清水由貴子のレビュー一覧
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ネタバレ読み終わって、はわ~再び。はわわ~…。
注釈良き。パッサテッリにはあり、ブルスケッタにはない、そんなバランスがとても。
二度あることは三度ある、やっぱりな~。だと思ったよ。
ヒトシニスギデース!!容赦ない。
そしてバルトの強運。
サンティーニのかわいそ加減がキャパオーバーしすぎててかわいそ…。
もうしおしおだよ…。
去勢すると集中力が高くなり寿命が延びるという研究があるそう。
ペットとかも寿命が延びたりするのかなぁ。
コロンバさん、そこちょっと黙ってたら解決早くなったんじゃってところが多々あるんだけど、おそらくそれは日本人的な感性なのかもとも思ったり。
そしてバディとしてもかみ合わないこと -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
実はこの前のギルティネで、え?そりゃないよ的な感想だったのであまり期待をしておらず、その分お釣りきた的な感覚。やっほう。
前作の最後でダンテが連れ去られてもうダメかと思った。これは、当然救い出されるんだよね?で、物語の流れが決まっちゃうじゃん?というおそれがあったからなんだけど、なんとそれまで作者の手の内。
登場人物と完全に一体になって、謎を追いかける最終巻。いや、ここまで鋭く読者のヨミまで計算に入れての最後の疾走感たらなかった。気持ちいい!
最後の最後に明かされると思っていたシリーズ最大の謎解きがちょっとそれは、という気持ちはなくもない。けど個人的にはこのラストはある意 -
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超絶★5 スウェーデンで発生した女性殺害事件の背景に何があるのか、憐憫と憤怒と怨恨と… #黒い錠剤
■あらすじ
スウェーデンの首都ストックホルムで女性が殺害された。一番の動機がある容疑者は、刑務所に服役中の身であったが、事件当時は仮釈放で出所をしていたのだ。主人公である女性刑事ヴァネッサが捜査を進めていくが、彼は犯人ではないという女性が現れる。警察内部で捜査方針が混沌とする中、さらなる殺害事件が発生してしまい…
■きっと読みたくなるレビュー
超絶★5 この本はもっと話題になって欲しいなぁ~
ただ事件の描写や背景がドギツイので、不愉快な気分になる人もいるかもしれません。しかしそこが一番の魅 -
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強烈な劇薬のような作品が登場。1986年の若手作家だが、スウェーデンの警察小説らしく実際に起こった事件をモデルにした社会的に無視し難い特別なテーマを題材にしたショッキングとも言える作品である。章立てが短く猫の眼のように切り替わる視点が最初はとっつきにくいが、徐々に数多い登場人物たちの個性が際立ってきて、それぞれがこの作品中で果たす役割がページを進めるにつれ明らかになってゆく頃には、一気読みできるほどの酩酊感と疾走感で脳がいっぱいの読書を体験できるのではないかと思う。
聴き慣れないであろうスウェーデンの名前の登場人物たちだが、主たるキャラクターは女性捜査官ヴァネッサとその友人で元軍人、本 -
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スウェーデンの小説の翻訳だが、夢中になった。
上巻は、大量の死者が発生していた件を巡り、グレーンス警部が事件関係者を何としても逮捕すると熱いモノを滾らせ、手段を択ばないと、あのピート・ホフマンに協力を依頼するというようなことになる。
下巻は、ホフマンの活躍でもたらされた情報、スヴェンとヘルマンソンの調査と分析とで“敵”の様子が見え、緊迫した「戦い」が展開する。そしてグレーンス警部は意外な黒幕に辿り着き、対峙して行くことになる。
執念深く、強い押し出しで関係者に切込むグレーンス警部は、本作では事案に携わる人達と心を開き合うというような場面が在る。そして仕事一筋の老刑事が、「許せん!」と熱いモノを -
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本作は、ストックホルム警察のエーヴェルト・グレーンス警部が活躍するシリーズで、凄腕の潜入捜査員のピート・ホフマンが登場するようになって「ダブル主人公」というような感じになってから3作目ということになる。
エーヴェルト・グレーンス警部は現役最年長の捜査員という感じで活動している。短気で怒りっぽく頑固で、押しが強く、執念深く事件を追う、やや付き合い悪い感じの男だ。他方で、妻が事故で動けず、話すことも出来ない状態になって長く施設に収容されていて、その妻を喪ったという経過の在る孤独を抱えているような男でもある。或いは、私生活での孤独の他方に、職務に精励することだけを生き甲斐にしていたような面も在る。こ -
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グレーンス警部シリーズはついに終章を迎えつつあるのだろうか? そんな心配が胸を駆け巡る。それほど、しっかりと主人公の現在の日々、そして彼が過去に残した禍根から響いてくる痛みが、のっけから描かれてゆくからだ。亡き妻と、彼女が胎内に抱きかかえていた生まれなかった娘。グレーンス警部が毎夜、警察署の個室のコーデュロイのソファの上に身を横たえながら心に彷徨わせる孤独。帰って来ない家族への想い。
本書では、傷つけられる子供たちというテーマが描かれる。聞いたこともないほど残酷な性被害を受ける、少年少女たちの存在が浮き彫りにされる。子供たちを犠牲にして自らの歓びや商売に結びつける鬼畜の如き親たち。彼らを -
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グレーンス警部シリーズはついに終章を迎えつつあるのだろうか? そんな心配が胸を駆け巡る。それほど、しっかりと主人公の現在の日々、そして彼が過去に残した禍根から響いてくる痛みが、のっけから描かれてゆくからだ。亡き妻と、彼女が胎内に抱きかかえていた生まれなかった娘。グレーンス警部が毎夜、警察署の個室のコーデュロイのソファの上に身を横たえながら心に彷徨わせる孤独。帰って来ない家族への想い。
本書では、傷つけられる子供たちというテーマが描かれる。聞いたこともないほど残酷な性被害を受ける、少年少女たちの存在が浮き彫りにされる。子供たちを犠牲にして自らの歓びや商売に結びつける鬼畜の如き親たち。彼らを -
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「何やら面白そう…」という小説に出くわし、以前に愉しんでいたシリーズの最近作であることが判れば「是非!」と手にしてみたくなる。
スウェーデンの小説の翻訳だ。ストックホルム警察のグレーンス警部が活躍するシリーズである。
本作は、個人的な色々な事情を抱えながらも、過ぎる程に熱心に仕事に入り込んでいる頑固な老警部―本作では60歳代に入っていて、ストックホルム警察本部の最年長グループのようになっている…―のエーヴェルト・グレーンスが事件に向き合うのだが、グレーンスが頼みにしている、現場潜入要員のピート・ホフマンの活躍も痛快だ。物語は大まかに、グレーンスの視点で綴られる部分とホフマンの視点で綴られる部分 -
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アンデシュ・ルースルンド『三年間の陥穽 下』ハヤカワ文庫。
グレーンス警部シリーズの第10作。グレーンス警部&ピート・ホフマン物の第5作。スウェーデンの社会派警察ミステリー小説。
下巻も上巻に劣らずスピーディーな展開が続き、一気読みだった。小児性愛者グループが一網打尽にされ、これでこの悲惨な物語は終わりかと思ったら、まだまだ続きがあり、驚愕の事実が次々と明らかになる。
久し振りの快作。
サンフランシスコに到着したピート・ホフマンは小児性愛者の一人、カール・ハンセンに変装し、小児性愛者サークルの謎のリーダーとその仲間と接触する。
しかし、リーダーに疑われたピートは薬を盛られ、身 -
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アンデシュ・ルースルンド『三年間の陥穽 上』ハヤカワ文庫。
グレーンス警部シリーズの第10作。グレーンス警部&ピート・ホフマン物の第5作。スウェーデンの社会派警察ミステリー小説。
如何なる犯罪をも許さないグレーンス警部の献身的な捜査の描写と無駄の無いスピーディーな展開がリーダビリティを高めている。
過去に家族もろとも幾多の危険な目に遭って来た憐れなピート・ホフマンはグレーンス警部の懇願により再び危険な潜入捜査を実行することに。
ある日、10年前に亡くなった妻のアンニの墓を訪れたエーヴェルト・グレーンスは、墓地のベンチで1人の女性に話し掛けられる。女性は空の棺が埋められた娘の墓を -
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久々に超弩級の胸糞で、度々瞬間的に手を止めたくなりますが、それでもやはり読ませる筆致には流石という言葉しか出てきません。
グレーンスとホフマンのブロマンスものとして読まないと心が持たない面も。そのくらい過去に例がないくらいの胸糞です。心して読んで下さい。
でも電話の声を聞いただけで状態を察する感じ等、ブロマンスものとしても拍車がかかってきましたよ!
本作は今までのレギュラーメンバーの登場が少ない分より一層な感じがしますね。
いやはやこりゃあどちらかが死ぬまでシリーズ続いちゃうでしょうね。
タイトルの三シリーズは邦訳で続いてるだけですが、ここは訳者の腕の見せ所ですね。そこも楽しみ!!