内田良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
組体操のピラミッドが流行ってるってのには驚いたな。
あんなもの何がええねんって思うし、
リスクがあるのはぱっと見でわかるやろうに何やっとんねん。って思ってたけど、意外とみんなクレイジーやね。
教育というのは、医術以上に似非科学的なものが流行る傾向にあると思う。というのも医術以上に結果がすぐにわからないからなんじゃないだろうか。というかその教育が有効であったかどうかの結果を計測することは個人レベルでは不可能だと思われる。
そういったわけで、みんな教育についてはよくわかっていない。例えば、体罰や危険な組体操が行われている時に教育です、と言われれば(まぁ、この本を読んだ人は別として)多くの人は、おっ、おぅ。と黙ってしまうのではないかと思う。そこまで極端ではないと思うが、教育と言われることで色々なリスクがマスキングされて見えなくなってしまっているのではないか、そういった本。
この他にも2分の1成人式の裏側や、教育という善きものに押しつぶされる教員の話なんかが書かれている。
物理的なリスクもさる事ながら、教育の名の下にボランティア精神で部活の顧問とかをやらされている先生には、本当に同情する。
正直その辺りは、プロのスポーツ指導員にお金払ってやってもらって、先生には授業やクラスに集中してもらいたいものである。
まぁ、田舎だと色々と難しいんだと思うんだけど、教師のQOLが低くて生徒のQOLが上がるはずないと思うんだよね。
こういった話は、皆感情的になりやすいのでエビデンスベースで話するのが吉だと思われる。そのためにも教育関連のデータはもっと取得・公開されると良いなぁ。と思いました。(小並感) -
Posted by ブクログ
学校教育におけるリスクとは、
「教育活動における事故、事件がおこるリスク」であり、それらは「行き過ぎた教育」であるとされてきた。
そこには、「愛ゆえに起こった悲劇だから仕方無い」という風潮すらあった。
この教育リスクのある具体例として、組体操、柔道、部活動、そして1/2成人式についてエビデンスベースで述べられている。
個人的には1/2成人式のリスクについては、はっとさせられた。
そもそもこの行事がここまで浸透していることすら知らなかったが、親子関係に問題がある家庭にとっては悪魔のような行事であると考えさせられた。その点では読んで良かった。
しかしながら、その他の項目については(自分が教育に携わる人間だからだろうが)目新しいものはなく、読み飛ばす内容が多かった。
昨今、部活動の任意顧問制の署名が文科省に提出され話題となっている。少し風向きが変わってもらえれば良いが・・・。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「教育」という「善きもの」によって様々なリスクや問題が直視されず、時には軽視されたまま今現在に至っているという実状をエビデンス(数値資料)をもとに書きだした一冊。
・組み体操
・2分の1成人式
・部活動(体罰・指導と教員の過重負担)
・柔道
上3つは現在問題になっていること。
柔道の死亡事故ゼロになったという事実は知らなかった。
しかし、この事例は他の問題も改善出来うるということを教えてくれる。
それと同時に本書で静かに問題にされている学校問題における「四層構造」。
今学校と直接関わりを持たないからこそ、問題点やエビデンスを客観的に見られるようになりたいと思った。