清水由貴子のレビュー一覧

  • パードレはそこにいる 下

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    イタリア産のミステリーは初めてで人名や地名が新鮮だった。ダンテの設定はとても悲惨で可哀想すぎた。二人の仲が深まっていくのが唯一微笑ましい。

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    2024年04月19日
  • 六人目の少女

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    外国の作品もたまには読んでみようと思い、手に取ったのがこの本でした。
    結構リアルな描写も多く、楽しく読めました。
    ですが、最後の方は話がごちゃごちゃしていて何を言いたいのか理解できませんでした。

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    2024年04月08日
  • 見捨てられた者たち

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    同じ建物に住む同世代の子供らがいて、同性であれば自然に仲良くなる。しかし片方の父は銀行員、片方はやくざ。銀行員の父親はなんとか自分の子供が犯罪者になって人生を間違えないようにと思う。その時は。そして子供らの仲をさくように願うが、むしろ自分からその組織に接触していくという、なんとも身勝手な話なのであった。シンプルで無駄な表記がなく、よみやすかった。なんか、人間って愚かだよね。しかし、その愚かさに気づかないのはもっと愚かなんだよな。

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    2023年02月19日
  • パードレはそこにいる 下

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    6歳のときに誘拐されて11年間サイロに囚われていた経歴を持つ失踪人捜索の凄腕のコンサルタント、ダンテ。

    死者9名、負傷者17名の爆破事件に巻き込まれて、その責任を感じている休職中の女性機動隊副隊長、コロンバ。

    この2人が組んで子供の失踪事件を独自に追う。やがてそれは、25年前のダンテの事件に繋がってゆくことに。

    おもしろかったです。
    ミステリというよりサスペンス。
    難を言えば海外物のよくある展開を踏襲していること。ラストの危機一髪は、もうお約束なのかな。
    ジェフェリー・ディーヴァーさんによく似ているなぁ、と思った。

    三部作の一作目だそうだけど、続きはもういいかな。
    けっしてつまらなくは

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    2023年02月16日
  • パードレはそこにいる 上

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    原点回帰!!

    ということで久しぶりのハヤカワ・ミステリ文庫。
    おなじみの赤い背表紙が愛おしい^^
    アガサ・クリスティーとか、だいたいこれだったよね。
    でも、背表紙が緑とか黄色とか紺色とかもあったような。
    どういう違いがあるのだろう?

    あ、内容の感想は下巻にて。

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    2023年02月16日
  • 初めて書籍を作った男 アルド・マヌーツィオの生涯

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    500年前に持ち運び可能な小型本を作り、人々が楽しみのために本を読むようになったきっかけを作った、読書の世界に革命をもたらした男の物語。
    この人がいなかったら今、私は読書が趣味ではなかったかもしれない。

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    2022年08月04日
  • 見捨てられた者たち

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    ギャングの息子と銀行員の息子、全く異なる出自を持つ二人が歩んだ三十年間を描くイタリアの文学作品。帯の惹句にある通り、二人が育む友情物語かと思いきや、銀行員の父親が矢鱈と出過ぎるので、これは一体何ぞや…?と思いながら読み進めていくと、物語の後半で漸く合点がいく。父と息子の関係性も今作を彩る重要なファクターとなっている様だ。二人が辿る数奇な運命は、私的には何処かポール・オースターの小説を連想させる部分もあったりする。原題の「アメリカ人」だとタイトルの意図が伝わり難いので、この邦題が確かに一番分かり易いのかも。

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    2022年02月28日
  • 三時間の導線 下

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    CL 2022.1.30-2022.1.31
    グレーンス警部のシリーズを、そうと知らずに何冊か読んでいるらしい。
    三秒間の死角も読んだけどほとんど覚えていない。
    それくらいわたしには合わなかったみたい。

    ホフマンを家に帰れないようにしたのは自分なのに
    息子のことで説教垂れるとは。

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    2022年01月31日
  • カザモニカ 黄金便器のゴッドファーザー

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    (星4つ相当です)
    黄金便器って何ぞや⁉︎と思いましたが、ロマ系(金がとにかく好き)のマフィアのお話でした。実話based。

    映画「Godfather」シリーズや、Netflixの「Suburra」、「野良犬たちの掟」が好きな自分には大好物なジャンルです。引用もあり。

    時間がなかったので半分しか読めていませんが、年が明けて時間のある時に続きを読みたいと思います。
    自分は大阪出身ですが、イタリアはどうも大阪に近い気がして仕方がない。そう思うと色々と事実に基づく雰囲気がわかりますでしょ。

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    2021年12月24日
  • 三時間の導線 下

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    ネタバレ

    グレーンス警部シリーズは、登場人物それぞれが異なる正義を持っていて、単純な善悪で語ることのできない複雑さ、リアリティを持っていて、だからこそ物語に入り込め、アクションシーンで手に汗を握れるのだと考える。今作もそうで、冒頭で記述された事件には、登場人物の悪意だけではなく善意も絡んでいた。そして、主人公たちの行動の是非を、読者自身に問うような結末であった。星三つなのは、訳者が代わり、文章に幾分か読みにくさを感じたため。

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    2021年06月28日
  • 三時間の導線 上

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    コンテナに詰まった大量の死体!
    という衝撃的なオープニングから
    とりあえず大きな出来事は起きないまま
    上巻終了。
    下巻に向けての伏線を張っているところなのかな。
    潜入捜査のところがちょっとドキドキする。
    このまま無事に済んでくれるといいんだけど。

    主人公の老年の刑事が
    なんだかいまいちパッとしない(苦笑)
    もうちょっと魅力的な感じだと読んでて楽しいのだが。

    しかし北欧の小説はコーヒーの描写がおいしそうすぎる!
    コーヒーを飲みながら読みたい一冊。

    美容院でのお供に読んでいるので
    読書進度がいまいち芳しくありませんが。

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    2021年06月27日
  • 七つの墓碑

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    ナポリ近郊の墓地で、惨殺死体が発見された。犠牲者はカモッラ・ファミリーのボス。その名が刻まれた墓碑の前に捨てられていたのだ。だが、墓碑はひとつではなかった。全部で七つの墓碑が、これからの殺害を予告するかのように残されていた。警察の懸命の捜査にもかかわらず、犯人の魔手は次なる犠牲者へと忍び寄る。そのころ、七番目の墓碑に名を刻まれた男、ミケーレが20年間の服役生活を終え、刑務所を出所するが…

    ハードな描写が続くクライム・サスペンスだが、切なさが残った。

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    2021年05月22日
  • 六人目の少女

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    ネタバレ

    霊媒師は要らなかったのでは。。
    それがなくても盛り込みすぎ。
    面白い展開もあって読めたけど最後はなんだかな。

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    2021年01月23日
  • パードレはそこにいる 上

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    パードレの謎を追う二人。無関係だと思われた事件の全貌が少しづつ明らかになる展開に王道感がある。前編ラストも衝撃展開。後編に期待。

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    2021年01月21日
  • パードレはそこにいる 上

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    読みやすいし面白かった。1人は警察機動隊(花形らしい)勤務中に事故に合い、休職していたが、全然トラウマから立ち直っていない。1人はかつて誘拐され長い間監禁されていた人物で、幼少期を健やかに育っていないため、あとやはり物事によっては激しく動揺したりする。不安定な2人が、現在起こっているであろう、誘拐事件に巻き込まれることになり、という話で、書いてみるとよくある使い古された内容だが、非常に躍動感あり、トラウマにより生活苦な様子も嫌みなく程よく書けていて、見てみろ、褒めるレビューだって書けるんだもん!

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    2020年12月26日
  • パードレはそこにいる 下

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    ネタバレ

    ずっと気になってたパードレ、やっと読めたー。
    イタリアものの謎解き。
    日本でいうと、屈強な美人刑事と頭脳明晰だけどヒョロっと弱い感じの男性とのコンビ…って感じ?(^_^;)二人にはそれぞれ壮絶な過去が。
    イタリアものって多分初めてなので、名前に苦労した〜。
    名前が覚えられないけどまず性別が最初分からない。
    コロンバって、女性の名前なんだ。それにコロンバさん、気が強くて

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    2020年12月11日
  • パードレはもういない 上

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    なるべく先入観なく、手当たり次第に読む本を選んでいるが、続き物のしかもかなり進んでいるやつを手に取ってしまった時は、やっちまったな、と思う。それなりに、わかる範囲で読み進むも、この本は結構、主人公達が以前の話をするので、内容というより感触や雰囲気が共感できなくて、ちょっと残念だった。しかしかなりこの本は訳も含め、色々な面で照準が高く、続けて読んでいる人には大層高得点が付けられるのではないだろうか。下巻を読む前にシリーズの頭から読み直したい。

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    2020年04月29日
  • ローマで消えた女たち

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    ネタバレ

    最後のひっくり返しは面白かったが、それ以外は、うーん、あんまりだった。
    サンドラの二転三転する身の変わりようについていけない。シャルバーをなぜそこまでひっぱる? あと対面した相手が言ったことを「嘘だとは思えない」、「正しいと信じる」という言い切りの場面が多くて、なぜ……となってしまった。分署長とか警部もキャラ付けがしっかりしている割に絡んでこないし。
    モニカは良かったですね。













    こういう言い方は良いものではないが、イタリアのサスペンスなら「パードレ」シリーズの方が面白い。

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    2020年04月22日
  • パードレはもういない 下

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    いやぁ。そうなりますか。
    なかなか受け入れられない。
    『パードレはそこにいる』を凌ぐ、ストーリーの変転。
    壮絶な戦い。
    コロンバは、傷つき、多くを失った戦いの後に、何を得たのだろう。。。

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    2020年04月18日
  • パードレはもういない 上

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    『パードレはそこにいる』三部作完結篇
    辞職した元捜査官コロンバが無理やり事件に引き込まれるところから始まる。
    コロンバはダンテを引き込み。。。
    変転するストーリー。
    結末はどうなるのか。謎はすべて解明されるのか。
    読み手は、ただただ引きずり回される。

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    2020年04月18日