しさに、響く一言だった。
    読み終えてじわりと来た。

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    2009年10月07日
  • 父と子

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    ロシア文学は登場人物の名を覚えるのに苦労するとのことだが、この小説は登場人物が少なくそんなこともなかった。
    時代背景が窺える。
    幸せについても考えさせられる。

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    2009年10月07日
  • 父と子

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    2007年03月04日
    「マイ・ボス☆マイ・ヒーロー」というとても好きだったドラマにツルゲーネフという作家が出てきて以来、何かその作家の作品を読みたいな、と思っていました。たまたま池袋サンシャインで開催されていた古本市で『父と子』の文庫本が6冊ぐらいあったので、一冊買ってみました。
     ニヒリスト故に何もかも切り捨てるバザーロフは、自分の頭が考えることと心が感じることの葛藤に苦しみながら、最終的に自らも切り捨ててしまったのかもしれません… 対してアルカーヂイとカーチャの恋模様はワトーの絵画のようにふわふわとしていて、自分の考えに固執するバザーロフが哀れにさえ感じられます。
     おそらく初めて

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    2009年10月07日
  • 罪と罰(下)

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     初めてロシア文学を読んだ。最初に感じたのは「とにかく読みづらい」という戸惑いだった。名前が長く、人によって呼び方が違い、「今、誰の話だろう?」と何度も迷宮に迷い込んだ。さらに、一人語りが異常に長い。まるで永遠に独白を聞かされているような感覚に陥った。
     しかし、上巻を終える頃には、ようやくこの作品と少し親密になれた気がした。呼び名の法則が見えてきて、長い独白も「クセ」になってきたからだ。

     この作品の魅力は、表面的な物語ではなく、深層心理の奥深くまで入り込んで描かれた人間描写にある。あまりにも細かく心理が描かれるため、世界がリアルでありながら、どこか非常識に感じられた。登場人物のほとんどが

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    2026年09月06日
  • 罪と罰(下)

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    思想と信仰の物語。
    信仰と愛によって、救われたような結末を迎えます。

    ドストエフスキーは信仰心が強い作家なのだろうなと感じました。

    主人公のラスコーリニコフは誇大妄想を抱いているのに、罪を犯した後はあまりにも挙動不審でした。その挙動不審ぶりは、まるで喜劇のようでした。
    差別的で気持ち悪い性癖を持ったスヴィドリガイロフは、自ら命を絶つという形で報いを受け、一方でラスコーリニコフは正直さと過去の善行によって罪が軽くなりました。人間の葛藤をしっかり描きながらも、最後は読者が安心できる方向へ着地させる。そのバランスこそが、人気文学たる所以なのかもしれません。

    『罪と罰』は文学として面白いので評価

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    2026年08月22日
  • 罪と罰(下)

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    ネタバレ

    これはサスペンスだったな。
    とにかく気になったのは、「へ!へ!へ!」はどういうテンションのへ!だろう?
    凄く出てくるんで面白い
    後半ちょっときつかったけど読み切った!
    ほんでみんな喋りすぎ、そこが面白いとこか。自分の言語化能力なさ過ぎて凹む。
    ただ、私的には地下室の手記の衝撃には勝てないなと………。次はどのドストエフスキーか、やっぱり処女作になっちゃうな。

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    2026年07月26日
  • 死の家の記録

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    本著はドストエフスキー後期の作品を深く理解する必読書として挙げられており、獄中の囚人たちの心理や苦悩は見えるものの、シベリア流刑という過酷さはさほど伝わってこなかった。

    前期と後期の作品を読み、再読することであらたな発見もあるかもしれない。ただドストエフスキー著作の一頁一頁は独特の重厚感があるため、あと2、3年くらい時間をかけないとなかなか読み込めなさそうだ。

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    2026年07月25日
  • 罪と罰(上)

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    ネタバレ

    3.5
    1人に対して3つくらい呼び名あるな!
    新しいの出てくるたびに笑う(笑)
    呼び名を変える意味ははたしてあるのかどうか………
    とにかく、みんな気性が激しくて面白い。
    最初に地下室の手記を読んだけど、それも。
    ほんでみんな攻撃的。なぜこんな面白く読めるかって、多分ずっと誰かが話してるせいか?一息つく暇もなく誰かはなしては皮肉を言ってる。下巻はどうなるかな〜

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    2026年07月23日
  • 罪と罰(上)

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    ドストエフスキーといえば、という代名詞的作品。
    主人公の内面葛藤、周りの人々の人間らしさ、とにかく登場人物全員に味がある、好きになれる。

    けれど喉が渇いてしまいそうなくらい人物のセリフが長い、初見では読みづらいと感じてしまった。

    けれど本筋、人物の書き方はとても好きだった。
    カラマーゾフの兄弟も読んでみよう。

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    2026年07月22日
  • 罪と罰(下)

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    あらすじのみ読んだ状態で読み始めたら思ってたんと結構違った。
    上巻は登場人物の名前を覚えることが大変だった。

    主人公は「我非凡人だし、ババアはくそなので死んで然るべきだし」みたいなスタンスを基本的に取りつつ、殺人をしてからというもの悪夢にうなされたり、記憶が曖昧になったり、病気になったりと、自分の信念や意思とは裏腹に、意識の外でしっかり苦しんでいることが伺えるのが印象的だった。
    母、妹、友人からの信頼に触れてそうなっていったのかも。
    自分の信念とは裏腹に思いもよらぬ愛を受けて、非凡人となりきれなかった自分に苦しむことが罰なのかなぁと思った。

    貧困により人を殺したり、立場が苦しくなったり、頭

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    2026年06月25日
  • 罪と罰(上)

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    ネタバレ

    高利貸しの老婆を殺害する前、殺害時、殺害後の心境の変化が面白い。

    殺害時は焦って冷静な判断ができず、紙一重の所で逃げることができた。ただ、その後は心身ともに疲労困憊している中で証拠隠滅をしていくが、それも理性的な判断が出来ないまま進んでいくのが、罪を犯した後の心境として納得できる。

    上では、自分が犯した罪を暴露して楽になりたい気持ちから、自分の罪を正当化しようとする気持ちへ移行していっている感じがする。

    後者については、社会主義(人類は皆平等であるべき)の思想を持ち出して老婆の殺害を正当化しようとしていて、当時のロシアの時代を感じた。

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    2026年06月21日
  • 罪と罰(下)

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    とにかく読むの大変だった
    のに、なんとか読み進めました〜
    ロシア文学、ちょっとハマりそう...
    苦悩と戦い続ける主人公
    知らない感情をしれた気がする

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    2026年06月12日
  • 罪と罰(上)

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    読むのめっちゃ大変(笑)
    私が馬鹿なのもあるけど知らない言葉がありすぎてまず言葉調べから始まる...
    まず登場人物たちの名前が覚えられなくて呼び方も変わるし混乱しまくりながら慣れるまで時間かかる...
    上下読み終わるのにまる1ヶ月もかかってしまった

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    2026年06月12日
  • 罪と罰(下)

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    伊坂幸太郎氏の作品「マリアビートル」の中に出てくる殺し屋の蜜柑の愛読書で、気になったので購入しましたが、正直に言うと自分には難し過ぎました。
    著書を愛読書にしている方も多いとは思うのですが、自分は読み終えるのにえらく時間がかかってしまいました。
    世界中の人々が著書を読み、罪とは?、罰とは?、殺人とは?、愛とは?、と色々な心情に対しての一つの答えを示しています。
    内容も思いし、おそらくもう一度読もうとは思わないのですが、一度は読んでおいた方がいいかなとも思いました。

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    2026年05月30日
  • 罪と罰(上)

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    伊坂幸太郎氏の作品「マリアビートル」の中に出てくる殺し屋の蜜柑の愛読書で、気になったので購入しましたが、正直に言うと自分には難し過ぎました。
    著書を愛読書にしている方も多いとは思うのですが、自分は読み終えるのにえらく時間がかかってしまいました。
    世界中の人々が著書を読み、罪とは?、罰とは?、殺人とは?、愛とは?、と色々な心情に対しての一つの答えを示しています。
    内容も思いし、おそらくもう一度読もうとは思わないのですが、一度は読んでおいた方がいいかなとも思いました。

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    2026年05月30日
  • 罪と罰(下)

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    よくわからない、というか難しい小説。
    やっと下巻まで読み終えた。

    この本にチャレンジするなら、先に要約みたいなものを読んだ方がいいかな。

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    2026年03月25日
  • 罪と罰(下)

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    カラマーゾフの兄弟より宗教的な思想の話が少なく読みやすかった。
    思想に基づいて殺人を犯したけれど、心はその罪の重さに耐えられない様がリアルで、その描写の細やかさがすごいなあと唸らされました。
    ラスコーリニコフは結局変われたのか?彼の思想の根本は変わっていないままではないのか?そんなところを、誰かと話してみたくなる終わりでした。
    それはそれとして、ラズミーヒンはいいやつです。

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    2026年02月19日
  • 罪と罰(上)

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    今でいう叙述ミステリーと言うやつかな?天才が殺人を犯し犯行を隠蔽する。犯人の心情の描写が詳細に描かれている。ただ、ロシア文学と言うことで、登場人物の名前が覚えにくく、フルネームで記載されることや言葉の言い回しが凄く読みづらくなっているのは残念に思う。

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    2026年02月14日
  • 戦争と平和(三)

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    物語はついにモスクワ侵攻へ
    露軍・仏軍ともに、政治的権力闘争や突発的なインシデント、錯綜する情報、幹部同士の意見対立に振り回されていく様子が生々しくておもしろい
    歴史上の偉人ではなく、状況に流される一個人として描かれるナポレオンの人間臭さもよかった

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    2026年01月19日
  • 戦争と平和(二)

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    728頁の大作…
    個人的に一巻からシンパシー抱いてた厭世的な人物がすっかり脳内お花畑になったことにも驚いたが、物語が展開される上で何度も「え、そっち?そうくる?」ってなった
    まぁでも確かに人間の性格なんか曖昧で、状況に応じて場当たり的にも変質する生き物だよな〜

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    2026年01月16日