清水由貴子のレビュー一覧
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「何もしない時間」は無駄ではなく、脳を休ませ、考えを整理し、創造性を高めるための大切な時間。常に何かをするのではなく、あえて余白をつくることの価値を考えさせられた。
1. 「ボーッとすること」は脳の手抜きではない
本書の最大の魅力は、「なにもしない時間(ぼんやりする時間)」が単なる怠惰や手抜きではなく、脳にとって高度で不可欠な活動領域であることを科学的に解き明かしている点です。何もしていないとき、脳内ではデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という神経回路が活発に働いています。この状態こそが、過去の記憶を整理し、自分自身を見つめ直し、予期せぬ「閃き」を生み出す土壌になっているという事実にハッとさせられた。
2. 効率主義と「タイパ」への強いカウンター
私たちは日々、スケジュールを埋めることやタイムパフォーマンス(タイパ)を高めることに追われがちです。しかし著者は、刺激に溢れた現代の生活が脳をいかに過熱させ、クリエイティビティや感情の安定を奪っているかを指摘します。スマホを置いてただ景色を眺めたり、散歩をしたりする「無駄に見える時間」こそが、実は脳のリカバリーと長期的な生産性に最も必要な投資なのだと深く納得した。
3. 明日から実践できる「積極的な何もしない」
読後に残るのは、「もっと休んでもいいんだ」という前向きな許可と安心感です。ただ「休め」と言われても罪悪感を抱いてしまう現代人にとって、脳科学に基づいたエビデンスは強力な言い訳(そして正当な理由)になってくれます。日常の中にあえて「空白の時間」を予定として組み込みたくなる一冊。 -
Posted by ブクログ
世界の果て(ニュージーランド最南端)にある、素敵な本屋さんを舞台にした物語なのだろう...と思って読んだら、ほとんどがこの本屋のオーナーである女性のこれまでの人生が語られる自伝的内容でした。
確かに、本になるくらい誰にも真似の出来そうもないエピソードが満載でした。試練もたくさんあったようですが、その都度苦しみ、考え、何度もリセットして新しい生活をスタートさせていくその様子はまさに「レジリエンス(復元力、立ち直る力)」だと思います。
レールから逸脱しないように地味〜に生きていても壁にぶつかることが多々あり、その度に心が折れそうになりますが、この本の著者の経験に比べたら私の悩みなどもはや砂粒級の小ささに違いない(笑)私にとってはメンタル面においても効き目のあるお話でした。それくらい迫力のある物語です。
本のタイトルになっている本屋さんについては、最後の方に少し書かれているだけでした。素敵な本屋さんのようなので、写真はカラーでもっとたくさん見てみたかった! -
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ネタバレ小児性愛者の組織犯罪をテーマにした、私の好きなグレーンス警部&ホフマン潜入捜査官シリーズである
人は幾つになっても成長出来るのだと思えた
これはグレーンスの魂の再生物語だ
巻末の解説に、現在の日本・世界の行方不明者等の事件に関する具体的な数字を述べているが、実際には表面化しづらいと考えると、その数はもっと上乗せされるはずである
長年、このような事件に携わっていた知人が言っていたが「日本が貧困化して、親が子供を金で売りとばすが、届け出がないので事件化されずに実態が掴めない」とか
解説にも出てきた〝エプスタイン文書″であるが、海外では王室から追放されたり、CEOを辞任したりしているのに、日本では文書で繰り返し名前が挙げられながら、のうのうと要職に就いている
その日本の認識の甘さが海外から笑われているのだとか
先の会見で、◯◯連合の代表が記者から〝エプスタイン文書″について尋ねられ
「??? それ、なんですか?知りません」と答えていて、心底、驚いた
大丈夫か?お花畑日本!! -
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70歳の女性の波瀾万丈な人生の回顧録。
普通70年も生きていれば、どんな人だっていろんな目に遭ったりいろんな体験をしているものだと思うけれど、筆者は16歳でレイプされ妊娠し、出産して子供は奪い取られるように養子にされてしまって、子供が21歳になるまでは探してはいけないことになっている。
以降の人生は少しでも幸せになりそうになるとすぐに逃げ出し、新天地を求め、だいたい不幸のドン底にいることで安心して、また幸せになりそうになると逃げ出す。放浪癖みたいになっているから、波瀾万丈になるのも仕方がない。
おそらくRHマイナスなのだろう。2人目を孕っても赤ちゃんは母親の抗体のために、極度の貧血になってしまって心不全ですぐに亡くなる。また不幸に一層の拍車がかかる。
そのうえ捨て鉢なのか、犯罪的なことでも軽いものなら手を出してしまう。面接に行くための服がないからと、街中を丹念に観察して、洗濯物から一揃え作ってしまったくだりなど、だいぶ仰天した。
もしやったとしても、書くかなと思っちゃったのだ。わりと万事がそんな感じ。
今は落ち着いておられるようで良かった。 -
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スウェーデンのミステリ。今話題の!みたいなことが描かれてましたが寡聞にして存じ上げませんでした。これもシリーズ2作目なんですね。
ミステリといっても謎を推理するのがメインの本格とかではなくてタフな女性刑事が主人公のハードボイルドな感じ?あと「インセル」というのを取り上げた社会派なそれでしょうか。
なかなかに面白かったですけどね。あらすじみたいなので「インセル」が現実社会に牙をどうのこうの書かれたらかなりがっつりとネタバレなんじゃないですかね?仮にも作中では「女性に対して暴力をふるう男性の犯行」みたいなミスリードが結構後半までされてるわけなんだしそこは伏せてほしかった。まあそれこそ謎を楽しむものじゃない「社会派」ならではなんでしょうかね。自分は小説をもっとエンターテイメントとして楽しみたいので。。
あと、セックスに関する描写が多いなーと。スウェーデンの人そんなに四六時中セックスのこと考えてるんでしょうか?性に奔放なのか、この作者さんの作風がこんななのか・・・ -
Posted by ブクログ
6歳のときに誘拐されて11年間サイロに囚われていた経歴を持つ失踪人捜索の凄腕のコンサルタント、ダンテ。
死者9名、負傷者17名の爆破事件に巻き込まれて、その責任を感じている休職中の女性機動隊副隊長、コロンバ。
この2人が組んで子供の失踪事件を独自に追う。やがてそれは、25年前のダンテの事件に繋がってゆくことに。
おもしろかったです。
ミステリというよりサスペンス。
難を言えば海外物のよくある展開を踏襲していること。ラストの危機一髪は、もうお約束なのかな。
ジェフェリー・ディーヴァーさんによく似ているなぁ、と思った。
三部作の一作目だそうだけど、続きはもういいかな。
けっしてつまらなくはないんだけどね。
細かいところで気になったのが2点。
――アパートメントのドアの内側の取っ手には、コイントス用のコインが決めた順に重ねられていた。男はドアをわずかに開けて手を差し入れ、コインの山が崩れる前につかんだ。そして、自分が重ねたとおりの順番であることを確かめてからドアを開けた。容易かつ合理的な方法だった。(上巻から抜粋)
え? これ、できる気がしないんですが??
いろいろなドアやドアノブを想像して何回も読み返してしまった。
誰かが部屋に入っていないかどうかを確かめる方法として書かれているのですが、どういうこと?
これをやろうとしたら、かっちりドアを閉めないで、少しだけ開けておいて、取っ手には触らずに指で押して開けるしかないでしょうが、そんなことしたら不安定過ぎない?
近くの道で大型車が通っても振動で落ちそうだし、風が吹いてもドアが開きそうだし、小さな地震でも落ちるだろうし。
イタリアには地震はないのかな。
ドアが開くと感知する簡易な防犯グッズでも使うか、ペットカメラでも室内に設置する方が簡単だと思うが。
もうひとつ。
下巻で、負傷して入院したコロンバの様子を見に、ダンテが木に登って病室を見る場面があるが、いくらなんでもこれはあり得ないだろう。
時刻は深夜12時過ぎ。その時間の病室の窓にカーテンが引かれていないわけがない。
それともイタリアにはカーテンがないのか?
しかもそのタイミングでコロンバを襲う襲撃者が来るなんて都合が良すぎる。
まあ、細かいところは気にしないで流して読めばいいんだろうけど。
まぁた髪の毛が挟まってやがった!!ヽ(`Д´)ノプンプン
1本だけだけど。
誰だ~!!!(# ゚Д゚)