田丸雅智のレビュー一覧

  • もしも料理店

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    風変りな素材で料理を作る料理店に問題を抱えた客が訪れ、その料理を食べることで素材の良い所を取り込んで問題を解決する話。問題なのは料理の素材が車だったり、信号機だったり、灯台だったりするところ。それをシェフが旨そうな料理に調理してしまう所がポイント。

    短編集になっているのだが、話の流れが単調で同じことの繰り返しのように感じた。
    また、素材は毎回面白いのだが、調理過程は現実の食材に近いもので、調理されたものも普通の料理になってしまうので、もっと素材を活かして欲しかったなと思った。

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    2025年07月26日
  • ショートショート千夜一夜

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    ショートショート。お祭りの夜に関する話、20話を集めている。読んでいると、夜店の光景が目に浮かんでくるよう。焼きそばやタコ焼きのソースの匂いもしてくるよう。

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    2025年07月21日
  • ショートショートBAR

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    21の話を収録したショートショート。トニーさんがマスターのバーを舞台にした話が数編あり、タイトルはそこからきたのか。あとオーストラリアを舞台にし、3つのカップルが登場するオーストラリア編もあり。バーでのショートショートっていいなぁ。

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    2025年07月14日
  • 主役コンプレックス

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    誰もが知る名作を現代に転生させるというアンソロジー。コンセプトは面白いけど、名作を超えられてはいない……。今の若い子にここから名作を知るきっかけになればいいのかな。

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    2025年07月09日
  • ショートショート・マルシェ

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    『食』に関するショートショート18編を収録。SFのような話もあるが、ダジャレ落ちが多いのかな。お気軽に読めちゃうのがショートショートのいいところだから、深くはつっこまない。1話読んで、なるほどと思ったり、クスっとしたら、OK。

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    2025年07月06日
  • いつ? 何時何分何秒? 地球が何回まわったとき?

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    「退会ページが見つからない」がいちばん刺さりました。
    うんうん、確かにと思いながら、今まで表現できなかったもどかしさを見事に描き切っています、さすが!

    昔からの言い伝え、
    「雷が鳴ったらへそを隠せ」
    「夜、口笛を吹くと蛇が出る」
    世代につなぐためにも、この先のシリーズもお待ちしています。

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    2025年05月29日
  • おとぎカンパニー

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    ジャックはまちなかである男から声をかけられ、夢を聞かれた。「母のために新しい家を買いたい」と語ると、男は豆を一粒。それを植えた翌朝、巨大な豆の木が現れ、そこには入口がついて…。

    イソップやグリム、アンデルセンなどの童話を下敷きに、基本的には日本のどこかで事件がおこる、ちょっと不思議で、ちょっとブラックな短編集。

    カンパニーと銘打っているが、会社が舞台になっているのは数作で、学校だったり、店などいろいろな話だ。

    ショートショート作家と紹介されているが、ショートショート的に最後でカタルシスのあるものは2~3作で、基本的には短編。それもブラックユーモアみたいなものが多い。筒井康隆や小松左京、阿

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    2025年05月22日
  • いつ? 何時何分何秒? 地球が何回まわったとき?

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    田丸さんらしい作品。このタイトル見ただけで小学生の頃を思い出す。今言われたらイラッとするが当時は何か言い返してたんだろう。作中ではちゃんと回数を計算してるが、結局日数のことなのにこのフレーズ思いついた人は相当ひねくれてる。

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    2025年05月18日
  • 家族スクランブル

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    audible61冊目。

    本の紹介文などもしっかり読まず前知識なく読み始めて、「ショートショートなのか!」と後から気づきました。
    細切れ時間に読まれる方には、ショートショートは嬉しいですよね。

    ショートショートといえば星新一さんのイメージが強いのですが、こちらのショートショートはかなりブラック系。
    ブラック系の内容を明るく読み上げられるaudible、それはそれで味わい深いです。

    読み終わってから表紙をじっくり見たのですが、かなりかわいいデザインだったのですね。
    子どもが好きそうなデザインですが、内容はオトナ向けだと思います。

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    2025年03月02日
  • おとぎカンパニー

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    みんなが知っているおとぎ話を現代風にアレンジした作品…と聞くと前にもどこかで読んだような、と思いあまり期待せず読み始めたら。当たりです☆おもしろかった☆
    ひとつの章は10ページくらいなのでスイスイ読めるのも良かった。
    中でも良かったのは、金の斧をモデルとした教務課の女神、ヘンゼルとグレーテルをモデルにしたつまみの家。どちらもちょっとだけブラックなのが好み☆読後感は悪くありません。
    でも、大沢の耳はちょっと嫌かな…耳がパンの耳で、みんなでそれを食べるシーンは、ちょっと汚い気がしました。
    全体的に良かったです!

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    2025年02月15日
  • おとぎカンパニー

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    童話をモチーフに仕立てたショートショート。大抵はちょっと不思議くらいで止まってものすごくブラックとかホラーということはなかったけど、後味悪く終わる話もなくはない。ジャックと豆の木、幸福の王子の話が好きかな。扉の装飾が各話をあらわしてるのもお洒落で素敵だった。他にも色々出てるみたいなのでまた読んでみたい。

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    2025年02月11日
  • 世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。

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    こんな仕事があったら……という空想を基に書かれたこどもの職場体験によるお仕事本。赤ちゃんの影縫いの話が好きだった。

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    2024年11月14日
  • 世界のふしぎは、きっと誰かの仕事でできている。

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    空染め職人
    生き物ボイストレーナー
    デジタルゴミ収集員
    影縫い師
    風飼育員
    絵画俳優
    争い消防士
    開花応援団

    身の回りの当たり前だと思っていたことは、実は誰かのおかげだった?!本当にこんな仕事があったら面白そうだな

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    2024年11月07日
  • マリマリマリーのショートショート小説集 卒業式前日に転校してくるやつ

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    マリマリマリーは知らないので、最初の人物紹介のイラストはなくても良いと思ってしまった。ショート・ショートとしては好き。

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    2024年10月20日
  • 憂鬱探偵

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    ミステリ風ショートショート。
    満員電車でよく足を踏まれる、自分だけ料理がなかなか来ない、靴下がよくなくなる、じゃんけんに負け続ける、スマホの充電がすぐなくなる、ファイルを保存し忘れる、月曜日が憂鬱、など憂鬱案件ばかり舞い込んでくる、西崎探偵事務所。

    料理が来ない話と月曜日が憂鬱な話好き。憂鬱な日常も、こんな裏事情があったらがんばれそうな気がするほっこりストーリーでした。

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    2024年10月18日
  • ヘンチンケン あまりにも変な珍種せいぶつ研究所

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    『ヘンな生き物研究所のビックリ結末』の改題?新作?内容忘れてたので関係ないか。エガオタマジャクシって結構気持ち悪いのでは…。

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    2024年10月17日
  • 憂鬱探偵

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    読みながら妖怪ウォッチのアニメの「妖怪のせいだよね」という歌詞が何度もリフレインした。憂鬱とまではいかなくてもイラッとする出来事の背後に、もしこうした事情があったら・・・と考えると許せるというか妙に気が晴れるというか。あまり深く考えることもなくサクッと読めて楽しめた。

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    2024年09月22日
  • ショートショート・マルシェ

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    食がテーマのショートショート。「ネコの芽」かわいい。「キープ」こんな店はやだな。「信号木」近くにあったら面白い。あっという間に読めて面白いかった。

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    2024年09月07日
  • 憂鬱探偵

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    装丁や中表紙の憂鬱感がすごくて笑える、かなり楽しい話なのにこんな憂鬱にしなくても(笑)
    そこも含めて面白く読みました。
    日常(依頼)と非日常(解決)が合わさって、ビックリしつつもクスッと笑える。
    ひねりも2回転かぶせてあるのも、さすが田丸さん。
    若菜ちゃんの勢いもすごくいい。

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    2024年08月19日
  • 憂鬱探偵

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    憂鬱なことは世の中にはたくさんある。
    小さいものから大きなものまで(ヤンマーのCMみたいだ)。
    本作は九つのちょっと憂鬱なものについて、謎解きをする。
    のだが。
    果たしてこれはミステリーと言っていいものかどうか。
    もしかしたらそういうこともあるかもしれないが、スッキリお悩み解決、ではない。
    かえって謎が深まってしまった。

    勤め人の私にとっては、「保存しないままファイルを閉じる」の回は面白かった。
    思い出したのは産休に入るわずか10日ばかり前。
    パソコンがピーとかプーとか鳴って、ブルースクリーンになり、全く起動しなくなったこと。
    システム担当部署に確認したら、「あー……」「寿命です」「クラウド

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    2024年07月14日