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いま、なぜ校則が問題なのか?
「校則問題はもう遠い昔の話なのでは?」
「今の子どもたちはのびのびと過ごしているのでは?」
実は…
背景を変えながら、いまも理不尽なブラック校則は子どもたちを苦しめ続けている
2017年、生まれつき髪が茶色の高校生が学校から髪を黒く染めるよう強要され、精神的苦痛を受けて不登校になったことから裁判を起こした。この報道をきっかけに行われた全国的な調査から見えてきたのは、生まれつき茶・金髪の高校生の2割が黒く染めさせられている、女子生徒の下着の色を検査され、没収さえされるといった「ブラック校則」の現状だった
○体操着の内側に下着着用禁止
○日焼け止めやリップクリームの禁止
○「おしゃれ」だからタイツの着用は禁止
○女子生徒の下着の色を検査され、没収さえされる
○指導対象の生徒に授業を受けさせない
○年功序列で非合理的な「部則」
○以前よりも増加している「厳格な指導」
………
子どもたちの理不尽な苦しみが、子どもたちの、そして社会の未来の足かせとなっている。その現状を、どのように変えることができるのか。
2017年の裁判をきっかけに発足した「ブラック校則をなくそう!プロジェクト」による詳細な統計データや苦しむ子ども・保護者の声のほか、司法・貧困・トランスジェンダーなどの多様な論点、そして保護者・教師自身からみた校則の問題など、多様な論点からブラック校則の現状と、その解決策を探る。
巻末には荻上チキ・内田良による対談のほか、頻繁に問われる校則への誤解を解きほぐした「想定問答」を収録。
Posted by ブクログ 2018年09月09日
読もうとおもったきっかけは「ウワサの保護者会」で校則をテーマとして取り上げられていたのを見て。その時も著者の荻上チキさんが出演されていました。
校則の問題といえば昭和世代に中学・高校時代を過ごした人なら「私たちの頃は確かに厳しかった。スカートの長さとかいちいちチェックされていたけど、今ってその頃に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年08月22日
校則の専門家はほとんどいないらしいが、そんな中でこのようなブラック校則が統計データや事例データといった根拠を基にして論じられている本に出会えてよかった。校則によって生徒を管理するのではなく、生徒を主体とみなして接する、生徒と保護者が校則づくりに関わることが重要など、様々なことを感じた。ブラック校則は...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月06日
「こんなヒドイ校則がある」と言うようなトンデモ
校則の内容を挙げつらう本ではありません。
何のために校則はあるのか。本来はどうあるべきか。
ひどい校則に対して保護者はどうあるべきか。などを
真剣に考えるキッカケとなる本です。
多くの識者が意見を寄せている編書と言う体裁を
とっています。その中では...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月13日
規則を厳しくすればするほど違反が目立つ
子供のためというより、学校がいかに画一的に管理していか、地域社会からの批判を避けるための校則になってしまってる。
僕自身、中学校の、生徒会は一期生だったので自分たちで校則を作った覚えがあるけど、あれは画期的だったなぁ、今思えば。
高校も緩い規則だったのであ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月19日
学校は社会の縮図。人間が絶対的権力を握ると酷いことになるというのが学校だったというだけ。実際、軍隊と同じ。
P22 低学年児童のランドセルの重さが平均7.7kg
P25 体罰 教員の優位性を考えると、単なる暴行より悪質。教員が暴行すると体罰という教育の一環みたいな体は報道でも止めて欲しい
P28 「...続きを読む
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