あらすじ
「このままでは過労死するかも」
「プライベートがまったくない!」と悩む教師の方、必見!
あなたが長時間労働になっているのは、あなたのせいではありません。
教員は、「給特法」という法律のもとで、どれだけ働いても勤務時間を把握されず、
「自主的に」残業しているとされて、いくらでも仕事が増やされてきたから、
民間企業や一般公務員ならありえないほどの職務を担わされて、帰れなくなっているのです。
「給特法」のせいで、教師は民間企業や一般公務員と違って、
月8時間程度の残業代だけで、いくらでも残業させてよい状態にされています。
教師の多くが過労死ラインの月80時間以上の残業をさせられている状態になったのは、
この「給特法」という法律のためです。
いま、この状態の中で、どうしたら自分の身を守ることができるのか?
教師の長時間労働問題をわかりやすく伝え、いざというときの身の守り方を考えるための1冊です!
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Posted by ブクログ
給特法は一刻も早く無くすべき法律である。だいたい違憲だと思う。これを制定した自民党は本当に社会悪。自民党も無くなって欲しい。部活問題も教員には負担が大きく、学校から排除すべきだ。
Posted by ブクログ
聖職であるという矜持の針の先端に立ち、藻掻き苦しむことになる教師の就業問題は
万能の処方箋たりえないEdTechに負の側面もあるとはいえ、
換骨奪胎を経る中で少子高齢化の荒波を師弟が共に進まねば袋小路だろうと問題の深刻さを、学生時代の恩師に鑑みて思う。
Posted by ブクログ
読みやすく、30分程度で読み終わる。
現職で労基法にあまり詳しく無い人は読んだ方が良い。
給特法があって残業代出ないから勤務時間を把握してこなかったってすごいな。過労で倒れても勤務時間が分からないから労災認定されないとか。
Posted by ブクログ
金髪の大学の先生・内田良が,今の「教師の働き方改革」を進めてきたメンバーと一緒にまとめた本。
「定額働かせ放題」が「教特法」という特別な法律にあることを,市井に知らせてくれていて,とても有り難い。だから,こういう本は,わたしたちのような教育現場の人が読むだけではなく,もっとほかの職業の人にも読んでほしいと思う。そして一緒に,学校現場を変える力を貸して欲しい。
わたしの現場でも,病休で休む先生がいる。やめていく先生もいる。この現状をどうにかしないことには,教師のなり手がいなくなるということになる。実際,講師がなかなか見つからず,見つかるまでの1ヶ月くらいは,さらに忙しい現場で疲弊している姿も見ている。
たくさんの人に知って欲しい,ウソのような現実がここにある。
子どもは教師の背中をみている…とすれば,「俺がなんとかガマンすればいいではないか」ではすまない〈教育者としての立場〉を改めて強く感じた。
Posted by ブクログ
大切な内容。先生たち、色々とピントがズレてるんだろうなと思う。正直、ゴネた人が勝つという内容になっている点もなあ…。教育界にいればほぼ知ってはいる内容だが、この本が教育以外にも伝われば変わるかな。