田丸雅智のレビュー一覧
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購入済み
切れ味はいまいちだが
題名のとおり食べ物をテーマにしたショートショート集。
一般的な見方として、ショートショートの味わい 値打ちは 最終行一行で決まる。となっている。
その点ではこの本に収録された各篇の最終行の切れ味はいまいちのものが多い。
しかし、優しい 楽しい 雰囲気の作品が多く、そちらの方で楽しめる。 -
Posted by ブクログ
ショートショート21遍+α
収録作
・マイナ酒
・霊鈴
・妻の秘密
・褒め殺し事件簿
・あの人の手
・洞窟の星
・グチ清掃員
・手縫いの堪忍袋
・夜のマーケット
・企画にララバイ
・桜色の爪
・手ぶらのキャンプ
・甲子園の魔物
・オーラの写真
・螺旋の人
・気球の熱
・水玉
・媚酒
・真夏のクリスマス
・裏口のゴンドラ
・客が育てた
カバー裏にもショート・ショートが一遍あって、サービス精神旺盛
トニーさんのBARもの、ゴールドコーストもの、その他に大別できるかな
個人的に面白かったもの
・マイナ酒
発想そのものは、眠くならないヤヴァいなお薬を想像してしまう
オチに関しても、摂取への注 -
Posted by ブクログ
古今東西の絵画を題材に2名の作家がショート・ショートを「競作」する。つまり一枚の絵に付き、2名それぞれが物語を作る。
これを作家ならではの特権に留めず、ペアを作ってチャレンジしてみるのもありかも笑 田丸氏・太田氏どちらの話がタイプか各章探っていくのも良いけど、それらを参考に「自分ならどんな物語にするか…」と思索にふけるのもまた違った楽しみ方になる。
各話の感想を書きたいが、ショート・ショート故に踏み込むと即ネタバレになっちゃうから、いつも通り掻い摘んでいく。
フランティシェク・クプカ「静寂の道」:元から不思議な構図やから、話を考えるのも楽しそう。『収穫される者』ではコズミックホラーっていう