田丸雅智のレビュー一覧
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面白い。
表題作の「いつ?何時何分何秒?地球が何回まわったとき?」にはじまり、「泥団子づくりに夢中になる」だったり「静かになるまで5分かかりました」のような“小学生あるある”や、「雷が鳴ったらへそを隠せ」や「ため息をつくと幸せが逃げる」や「夜口笛を吹くと蛇が出る」のような昔からの言い伝えなどが、もし実際にあったら?という出発点から膨らませたショートショートの数々。
そんなバカな、と力が抜ける荒唐無稽なストーリーなのに、なんだか本当にあるとしたらこんな感じになりそうと思わせるリアリティがある。それはおそらく現実にあるもののパロディになっているからだ(例えばため息をついた時に逃げる「幸せ」は、G -
Posted by ブクログ
暇な探偵事務所に持ち込まれる奇妙な依頼、「足を踏まれる」「なかなか料理が来ない」「服が他人とかぶる」等々を、嫌々調査する探偵西崎とノリノリで調査する助手の若菜。その裏に隠された秘密を探り当てるうちに、やがて〝憂鬱探偵〟と人々に認知されるようになる。
タイトルに「探偵」と付くものの、ジャンル的にはミステリーというよりはSFに近い。ショートショートなので、一つ一つはとても読みやすく、トンデモ真相なわりに話もすっきり纏っていてよかった。軽く憂鬱な出来事に対して「本当にこうだったらいいのに」と思える、どちらかといえば前向きになれる内容だった。
ちょっと読み慣れないジャンルだったが、最後まで楽しく読め -
購入済み
快い作品に巡り会えた
ここのところ何回かのこのシリーズははっきり言って低迷しているような気がしたが、本作品は久しぶりに快い作品に巡り会えた。最優秀作が洒落ているのは当然のこととして、旅玉など何点かの感銘を受ける作品に巡り会えてよかった。