清水由貴子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじを読んだ時には放蕩者がヒロインの体面も考えず気まぐれにキスして傷付けるヒーローかな、なんて思ってたら全然そんなことはなく理由あっての事件だった。この出来事になった秘密を最後まで隠し通すのが新鮮でまた良いな。
その後もひたすらに結婚を拒否するヒロインに尽くす姿がよかった。喜ばせようとマフィンのレシピを入手したりと可愛いヒーロー。
突然知らない男にキスをされ結婚しようなんて言われるヒロインの気持ちも分からないでもないけど前半はヒーローの話を全く聞かない頑固者で困った。けど後半辺りから二人のやり取りが楽しくなって最後のデレデレっぷりにニヤリ。 -
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Posted by ブクログ
☆3.5
未邦訳って古いのかと思いきや、ヴィレッジで少し出たっきりのシンスター家のお話で2013年の作品。このシリーズはシンスター家の令嬢達に伝わるちょっとスピリチュアルなアイテムにまつわるお話っぽい。続きもありそうだし、これより前もありそう。
序盤はいっきにロマンスが盛り上がって楽しかったけど、中盤からサスペンスになってしまいロマ度は控えめでちょっと物足りなかった。ハーレクイン・ヒストリカル時代のステファニー・ローレンスは好みなんだけど、割と最近のは再読しなくていいやと言う感じ。下手したら途中で中断したままのもあるし…
今作は訳もカタめ。元の英文もカタいのかしら?? -
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Posted by ブクログ
とても難解でシュールな感じである。しかりオリジナリティは凄いので、新人作家のそういう切れ切れな感性のようなものを味わいたい向きにはフィットする作品であるのかもしれない。
舞台はプラハ。アメリカの作家がなぜこのようにマイナーな都市を舞台にこのように奇妙なストーリーを作ろうと考えたのかはよくわからないが、コンプリケーションと呼ばれる作品タイトルにもなっている錬金術師が作った皇帝の時計と同様に、意外な道具立ての一つなのかもしれない。
主人公は父の遺品の中に、幼い頃死んだ弟のポールが実は洪水で溺れ死んだのではないとの手紙と四時間後に飛び立つ父名義のプラハ行の航空券を見つけ、手紙の差出人である -
Posted by ブクログ
とある森の中で、六本の切断された左腕が発見される。
行方不明人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、犯罪学者ゴラン・ガヴィラがまとめる特別捜査班に加わり捜査にあたることになる。
腕の主は五人まで判明している。未だ明らかになっていない六人目の腕の主の捜索のために、ミーラが呼ばれたのだ。
高い知能で捜査班を翻弄する連続殺人犯“アルベルト”、忌まわしい過去と無共感性に悩むミーラ、深淵の縁に踏み止まりつつも妻を失った傷に苦しむゴラン。複雑怪奇な事件の展開に、個性的な登場人物の動きが絡んで物語は二転三転する。
海外ドラマ『クリミナル・マインド』のファンとしては非常に好きなジャンルであり、