内田良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心からの応援の意味も含めて星5つ。
私が年次研修で保育園と一般企業で実習し、一番驚いたことが、きちんと休憩時間があること。
普段は、休憩する暇もなく、やらざるをない仕事に追われ、睡眠時間を削って家でも仕事をし、土日も当たり前に出勤。もちろん残業代なし。
そういうものだと頑張ってきたが、やはりそれでいいはずがない。
本を読み、司法も守ってくれないことを知った。韓国の事例も興味深い。
業務量に対する考え方も、図にまとまっていて分かりやすい。給特法をなくすことが業務量削減につながると納得。
また、給特法のある現在の学校でも、様々な工夫で業務量を減らした事例が紹介されており、それもとても参考になっ -
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試し読み
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再読。2017年の本なので情報がやや古くなってはいるけど、学校部活動の負の側面から目を逸らさず見つめ、どうすれば生徒も教員も生き生きと活動できるかを考え、提言した本として今も高い価値があります。
部活動は教育課程外の活動であり、それゆえに規制がかけられず過熱し、強制性が強まってきた歴史があります。エビデンス、すなわち根拠法令と信頼できるデータを示しながらそれを解説しているので、「教員なら部活の顧問をやるべき」「部活動を私用で休みにしては(休んでは)いけない」などというような感情論は極めて低次元であり、全く無意味です。活動の「総量規制」をすることで過熱化を規制し、部活本来の「居場所」の論理を重視 -
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試し読み
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ネタバレきちんとしたデータや取材に基づいて、主に中学校における部活動が抱えている問題を指摘する本。
そもそも部活動は教育課程外の活動であるにもかかわらず、教員は強制的に部活動の顧問にさせられる。部活動は朝練習も、放課後練習も、週末の練習も、当然ながら勤務時間外。そして、自分がやったこともない競技の顧問をさせられた場合、その競技について勉強したり、審判できるように訓練を積んだりもしないといけない。顧問の指示で活動させている途中に生徒がケガをしたり、熱中症になったりしたら当然責任を負う。部活動内のいじめにも責任を負わなければならない。だからそうならないように、常に気をつけなければならない。でもそれは本来の -
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子どもを巡る、保育、養護、療育、貧困対策、性の多様性、居場所作りなどについて各テーマごとにコンパクトにまとめられており、第一線で活躍しマスコミにもよく登場する筆者たちが現場発の生の声で語っている。
今保育士の受験勉強の途中で、児童養護や福祉について学んでいるので、乳児院や養護施設、里親、虐待からの保護などいろいろディープな環境にある子どもたちの事情に興味があって読んでみた。
正直読んでいて辛くなる。
一般人に縁がありそうなのは保育園の待機児童問題くらいで、その他は不幸にして家庭や親に恵まれなかった子たち、または、生まれつきの障害や性的マイノリティーなどの苦労を負った子たちだ。
しかしその -
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読もうとおもったきっかけは「ウワサの保護者会」で校則をテーマとして取り上げられていたのを見て。その時も著者の荻上チキさんが出演されていました。
校則の問題といえば昭和世代に中学・高校時代を過ごした人なら「私たちの頃は確かに厳しかった。スカートの長さとかいちいちチェックされていたけど、今ってその頃に比べたらマシでしょ」と思う人が少なくないようで。私もそうでした。
ところが著者が調査会社を通じて男女2000人およびツイッターのハッシュタグに投稿された事例を集めてみると、昭和並かヘタをすると昭和以上の厳しさと理不尽さが横行していたことが分かったとのこと。
本書の第一部は代表的な校則とその現状に -
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若い頃に教員を目指していた、独身未婚中年男性の自分から一言。
時々、就職氷河期世代を採用しては?という意見がネットで見られて、それ自体は推進すべきと思います。
ただ、今と同じ条件だったら、例え正規で採用しますと言われても、自分は応募しないです。こんなひどい条件で教員やろうと思いませんから。
条件変えずに正規で就職氷河期を採用するというなら、根本的な解決にはなっていません。
氷河期世代の採用もやりつつ、抜本的解決をしなくては元の木阿弥です。
自分は教員就職できればいいなと思っていましたが、まず大学に入って、ちょうど自分の頃から、中学の免許に介護体験が必須となり、その時点で中学免許の取得を辞め -
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 教師を苦しめる「命令なき超過勤務の強要」
第2章 時間管理なき長時間労働~給特法下の「見えない残業時間」
第3章 教育現場から訴える学校改善の方策
第4章 学校の働き方改革が「先生以外の人たち」とも無関係でない理由
第5章 学校現場での働き方改革~知られざる「リアル・ノウハウ」
第6章 給特法の「これまで」と「これから」を考える座談会
<内容>
「ブラック」だと言われて久しい教育現場。自分もそこにいるのが、確かに「働くこと」に関して気にすることはなかった。部活も生徒と一緒に楽しく(保護者などとの軋轢もなかった)やれてたし、授業準備も割と定時内に仕上げていたし、調 -
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文科省が「教員志望者減少に歯止めをかけるために教職の魅力を発信してもらおう」と始めた「#教師のバトン」で、現職教員から労働環境の悪さを訴える投稿が相次いで炎上したことについて振り返っているブックレットです。
投稿が炎上した当時は連日のように報道され、教員の働き方改革を進めようとする動きや、やりがい搾取などと言う批判など、多くの話題が取りざたされました。
これまでの経験の積み重ねから「教員は労働環境・労働条件について(賃金等の”下世話”な話について)訴えるべきでない」というような雰囲気は「間違い」であり、「児童生徒を健全な市民社会の担い手とする教育そのものの在り方としても不適当である」という