工藤精一郎のレビュー一覧

  • 戦争と平和(三)

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    戦争も大詰め。名将が知略を尽くす戦争ではなく、
    個人間の殴り合いの延長にえるような、
    決して格好よくない戦争が描かれる。

    伏兵のために、兵を伏せる場所、
    事前準備の段階では確かにマヌケな
    場所に見えるかも。

    トルストイの歴史認識や、人物描写が
    冴え渡る1冊。

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    2020年05月17日
  • 戦争と平和(一)

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    天然なヤツ、嫌味なヤツ、人生舐めているヤツ、
    ゾロゾロ出てくる登場人物。
    しかし、不思議に憎めない。
    それぞれが、自分の生を生きている印象を受ける。
    ちょっとした、仕草でキャラを描ききるのが
    文豪の筆力か。

    高尚な哲学的な展開を想像していたら
    生々しいまでに人間的。

    あと三冊も一息に読めそう。
    (ロシア人の名前は覚えにくく、誰だっけと思っても、
    勢いで読んで、「ああ、あいつか」と思い出すくらいで読むのがコツ?)

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    2020年05月03日
  • 戦争と平和(一)

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    学生時代に読んでてよかった。
    夢中でトルストイにハマったのは正解

    今だと戦争と平和、アンナカレーニナ、
    復活とロシア文学にハマるほど
    エネルギーがないわ
    大作に挑戦するのは大切だ。
    心に今も残ってる。

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    2020年03月14日
  • 戦争と平和(三)

    購入済み

    どの頁を開いても楽しめる

     全巻を紙の本、解体してタブレットに入れたり、ブックライブから購入したりした。また、過去にテレビで放送された、「戦争と平和」の番組を録画したりした。
    どの頁を開いても、人物がまず生き生きと描写されていて、まるで映画を見ているようにも感じられる。
     長編なので、、また、人物の名前を覚えるのが大変だが、どの頁を開いても
    ストーリーを抜きにして楽しめる。

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    2019年10月27日
  • 戦争と平和(一)

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    アンナカレーニナが面白かったので、続けて手に取ったこの本。登場人物と人間関係が把握できるまで少し我慢が必要だが、その後はすっと話に入っていけた。後半はのめり込みすぎて、終わるのが勿体無い!という気持ちを久しぶりに味わった。大満足。

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    2019年10月13日
  • 罪と罰(下)

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    下巻では金持ちのスヴィドリガイロフが登場。これは解説によるとラスコーリニコフの影の分身のような男であるらしいが、机上の選民思想と強烈な自尊心から殺人を犯したラスコーリニコフと比べれば、最後は善行で終わっているわけであるし、彼の立ち振る舞いはおよそ作中でラスコーリニコフとドゥーニャが罵るほどの悪人には思えない。

    エピローグでラスコーリニコフは自殺しなかったことを後悔するが、スヴィドリガイロフは自殺した。死を恐れ、話題に出されることも嫌っていたのに。ドゥーニャはソーニャのようにスヴィドリガイロフを救えなかったから、という単純な比較で自殺した・していないを論じることはできない。

    なぜスヴィドリガ

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    2026年02月17日
  • 罪と罰(上)

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    序盤マルメラードフの長台詞の悲惨さと長さにげんなりしたがラスコーリニコフが金貸しのアリョーナ・イヴァーノヴナを殺害するシーンは驚くほど真に迫っていた。
    まるで今ここで殺人が行われているかというほどの臨場感だった。
    殺人を犯す前からラスコーリニコフの精神状態は異常であり躁鬱の気があるのか突拍子もない行動・言動が多かった。
    それが、殺人後はますます増えていき、全く理解し難く理性的でないそれらの行動についていけなかった。
    ページをめくる手どころか本を開くのも億劫になった。
    結果として上巻を読み終えるのに3ヶ月近くかかった。

    ドストエフスキーは心理を描く作家らしいが、これが一人ラスコーリニコフだけで

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    2026年02月17日
  • 戦争と平和(一)

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    ネタバレ

    「ナターシャピエールアンドざグレートコメットオブ1812」っていう、ものすごい長い、しかし戦争と平和のお話ですよーっていうアピールがすごいタイトルのミュージカルを、見るに当たって読まなきゃと思ったのだけど、まあ読み終わらない(T-T)初日が明け、観劇し、千秋楽が終わってようやくよみおわりました。

    トニー賞を取った?あれ?とってないか、ノミネートされたやつなんだけど、冒頭に登場人物紹介ソングがあって、その紹介ソングと、ナターシャが生田絵里香ちゃん、ピエールが井上芳雄さんという顔変換があってやっと読み終われたの。ありがとう井上芳雄様。

    だいたい、ロシア人、名前がややこしく、愛称が本名からはかけ

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    2019年02月01日
  • 戦争と平和(三)

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    何不自由無く遊んで暮らす大富豪の青年がいて。優しく純粋な大富豪は、パーティ三昧な無為の中で人生に悩んでいます。

    大富豪の心の友、大親友の青年は、親の代からの誇り高き軍人、高潔で有能な高級士官。ナポレオンと祖国との戦争に巻き込まれながら、天真爛漫な美少女と運命の恋に落ち、婚約。

    美少女の兄も軍人。士官。
    悩み無く軍隊勤務を楽しみながらも、実家が経済的に没落していく気苦労。家の経済の為には、愛し合う貧しい幼馴染との結婚が許されない。

    天真爛漫な美少女は、不良の嘘と誘惑によろめいてしまい、婚約は破棄される。騙された愚かさに気づいた美少女は、絶望して自殺を図る。そんな彼女を慰めた大富豪の青年。親

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    2016年12月01日
  • 戦争と平和(二)

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    「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」
    「ハチミツとクローバー」「3月のライオン」
    「天然コケッコー」「まんが道」
    「リアリティ・バイツ」「卒業」
    「北の国から」「ふぞろいの林檎たち」

    そんな名作たちを、ぎゅっと濃縮したような味わい。

    #

    あれから、たったの数年…10年も経っていない。

    若く、世間を知らず、獏とした不安と、根拠のない傲慢に包まれて。
    家族や友人を中心とした狭い人間関係が、世界の全てだと思っていて。
    傷つきやすく、すぐに無邪気な幸せと笑顔に戻れた、軽やかに危なっかしく踊りながら、てぶらで疾走する。そんな若者たちが。

    社会に出る。社交をする。新しい人間関係。変わっ

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    2016年11月25日
  • 戦争と平和(一)

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    オシャレやファッションが好きな人は「オシャレis我慢」と言うそうです。寒かったり、ちょっとキツかったりするのを、我慢しないとね、ということなんでしょうね。

    ホントのところで言うと、読書でも何でも、色んな趣味も、やっぱり我慢が大事です(笑)。ほんとにヨロコビを得るためには。

    (ってまあ、半分冗談ですけど、そういうと人間関係も仕事も家族関係も、恋愛も、なんでもそうなのかも知れませんねえ…)

    #

    やっぱり19世紀の小説ですから。
    うーん。冒頭は若干入りにくいかもですね。
    僕の個人的な方法論としては「もう、4割くらいはなんだか分かんないけど、分かんないまま読み飛ばしていく」というのが常です。

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    2016年11月21日
  • 戦争と平和(三)

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    トルストイによる戦争論から始まる第三巻。
    三巻は戦争とそれに伴う政治思考が多いです。

    ロシア人名についてのメモ。
    ❖名前に男性形と女性形がある。
    ⇒名字の場合、(ボルコンスキィ家の場合)父と兄「ボルコンスキィ」、妹と妻「ボルコンスカヤ」
    名前の場合、男性「アレキサンダー」、女性「アレキサンドラ」。男性「イリア」、女性「イリナ」など。
    ❖名前の中に父称(父親の名前)を入れる。
    ⇒(ボルコンスキィ家の場合)
    父「ニコライ・アンドレーヴィチ・ボルコンスキィ」
    息子「アンドレイ・ニコラーエヴィチ(ニコライの息子)・ボルコンスキィ」、
    娘「マリヤ・ニオコラーエヴナ(ニコライの娘)・ボルコンスカヤ」

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    2022年11月24日
  • 戦争と平和(二)

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    二巻は人間描写が多いですね。
    ニコライの狼狩、アンドレイとナターシャの舞踏会場面など美しく印象的な描写も多々あり。

    ロシア人名についてのメモ。
    ❖名前に男性形と女性形がある。
    ⇒名字の場合、(ボルコンスキィ家の場合)父と兄「ボルコンスキィ」、妹と妻「ボルコンスカヤ」
    名前の場合、男性「アレキサンダー」、女性「アレキサンドラ」。男性「イリア」、女性「イリナ」など。
    ❖名前の中に父称(父親の名前)を入れる。
    ⇒(ボルコンスキィ家の場合)
    父「ニコライ・アンドレーヴィチ・ボルコンスキィ」
    息子「アンドレイ・ニコラーエヴィチ(ニコライの息子)・ボルコンスキィ」、
    娘「マリヤ・ニオコラーエヴナ(ニコラ

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    2020年01月15日
  • 戦争と平和(一)

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    子供の頃「小学館世界名作全集」で読んで知ったつもりでいる”名作”がたくさんあるんですが、やっぱりこれはいつかちゃんと読まなきゃいけないよなあと私の読書課題だったので取り掛かってみた。

    まずはロシア人名について。
    私はフィギュアスケートファンなのですが、スラブ系選手を本名でなく愛称で応援したり、本名が長ったらしかったり、兄妹なのに名字が微妙に違ってたりしてるので、ロシア人名についてとりあえずこのくらいの認識を持っている。

    ❖名前(洗礼名)には、愛称、省略形がある。
    ⇒リザヴェータは「リーザ」、ニコライは「ニコレンカ、ニコールシカ、コーリャ」、エフゲニーは「ジーニャ」など。

    ❖名前に男性形と

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    2019年10月23日
  • 戦争と平和(四)

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    ネタバレ

    長かった…。全登場人物が収まるところに収まった、という感じ。

    個人的には主人公たちよりナポレオンの記述部分が
    面白かったです。

    最後はエピローグという名前の論文。しっかり読めてないので
    またじっくり読みたいです。しかし、こういう本を現代の作家が
    出したらクレームの嵐だろうなーと想像しました。小説の最後数十ページが論文ですから。

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    2016年01月16日
  • 戦争と平和(三)

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    ネタバレ

    第2巻から打って変わって戦争とモスクワ侵攻。
    主人公ピエールもナターシャも出てくるけれど
    個人的にこの巻はナポレオンがメイン。

    モスクワの火災はロシア軍の組織的な放火だったとされているが、
    トルストイは『当然燃えなければならないような、
    そうした条件の中に放置されたために、モスクワは
    燃えたのである。』と、無秩序な都市で火災が起こらない
    わけがないとしている。真実はどちらでしょうか。。

    第4巻、主人公ピエールの活躍に期待。

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    2015年11月07日
  • 戦争と平和(一)

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    ネタバレ

    ナポレオンが統治するフランスvsロシアを背景に
    若者たちがどう生きていくか、が描かれている…が
    なにせ4巻中の1巻、起承転結の起、物語は始まったばかり。。

    登場人物は多いけどとりあえず、ピエール・ベズウーホフ、
    アンドレイ・ボルコンスキィ、ニコライ・ロストフ、ナターシャ・ロストワを
    押さえておけばなんとか読み進められます

    「真実を語ることはひじょうにむつかしいことで、若い人で
    それができるものはきわめてまれである」(p561)とあるように
    若者が人生の岐路に立ち、これから迷っていく、そのスタートラインの第1巻。
    2巻も楽しみです。

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    2015年10月10日
  • 戦争と平和(二)

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    ネタバレ

    第一巻で整えられた舞台と、大きな大きな予感とが交錯し、絡み合って、目にも綾な物語が織りなされる第二巻。

    本当にどれも素晴らしいエピソードばかりで、何から、そして誰から言えばいいのかわからない。
    だがあえて言えば、前半がピエールで後半がナターシャ、だと思う。

    ピエールがフリーメーソン会員になるのには本当に驚いてしまった。一体彼はどうなってしまうのだろう、宗教的なものに目覚め、彼と言う人間は変わってしまうのだろうか、ととても心配した。
    しかし、ピエールはやはりピエールのままだった! 彼は苦悩し、求め、そして行いをするが、それは彼にとって結果を生まない。物事は常に彼の思い込みを嘲笑うかのように、

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    2013年12月02日
  • 戦争と平和(一)

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    秋なので、思い切って大長編に挑戦!! ということで、かなり背伸びしてみるのもいいだろう、と思い『戦争と平和』を手に取る。

    しかし、意外や意外。思っていたよりも、全然、難しくない!! むしろ、すごく読みやすーい!!
    描かれているのが19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入ということと、俗にいう「登場人物500人超」に読む前から尻込みしていたのが嘘みたい。登場人物はいきいきしており、展開がスムーズで、雰囲気は明朗である。

    特に人物描写の素晴らしさには、目を見張るばかりだ。いろいろ言ってはキリがないのだが、とにかく、膨大な数のそれら登場人物が、ことごとく第一印象を裏切らないのである。
    これは別の言い

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    2013年10月21日
  • 戦争と平和(二)

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    ネタバレ

    「過ちをおかした女を許してやるべきだとぼくは言った、しかし、ぼくが許すことができるとは、言わなかった。」

    ナターシャの恋愛事情。
    戦争前の平和なロシアでの社交界。

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    2013年09月04日