内田良のレビュー一覧

  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    中学でも、高校でも、土日も休みがない運動部ですごしてきました。
    とてもきつかったけれど、オトナになってから思うのは、そのときの自分の苦しみより、顧問の先生はいつ休んでいたのだろう、ということです。

    当時はそんな気安く話すこともできず、引退してから部活を見に行った時の不思議なやさしい言葉から、ついつい現実を見ることがないままでした。

    土日も、夏休みも、お盆と正月以外ずっと部活を見に行く父親って、家族からどう思われていたのだろう、と。

    4時前に校門を出て家路につく公立高校を定年になったあとに雇われた先生と、顧問の先生との違いを、いまさらながら感じます。

    「そこまでする必要はない」

    それが

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    2018年05月11日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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     中学校や高校の部活動が,子どもたちの発達の場になっていることはみんな知っています。どの部活でどれくらい頑張ってきたのかが,自分の人生を語る上で相当の比重をもっている人もたくさんいることでしょう。教師側にとっても「おれは,この部活で頑張って生徒たちを成長させた」と密に自信を持っている人も多いことでしょう。
     しかし…です。その現状は,おかしいのです。おかしいことはおかしいと言わないと,本当に大切にしなければならないことができなくなります。
     私も中学校勤務の頃は,土日も部活に行っていました。練習試合もしました。私が担当した部活動(スポーツ)についても,全くのシロウトでした(体育でやった程度)。

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    2017年12月09日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    学校の常識は世間の非常識!
    なんとなく、そうだろうなぁ
    と思っておられる人は
    確信をもって
    間違いなく、それは本当に非常識だ!
    と言えることでしょう

    感情的に書かれた告発本では
    ありません
    事実と具体的な実例に基づいて
    的確な指摘がされています

    これは単なる「学校」だけの話でなく
    今の「日本の社会」に蔓延している現代の病に
    つながっている気がします

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    2017年10月24日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    最近話題(?)の、教員における部活動負担について言及した本。
    私は教員ではありませんが、高校教師の知人がツイッターで部活顧問の辛さを切々と述べていて興味を持ちました。

    中高生時代は、「先生が部活に顔を出すこと」は当たり前だと感じていましたが、それが先生の生活の犠牲の上に成り立っていたとはつゆ知らず。
    これほど負担であったのか、と目からウロコの連続でした。

    最後の提言では、「部活に関わりたい教員」も関われる仕組みの構築を求めています。
    教員ではない自分も、できることはないかなと感じました。

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    2017年10月22日
  • 教師のブラック残業

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    大切な内容。先生たち、色々とピントがズレてるんだろうなと思う。正直、ゴネた人が勝つという内容になっている点もなあ…。教育界にいればほぼ知ってはいる内容だが、この本が教育以外にも伝われば変わるかな。

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    2025年05月08日
  • 子どもの人権をまもるために

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    子どもの人権をまもるというテーマに沿って……かな? けっこうそうそうたる人々が稿を寄せている。宮田雄吾(大阪共立病院・大村椿の森学園)、山野良一(名寄市立大学・専門社会調査士)、駒崎弘樹(認定NPO法人フローレンス代表)、仁藤夢乃(一般社団法人Colabo代表)、熊谷晋一郎(東京大学・当事者研究)、大塚玲子(編集者・ライター)、内田良(名古屋大学・教育社会学)、大貫隆志(「指導死」親の会共同代表)、大原榮子(「メンタルフレンド東海」世話人代表・名古屋学芸大学)、前川喜平(元文部科学省事務次官)、白濵洋子(佐賀女子短期大学・学校保健)、内藤朝雄(明治大学・社会学)、山下敏雄(弁護士)、村田和木(

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    2023年07月22日
  • 先生がいなくなる

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    こういった、
    教員界隈の問題点を整理した書籍は
    数多出ているけれども、
    届いてほしい人には届いているのだろうか。
    どうすれば窮状を知ってもらえるだろうか。

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    2023年07月09日
  • 調査報告 学校の部活動と働き方改革 教師の意識と実態から考える

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    P.40
    本性の検討で明らかになった知見は、次の四点である。
    ①働き方に対する意識については、八割を超える教員が、「仕事が忙しい」と感じる一方で、「仕事にやりがいと感じる」と答えていた。働き方に対する意識の均質性・共通性が指摘できる。
    ②部活動に対する意識については、部活動顧問に対するストレスと楽しさをめぐって、教員集団が大きく三つに分化していた。意識の面での多様性が指摘できる。
    ③誰が部活動にポジティブな意味づけをしているのか、またネガティブな意味づけをしているのかを調査した結果、前者には若手教員と男性教員が、後者には年配教員があてはまることが分かった。教員の置かれている状況によって部活動に

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    2023年06月19日
  • #教師のバトン とはなんだったのか 教師の発信と学校の未来

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    P. 18
    教育は前向きな実践であり、またその言葉は「人々を幻惑させる力」を有し、批判の声を封圧する。教育界が取りつかれている前向き思考は、長時間労働という現実問題への直視を難しくさせている。
    私が知る教育養成系の在学生は、「魅力は十分に分かっている。だからこの大学に入った。あとは、働き方が改善されることを願うばかり」と打ち明けてくれた。魅力を高めるためには、魅力を高めようとする志向から離れなければならない。これが大炎上から得られた教訓だ。

    P. 50
    もの言わぬ教師はいかにつくられたか
    教師を目指す学生たちの多くは、多くの学校で教師たちは動力の教職員や管理職と侃侃諤諤に議論していると思って

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    2023年06月16日
  • 先生がいなくなる

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    私は教員をしているが、朝早く出勤して電話番、昼休みは食事をとる5分だけ、保護者対応、平日の夕方と土日のそれぞれ丸一日は部活動や特別授業などなど、今思えばよく死ななかったなというレベルだった。本書のように考えている方が増えているのが非常にうれしい。

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    2023年05月27日
  • 調査報告 学校の部活動と働き方改革 教師の意識と実態から考える

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    主に部活動を中心とした、働き方改革の資料集です。
    様々な立場に立って、働き方改革を考えなければならないなと感じました。

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    2022年01月30日
  • #教師のバトン とはなんだったのか 教師の発信と学校の未来

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    真面目な先生もたくさんいらっしゃる。一生懸命取り組む先生が息切れしないようにしてほしいな。そう思って、読みました。問題行動を起こしてしまう先生がいることも確かです。残念ですけど。

    学校の先生も1人の親として自分の子どもに関わりたいはずです。心や時間、健康にゆとりがあれば、もっといろいろできるのに。と真面目な先生ほど苦しんでいるような気がします。
    学校の先生方は生徒の指導、保護者からのクレーム、地域の方からの苦情に息切れ寸前なんですね。
    きっとこれからますます学校の先生になる人や、管理職を目指す人も大変そうだなあと。読んで思いました。
    知人が小学校の先生でしたが、高齢出産になり、産休育休を機に

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    2021年12月14日
  • 教師のブラック残業

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    教員の長時間労働、残業代は出ない、土日の部活動が当たり前になっていることに疑問を持っている。休憩時間が不明、あるある。絶対に企業であれば許されないことが当たり前になっているが、ボランティアではないのだから。子どものために自分を犠牲にする。子どもの手本にならなければいけない身近な大人がそれでいいのか。

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    2021年03月27日
  • 「ハッピーな部活」のつくり方

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    部活改革は大きな改革につながりそうだぞ。
    こつこつ変えていくのが早いのか。
    高校野球が変わったらもっと早そうだが、無理だろうな-。

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    2019年09月06日
  • 学校ハラスメント 暴力・セクハラ・部活動―なぜ教育は「行き過ぎる」か

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    なぜ教育では、問題が見えにくいのか。そして、問題の加害者は「教師」だけなのか―。巨大組み体操、体罰、スクール・セクハラ、ブラック部活動、教師への暴力、いじめ件数の格差…「教育・指導の一環」「指導力の欠如」を理由にかき消されていく、学校を舞台とした「リスク」に、気鋭の教育社会学者が切り込む。

    組体操、なくなりませんね。

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    2019年03月16日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    ドイツに短期留学した兄からドイツは部活はなくて運動は基本クラブチーム、って話を聞いてから24年。スポーツや文化を通じて地域とつながることは今の時代に適った在り方だと思います。

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    2018年02月22日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    部活を語るときは、まずこの本の内容はしっかりと踏まえたうえでないとね、と思わせる本。
    いやほんと異常ですよ異常。学校現場は、これからどんどん変わっていくべき。

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    2017年12月28日
  • ブラック部活動 子どもと先生の苦しみに向き合う

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    教職員だけでなく、一般人も読んでほしい。見方を変えると、この部活動のあり方が、生徒を長時間労働を可能にする労働者にしている。

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    2017年09月03日