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「雷が鳴ったらへそを隠す」「集会で静かになるまで時間を計る先生がいる」「必ずイルカショーでずぶ濡れになる」「泥団子がピカピカになるまで磨く」「いつ? 何時何分何秒? 地球が何回回ったとき?」などなど、誰もがどこかで聞いたことの“あるある”なシチュエーションを、現代ショートショートの名手・田丸雅智が大胆アレンジ!
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Posted by ブクログ
面白い。 表題作の「いつ?何時何分何秒?地球が何回まわったとき?」にはじまり、「泥団子づくりに夢中になる」だったり「静かになるまで5分かかりました」のような“小学生あるある”や、「雷が鳴ったらへそを隠せ」や「ため息をつくと幸せが逃げる」や「夜口笛を吹くと蛇が出る」のような昔からの言い伝えなどが、もし...続きを読む実際にあったら?という出発点から膨らませたショートショートの数々。 そんなバカな、と力が抜ける荒唐無稽なストーリーなのに、なんだか本当にあるとしたらこんな感じになりそうと思わせるリアリティがある。それはおそらく現実にあるもののパロディになっているからだ(例えばため息をついた時に逃げる「幸せ」は、GPSを付けて探したり迷子の張り紙を電柱に貼ったり、ペットのように描いている)。 『世にも奇妙な物語』のコメディ回を観た感覚に近い読み味。 ショートショートだから一日でサクサク読めた。 この著者はショートショート専門の作家さんらしい。星新一みたいだ。これを機に他の作品も読んでみたい。
タイトルにかなりやられました。 初代おとぎカンパニーの内容を想像してただけに おとぎが関係ないことにがっかりはしました。 おとぎカンパニーシリーズって何でしょう? ただおとぎ関係なく、田丸雅智さんのショートは面白いです。そういう角度でくるのか、が面白い! 退会については、あるあるから始まり、予...続きを読む想外で終わる。タイトルは子どもの会話ですが、これは大人が楽しむ本ですね。
はじめて田丸さんの短編を読んだのだが、何これ面白い!!と思った。大人向けのファンタジー、最初の短編からへそのお宝探したり、ため息がはぴぞうとしてため息つくたび逃げ出したり、雨女になるために雨女子大学に通うお話が出たり。思いつかない設定に引き込まれて楽しく読めた。 べつの田丸さんの短編を読もうと思う。
「退会ページが見つからない」がいちばん刺さりました。 うんうん、確かにと思いながら、今まで表現できなかったもどかしさを見事に描き切っています、さすが! 昔からの言い伝え、 「雷が鳴ったらへそを隠せ」 「夜、口笛を吹くと蛇が出る」 世代につなぐためにも、この先のシリーズもお待ちしています。
田丸さんらしい作品。このタイトル見ただけで小学生の頃を思い出す。今言われたらイラッとするが当時は何か言い返してたんだろう。作中ではちゃんと回数を計算してるが、結局日数のことなのにこのフレーズ思いついた人は相当ひねくれてる。
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いつ? 何時何分何秒? 地球が何回まわったとき?
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