あらすじ
「道路の白線を踏み外したら死ぬ」「手のひらに“人”という字を3回書いて飲むと緊張がほぐれる」「食べ物を落としても3秒以内に拾えば大丈夫」「痛いの痛いの、飛んでいけ」などなど、誰もがどこかで聞いたことのあるシチュエーションを、現代ショートショートの名手・田丸雅智が大胆にアレンジ! 物語は「あるある」な設定から予想外の結末へ。1話10分であなたを不思議な世界へ誘う、魅惑のショートショート全10編!
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Posted by ブクログ
面白かった。
個人的に白線が面白くて、まさかこんなにドキドキワクワクするとは思わなかった。設定が凄く楽しい。よく考えつくなあと。
後は、チョウチョ。
痛いの痛いのとんでいけ〜
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十話。(タイトル)も面白い。
「食べてすぐ寝ると牛になる」
「写真を撮ると魂を抜かれる」
が特に好き!
奇想天外のオチ、ホットしたりクスリと笑ってしまうラスト、など。どれもなんだかイイ。
Posted by ブクログ
ショートショート。次の時代の星新一と言われる田丸さん。星新一は結末が風刺が多いイメージだけれども、田丸さんのこの作品はワクワクであふれ、現実の中の非日常のつかまえ方が素晴らしいと思った。白線でのみ生きる白線の民。手のひらに書いた人という文字が動きだしたり、不思議で楽しい話しが多くて純粋に楽しかった。
Posted by ブクログ
Eテレの猫番組を観て、この作者の事を知り初めて読みました。
ショートショートの名手だそうで、中々良かったですよ。
発想がバラエティに富んでますね。
Posted by ブクログ
久々の著者作品。久しぶりの書店散歩で出会う。
おとぎカンパニーというシリーズで、既に数冊刊行されているとは知らなかった。
ことわざ、あるある(都市伝説とは言わないのなんだかうれしい)に因む10編。
「食べてすぐ横になると牛になる」がお気に入り。
懐かしい教訓?と、それに纏わる不思議な世界とほんのり心がやさしくなれる物語。
Posted by ブクログ
「緊張の“人”」「白線の民」
「机の工房」「三秒以内に」
「牛さん」「イタミの蝶」
「原稿中」「てるてるの仕事」
「鳩の通信」「ソウルスペース」
10話収録の短編集。
おとぎカンパニーシリーズだが単体で読んでも問題はない。
今回は誰もが一度は経験した事がある行動がテーマ。
私は3秒ルールはやらないが手の平に人という字を3回書いて呑みこんだ経験はある。
そんな迷信の様なエピソードを田丸さんが大胆アレンジ。
愉快な世界へと誘ってくれる。
人って書くと人が登場したり、寝転がっていると牛になるとか楽し過ぎる。
作者の発想の豊かさに脱帽。