工藤精一郎のレビュー一覧
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恐怖で終えた上巻に続き、一体どんな不幸がやってくるのだと恐れていたが、ラズミーヒンの人柄とレベジャートニコフに救われた。レベジャートニコフって誰だっけ、、、?だったけども。
マルメラードフみたいな人はよくいるものなんだろうか?「カラマーゾフ」のドミートリィとか、「白痴」にもこんな自己破壊的人物がいた気がするのだが。なんでやねん、と言いたくなる。程度ってものがあるでしょう!と。
ドストエフスキーは、イワンやラスコールニコフのような思想を支持していたのだろうか。考えてはいたと思うけども(でなきゃ書けない)、それを是非どちらに捉えていたのだろう。
読み終えた後にWikiで時代背景やら名前のロシア -
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最終巻である
後半から最後にかけてトルストイの独白の分量がさらに増え、
ああ、トルストイはこれほどの思いを伝えるために血肉を削いでこの小説を描いたのだ!
受け止めきれないほどの重厚な内容を紐解くのだが…
注)ネタバレあります
■ヘズーホフ家
大資産家メガネ太っちょのピエールの家
フランス兵の捕虜となったピエール
目の前でロシア人捕虜がフランス兵に処刑されるのを目の当たりにし、常に死の恐怖と向かい合わせの状況を経験
しかし究極の貴い精神と素朴な心を持つ大した地位のない元百姓カラターエフと出会い、心が洗われる
ピエールはこの劣悪な状況下とカラターエフとの出会いにより「苦悩の限界と自 -
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3巻は今までとは違い随所にトルストイの肉声をハッキリ感じる場面が多い
物語を登場人物たちに任せておけず、どうにも我慢できず本人が思わず登場しちゃったの⁉︎…という感じから始まり、もう我慢できない!とばかり彼の強い思いがあふれ出る
ナポレオンの登場回数もかなり増え、いよいよ大詰めの「ボロジノの戦い」が始まる
非常にリアルな戦場描写と百姓から商人から貴族から兵士から官僚からあらゆる立場の人たちが描かれており、彼らの心情の変化などが読み手を巻き込んでいく
■ヘズーホフ家
大資産家メガネ太っちょのピエールの家
私生活では相変わらずの放蕩男ピエール
妻のエレンのイカれぶりもエスカレート(同時 -
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ドストエフスキーの五大長編のひとつ。
他の四作はすでに読んだが、これが一番読みにくかった。
読みにくいというか…話の筋がよくみえないというか…話に乗りづらいというか…。
あと名前の覚えにくさも一番だったかもしれない。
同じ名前の公爵が二人もいるし…。
主人公のアルカージイはまさに『未成年』というかんじで、いわゆる若気の至り的な部分が多く、読んでいて恥ずかしくなってしまうような場面も多かった。
本書は『偉大な罪人の告白である』とされているので、これから下巻でいろいろあったり、アルカージイが成長したりするのかな?と思うけど実際はどうだろう…。
実父のヴェルシーロフとの関係性もどうなるのか。
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ナポレオンのロシア侵攻によって引き起こされた世界史の大きな流れと、
ロシア貴族の家庭(主に三家若しくは四家)の出来事を2つの軸とした壮大な物語
こちらは以前読んだ「20の古典で読み解く世界史」で
トルストイ曰く「歴史を動かすのは英雄でもなく傑物でもなく名もなき民衆それぞれの生活なのだ」というこの一文に心惹かれ
これは死ぬまでに絶対読まなくては!と意気込んだのだ
が…
予想はしていたものの、読み始めは辛くちっとも進まない…
相変わらずの長ったらしい「ロシア名+〇〇侯爵、〇〇子爵、〇〇伯爵夫人…」
そんな彼らのサロンで繰り広げられる噂話もりだくさんの会話(はぁ…)
ブツブツ文句言いながら頑張っ -
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kazzu008さんのレビューを見て、読んでみようと思った。
書かれた時代は1862年、ロシアの農奴解放の年である。「子」の一人はアルカーシャ。ロシアの田舎の大地主の息子で、貴族階級。もう一人の「子」はアルカーシャが尊敬する親友のバザーロフ。バザーロフは雑階級で医者の卵で何事も信じない「ニヒリスト」で、その新しい考え方がアルカーシャを魅了している。二人が大学を卒業して三年ぶりに帰省する際、アルカーシャは自分の家にバザーロフを連れてくる。貴族階級の古い頭の父親とその兄(伯父)には、バザーロフと彼に賛同するアルカーシャのことが理解出来ない。まだ、父親のほうは、最近の本などを読んで、一生懸命若者 -
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私には難しかったです。まず登場人物の名前! 同一人物でも何の断りもなく複数の名前で呼ばれるので、中盤辺りからは誰が誰やらわからなくなってしまいました。そこを圧して最後まで目は通しましたが、テーマも非常に複雑で、どこがメインで、なにをどう考えれば良いのか、個人的には理解できませんでした。新しい訳がでたらまた読んでみようと思います。
ただ1つ、面白く思ったのは、解説の「マカールの言う神の名を頻繁に唱える無神論者とは、ドストエフスキー自身のことではないのか」という指摘です。通読中は気付かなかったのですが、言われてみれば確かにそうかもしれません。個人的に、ドストエフスキーは神を信じてはいないが、神を信