【感想・ネタバレ】おとぎカンパニーのレビュー

あらすじ

新入社員が会社で見つけた不思議な鏡。「鏡よ鏡、同期で一番仕事ができるのは、だぁれ?」と尋ねると……。(「同期で一番」) 大学の教務課には、落とした単位をくれる女神のような女性がいるという。(「教務課の女神」) 「白雪姫」「金の斧」「赤ずきん」など、誰もが知る名作童話を大胆アレンジ! あなたを夢の世界へと誘う傑作ショートショート14篇を収録。

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Posted by ブクログ

子供の頃読んだことがある童話をハッピーエンドで終わるのだけではなくて面白い話や怖い話などに変えて読者の心を掴む本でした。
今まで読んだショートショートの中で一番面白かったです。

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2024年08月28日

Posted by ブクログ

★+α‬
読んだことのある童話たちがちょっと?かなり?違うけど、読んでてめちゃくちゃ楽しい!!
すべてのお話、すべておすすめ!!

草原の少女(人魚姫)と町長の像(幸福の王子)がめっちゃよかったなぁ〜鳥肌(コケコッコー!!)
ハーメルン科(ハーメルンの笛吹き男)も読んだ後清々しくなる?感じ。めちゃかっこよき!!

これ絶対に何回も読みたくなる!!


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2023年02月26日

Posted by ブクログ

元々ある童話をもとにしたお話ということで、どんなアレンジをされるのかワクワクしながら読み進められました。
幻想的ですっごく綺麗なもの、ちょっぴりホラーなもの、クスッと笑えるもの、少し切ないもの…等それぞれの持ち味を持ったお話が沢山詰め込まれていました。
一つ一つが短めなのでスルスル読めます。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

世界の童話をモチーフにしたショートショート集。
色んなテイストのお話が詰まっていて、飽きずに最後まで読めました。
そして目次や章題に描かれたイラストが素敵。

天色の髪の乙女(ラプンツェル)、草原の少女(人魚姫)、町長の像(幸福の王子)、大沢の耳(王様の耳はロバの耳)、眠らせ姫(眠り姫)
が特にお気に入り。

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2025年01月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

童話を現代にしたお話集。
シュールなものや設定に笑ってしまうもの、ちょっと最後もやっとするものなど色々です。

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2024年01月23日

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現代風にアレンジされた童話の短編集
どの童話も知ってるからこそ、現代風にアレンジされたのがまた、おもしろかった。
いろんな童話があるなかで、個人的には「赤ずきん」がなかなかシュールでおもしろかった。
「白雪姫」のりんごのオマージュもなかなかよくて、ああ、そういう視点でくるのか、となかなか面白味があった。

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2023年08月19日

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好みのものもあれば、うーんというのも。おとぎ話をベースに展開するショートショート。赤ずきんと白雪姫がよかったなー。

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2022年09月23日

Posted by ブクログ

ジャックはまちなかである男から声をかけられ、夢を聞かれた。「母のために新しい家を買いたい」と語ると、男は豆を一粒。それを植えた翌朝、巨大な豆の木が現れ、そこには入口がついて…。

イソップやグリム、アンデルセンなどの童話を下敷きに、基本的には日本のどこかで事件がおこる、ちょっと不思議で、ちょっとブラックな短編集。

カンパニーと銘打っているが、会社が舞台になっているのは数作で、学校だったり、店などいろいろな話だ。

ショートショート作家と紹介されているが、ショートショート的に最後でカタルシスのあるものは2~3作で、基本的には短編。それもブラックユーモアみたいなものが多い。筒井康隆や小松左京、阿刀田高のような話だ言えばわかりやすいだろうか。

ただ、あかずきんなどは、漫画的というか、ネットの悪ノリだったり、人魚姫や幸福の王子はオチを付けることすらなく、余韻を味わわせるというもの。かなりブレる作風もあいまって、印象に残るものが少なめだ。

改行が多めで、子供向けの青い鳥文庫などに合いそうな作風で、さらさらとあっという間に読めてしまう1冊。

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2025年05月22日

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みんなが知っているおとぎ話を現代風にアレンジした作品…と聞くと前にもどこかで読んだような、と思いあまり期待せず読み始めたら。当たりです☆おもしろかった☆
ひとつの章は10ページくらいなのでスイスイ読めるのも良かった。
中でも良かったのは、金の斧をモデルとした教務課の女神、ヘンゼルとグレーテルをモデルにしたつまみの家。どちらもちょっとだけブラックなのが好み☆読後感は悪くありません。
でも、大沢の耳はちょっと嫌かな…耳がパンの耳で、みんなでそれを食べるシーンは、ちょっと汚い気がしました。
全体的に良かったです!

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2025年02月15日

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童話をモチーフに仕立てたショートショート。大抵はちょっと不思議くらいで止まってものすごくブラックとかホラーということはなかったけど、後味悪く終わる話もなくはない。ジャックと豆の木、幸福の王子の話が好きかな。扉の装飾が各話をあらわしてるのもお洒落で素敵だった。他にも色々出てるみたいなのでまた読んでみたい。

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2025年02月11日

Posted by ブクログ

誰もが知っている童話を現代と融合

著者はエリートな経歴で現代ショートショートの旗手として書き方講座などを行う
この内容は小学校中学校の国語の教科書に掲載

『天色の髪の乙女』(ラプンツェル)
→ラストが美しい

『教務課の女神』(金の斧)
→ブラックユーモアにくすりと笑える

『つもみの家』(ヘンゼルとグレーテル)
→怖いけれど引き込まれる

が良かった

各物語の表紙も可愛い
若者にも親しみやすい文章

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2024年06月23日

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御伽噺を現代版に落とし込んだ短編集。
どの話も非常に軽い読み口で楽しめますが、設定が焼き増ししたようなものもあれば、これは素晴らしいと感嘆する作品もありました。
個人的には単位の女神の話が大好きです。大学生の軽くてちゃらんぽらんな描写が、妙に懐かしくなります笑

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2023年07月13日

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1話1話がものすごく短いので、さくさく読める。
後味のわるい作品もあれば、なるほどとおもわせる作品もあり。

表紙、挿し絵がすごくかわいくて凝っていた!

ハーメルン科は特にすきだな。

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2022年07月21日

Posted by ブクログ

 海外の童話をショートショートで再構築したパロディ作品集。原型となったのはアンデルセン、グリム、イソップなどの名作で、14話を収録。

      * * * * *

 玉石混淆とまではいかないまでも、各話で出来栄えに差があったように思います。ショートショートではありがちなことで、かの星新一さんでも同様でした。

 印象的だったのは、「同期で一番」「教務課の女神」「大沢の耳」「夕陽売りの少女」で展開がよく考えられていて楽しめました。 
 また、「天色の髪の乙女」と「ハーメルン科」はオチがいたく気に入りました。

 ショートショートの範囲に収める必要があるため捻りが足りないところはやむを得ませんが、軽く消費してしまうには惜しいと思う話が本作には少なくないように感じます。
 できたらもう少し字数を増やして、短編小説にしてほしいと思ってしまいました。 

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2022年07月09日

Posted by ブクログ

「ショートショート」が再び注目を集めているらしい。

私にとってショートショートと言えば星新一さんだけど
「現代のショートショートの旗手」と称されるのが田丸雅智さん。

ということで、手にした一冊。
久々のショートショート、田丸さんの本も初めて。

『おとぎカンパニー』は童話を大胆にアレンジした作品集。
星新一さんのショートショートはくすりと笑える作品が多かったと思うが
『おとぎカンパニー』はかなりブラックのものもあり
ちょっとぞっとしたり…

田丸さんによると
「ショートショートが再ブレイクしている背景には
色々なコンテンツが短くなる中で、
消費者の好みにマッチした可能性があるのでは」

そういえば…
YOASOBIの代表曲「夜に駆ける」は
5分で読める小説「タナトスの誘惑」をもとに作られたんだった。

最近、「アンソロジー小説」も増えている。
(※複数の作家が特定のテーマに沿って書いた作品を一冊にまとめた作品集)
さらりと読めて、初めましての作家さんとの出会いもあって
私も結構好きだ。
実は一冊、積読でスタンバイ中。
う~~ん、スタンバイ中の本が多すぎるぞ…(汗)

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2022年04月21日

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