教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~

教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~

770円 (税込)

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学校教育の問題は、「善さ」を追い求めることによって、その裏側に潜むリスクが忘れられてしまうこと、そのリスクを乗り越えたことを必要以上に「すばらしい」ことと捉えてしまうことによって起きている! 巨大化する組体操、家族幻想を抱いたままの2分の1成人式、教員の過重な負担……今まで見て見ぬふりをされてきた「教育リスク」をエビデンスを用いて指摘し、子どもや先生が脅かされた教育の実態を明らかにする。

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教育という病~子どもと先生を苦しめる「教育リスク」~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半は小学校中心に行われている組体操と1/2成人式の問題、後半は部活動による事故と教員の働き方の問題を扱っている。
    それぞれデータに基づき論じられており、納得する。普段何気なく子どもたちを学校に送り出しているが、指導という名のもとにリスクが見えにくくなっている。これは教員だけではなく、保護者や地域の

    0
    2020年06月30日

    Posted by ブクログ

    久々に、読み応えのある内容でした。
    息子が大きくなる成長過程にあり、考えさせられるテーマが多いのも良かった。

    0
    2019年05月21日

    Posted by ブクログ

    著根拠となるデータをしっかり明示した上で、教育現場におけるさまざまな問題を分析する著者の取り組みは非常に有意義なものだと感じられます。
    また、著者の考え、私論の部分が明確に「私論である」と述べられているため、著者の学術に対する真摯さが伝わってきます。
    教育に関する問題は感情的な弁論がまかり通っている

    0
    2019年01月20日

    Posted by ブクログ

    教育という病

    題材として組体操、二分の一成人式、柔道事故、部活動、体罰を取り上げているが、それの改善を阻む「教育は『善きもの』」という信仰が主題である。教育リスクは教員だけに原因を求められるものではなく、生徒、保護者、卒業生を含む外の社会が力を持っていて、教育側が改革しようとした時に頑迷な抵抗を受

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    巨大組体操、二分の一成人式、行き過ぎた部活動指導、教員のブラックな労働…など、学校の中に潜んでいる、あるいは堂々とまかり通っているリスクについて、エビデンスを用いながらわかりやすく解説されていた。

    エビデンスを用いながら検証していくと、実際に行われてることがありえないくらい高リスクなことばかりなの

    0
    2015年09月21日

    Posted by ブクログ

    内田先生は本当に教育のことを、何より子供達のことを思って下さっているのだなと。
    学校現場はお綺麗事や精神論が大好きだ。
    データを出し、分析する、理屈事にめっぽう弱い。
    再発防止に努めたり、より良い環境のために改善していくという事もほとんどない。あるとすればそれは地域住民や保護者の方から声が上がった時

    0
    2015年08月22日

    Posted by ブクログ

     教育現場でのリスクは往々にして「善きもの」として、事故等が起こっても指導の一環の範囲内で処理されているとのこと。組体操は「感動ポルノ」とバッサリ斬っておられたのは爽快。そういえば私もピラミッドの1番上から後ろ向きに落ちたとき、教師は心配する一言もかけなかったことを覚えている。根性論教師め。上に昇る

    0
    2022年01月19日

    Posted by ブクログ

    教育とは子どものためを思って行われる営みであり「善きもの」としての性格があるゆえに、子どもや教員に生じるリスクを見えづらくしているという主張が、教育社会学の視点から書かれていました。具体的には、組体操・二分の一成人式・部活動を事例に、教育のリスクと向き合うために、まずはどのようなリスクがあるのかエビ

    0
    2021年08月11日

    Posted by ブクログ

    内田教授を知った一冊。

    金髪を振り翳して、アホっぽいなーっと思ったの自分を恥じたい。

    この先生の、情熱と緻密さがよく出た一冊。

    教員なら必携。

    0
    2021年07月01日

    Posted by ブクログ

    教育と言う言葉に隠されてしまった様々なリスクをエビデンスに基づいてしっかりと論じた良書。

    美談や良きものということを大義名分にして、影で多くの子供を苦しめる教育には終止符を撃たなければと思ふ。

    0
    2020年12月15日

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