内田良のレビュー一覧

  • だれが校則を決めるのか 民主主義と学校

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    ネタバレ

    教師は「校則を緩めれば荒れる」というリアリティを持っているが、高校生はそれを持っていないため齟齬が生まれる。
    シティズンシップ教育としての校則見直し。
    制服の費用は教員からすれば見えにくい保護者の経済的負担。
    シカゴでは校則に罪刑法定主義を含むが、校則をどこまで法と近づけるのか?

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    2023年04月02日
  • ブラック校則

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    校則の専門家はほとんどいないらしいが、そんな中でこのようなブラック校則が統計データや事例データといった根拠を基にして論じられている本に出会えてよかった。校則によって生徒を管理するのではなく、生徒を主体とみなして接する、生徒と保護者が校則づくりに関わることが重要など、様々なことを感じた。ブラック校則は単に学校の問題ではなく、先生の時間的余裕の確保や生徒と保護者の校則に対する考え方など、実に様々なことを考えていかなければいけないとわかった。

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    2022年08月22日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    部活動を全否定するわけではなく、肥大化した部活動の「慣習となっている非常識」を打ち破るための気付きがみっちり入った本。
    子どもたちと向き合う教師が疲弊し、本来教えなくてはいけない学業に本気で向き合えていないことに対し、将来の日本社会への不安すら感じる。
    この本が教師の方々だけにとどまらず、子を持つ保護者が読んでみることをおすすめする。

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    2022年05月26日
  • #教師のバトン とはなんだったのか 教師の発信と学校の未来

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    文科省のやらかした「#教師のバトン」。
    教職志望者が減っているから、現役の教員に教職の魅力やちょっといい話を投稿してもらい、イメージアップを図ろうというものだ。
    給特法という法律により、教員はどこまで働いても残業代がつかない。
    過度に聖職者のレッテルを貼られ、不当な扱いを受けていると思っても、声をあげることも躊躇われる。
    そんな状態で現場ではつもりに積もった不満。文科省が風穴を開けたわけだ。

    教員こそが不当な権利の侵害に声を上げ、立ち上がらないといけない。
    何より、疲弊した教員に指導される子どもたちの権利を守るために。

    教員が行える政治的活動の範囲が思ったより広くて驚いた。

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    2022年04月20日
  • #教師のバトン とはなんだったのか 教師の発信と学校の未来

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    えらく細かいところを攻める本だなと思ったんですが、内容は「現在の教員の働き方についての問題」がコンパクトに整理されているものでした。
    まさに今、タイムリーに読んで学べる一冊だと思います。

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    2022年02月21日
  • 迷走する教員の働き方改革 変形労働時間制を考える

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    現在、進んでいない教員の働き方改革。
    その「どこがイカンのか」について詳しく書かれています。
    この本の内容をしっかり理解することは、働き方改革に繋がると思います。

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    2022年02月14日
  • 教師のブラック残業

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    聖職であるという矜持の針の先端に立ち、藻掻き苦しむことになる教師の就業問題は
    万能の処方箋たりえないEdTechに負の側面もあるとはいえ、
    換骨奪胎を経る中で少子高齢化の荒波を師弟が共に進まねば袋小路だろうと問題の深刻さを、学生時代の恩師に鑑みて思う。

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    2022年01月04日
  • マンガ 中学教員日記 今日も働き放題

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    わかりやすいし、教員の大変さをよく表している。
    よく、学校の教員には変なやつが多いと、言っている人や、新たな組織などを作ろうとする人がいるが本質が違う気がする。学校の仕組みや制度によって、生徒を縛り付けるしかないような状況が出ているからだ。
    もちろん、教員もどうやったら少しでも仕事を早く終えられるのかを考えず、残業でいいやなどと割り切るところもあり悪いが、それ以上にそのシステムをどう改善するかを考えなければ同じことだと思う

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    2021年02月27日
  • 教師のブラック残業

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    教員は自分の労働環境とその法律についてしっかりと把握しておくべき。そんなことも知らないずさんな姿勢、精神論がここまで教職を腐敗させた

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    2021年02月24日
  • 子どもの人権をまもるために

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    色々な分野で子どもと関わる人たちがそれぞれのテーマで書いたもの。こんなひどい状況におかれている子どもが存在するのかと、読んでいて涙が出そうになる部分も。小さなことでも、自分にできることは何があるかを考えるヒントにしようと思い読んだ。

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    2021年02月06日
  • 迷走する教員の働き方改革 変形労働時間制を考える

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    ・「定額働かせ放題」
    ・予算計上のないまま、働き方改革は工夫してやれ。

    「働き方改悪」を防ぎ、それぞれの職場の実態に合わせて、子どもも教員も安心出来る環境づくりのための改革が必要である。

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    2020年04月28日
  • 迷走する教員の働き方改革 変形労働時間制を考える

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    働き方改革のための第一歩として。基本の労基法や給特法についてよくわからない方は必読。教員こそこういう本を読んで自分たちの危機的状況を分析して対処法を真剣に考えた方がいい。

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    2020年03月23日
  • ブラック校則

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    「こんなヒドイ校則がある」と言うようなトンデモ
    校則の内容を挙げつらう本ではありません。

    何のために校則はあるのか。本来はどうあるべきか。
    ひどい校則に対して保護者はどうあるべきか。などを
    真剣に考えるキッカケとなる本です。

    多くの識者が意見を寄せている編書と言う体裁を
    とっています。その中では、大阪の黒髪への強制染め
    と銀座のアルマーニ制服の2つの象徴的な事例を
    多くの人が取り上げているのが印象的です。

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    2020年02月06日
  • 教師のブラック残業

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    読みやすく、30分程度で読み終わる。
    現職で労基法にあまり詳しく無い人は読んだ方が良い。

    給特法があって残業代出ないから勤務時間を把握してこなかったってすごいな。過労で倒れても勤務時間が分からないから労災認定されないとか。

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    2020年02月04日
  • ブラック校則

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    社会学の実践的手法としても勉強になる本。
    こういう身近な問題を、きちんと議論の俎上に載せるやり方を、中高生などのうちに身に着けるとよいと思う。
    そして実際、不条理な校則に苦しんでいる現場の人たちが、なるべく早く少なくなりますように。

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    2019年09月09日
  • 教師のブラック残業

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     金髪の大学の先生・内田良が,今の「教師の働き方改革」を進めてきたメンバーと一緒にまとめた本。
     「定額働かせ放題」が「教特法」という特別な法律にあることを,市井に知らせてくれていて,とても有り難い。だから,こういう本は,わたしたちのような教育現場の人が読むだけではなく,もっとほかの職業の人にも読んでほしいと思う。そして一緒に,学校現場を変える力を貸して欲しい。
     わたしの現場でも,病休で休む先生がいる。やめていく先生もいる。この現状をどうにかしないことには,教師のなり手がいなくなるということになる。実際,講師がなかなか見つからず,見つかるまでの1ヶ月くらいは,さらに忙しい現場で疲弊している姿

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    2019年07月26日
  • 学校ハラスメント 暴力・セクハラ・部活動―なぜ教育は「行き過ぎる」か

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに  加害者/被害者を解体する
    第1章   殴っても教育~暴力を容認する指導の論理
    第2章   巨大組み体操の教育的意義~「痛い」を禁句とする学校の暴走
    第3章   スクール・ハラスメントの過去と現在~「教育」との連続性がありえた時代
    第4章   部活動顧問の嘆き~「やって当たり前」の悲劇
    第5章   教師の暴力被害~殴られるのは指導力不足のせい⁈
    第6章   「問題行動」を読解するためのリテラシー~いじめの件数は少ない方がよい⁈

    <内容>
    組み体操や柔道の事故、部活顧問問題などを世の中に提起してきた名大准教授。今回は、「ブラックボックス」であり、「ブラック企業」である、学校

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    2019年04月30日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    部活動問題を、データに基づき、
    真っ向から立ち向かった意欲作。

    高校部活動編についての続編を
    期待しています。

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    2018年11月26日
  • ブラック校則

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    ネタバレ

    学校は社会の縮図。人間が絶対的権力を握ると酷いことになるというのが学校だったというだけ。実際、軍隊と同じ。
    P22 低学年児童のランドセルの重さが平均7.7kg
    P25 体罰 教員の優位性を考えると、単なる暴行より悪質。教員が暴行すると体罰という教育の一環みたいな体は報道でも止めて欲しい
    P28 「結果としてスポーツや文化活動を嫌うことになっては意味がないだろう」 美術、音楽なんかも同じ思いです。
    P51 民主主義 学校には存在しない。あるのは絶対的権力のもとでのなんちゃって民主主義
    P98 アルマーニ監修制服 教師もそれなりの服装で教育にあたる覚悟はあるんですよね?学校指定服は、卒業したらゴ

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    2018年11月19日
  • ブラック校則

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    規則を厳しくすればするほど違反が目立つ

    子供のためというより、学校がいかに画一的に管理していか、地域社会からの批判を避けるための校則になってしまってる。

    僕自身、中学校の、生徒会は一期生だったので自分たちで校則を作った覚えがあるけど、あれは画期的だったなぁ、今思えば。
    高校も緩い規則だったのであまり不自由に感じなかったけど、昔から異様な校則はたくさんあり、今も残ってる。学校や先生のために。しかし、管理するための負荷が高すぎて、先生や学校の負荷を自ら高めてしまって本末転倒。
    閉めた帯は緩めると落ちて行く気がして自分の責任では緩められないんだろうね。
    しかし、内田良さんがあんな風貌だとは知らな

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    2018年09月13日