桐矢隆のレビュー一覧

  • 紅霞後宮物語 第七幕

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    おもしろかった。小玉が総大将を務める戦がメインになる今作。開戦シーンが盛り上がる。
    後宮では色々とあり、しかもとうとう司馬淑妃がやばい事に。小玉の甥っ子丙が宮に手伝いに入るので、そこらへんの行末が楽しみ。明慧の相方の樹華が降板なのがとても悲しい。好きなキャラだったのに。ラストはものすごく、えげつないところで終わっているので、助かるのはわかってるがドキドキする。

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    2023年09月28日
  • 紅霞後宮物語 第六幕

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    面白かった。戦になったものの、小玉を出さない文林、そして文林と小玉の天然っぷりをすれ違いの根元に据えるところが、もやもやでもあり、面白いとも思う。まあ、王道だわな。開戦と皇太子問題、小説の展開のためにちゃんと問題を残しつつ、なおかつその場面をスッキリさせるというのは、良い手際。中年主人公カップルの老いもまた、主題に読めるところが、なんとも興味深い。そんなに重くもないロマンス度低めの政治ラノベという感じがとても良い。個人的にはもうすこしバトルシーンが多くてもいいが、なんせフィジカルに薄く、ページ数が少ない本なので、これぐらいか。この薄さでこの満足感はコスパ良いと思う。

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    2023年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第五幕

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    おもしろかった。湖西の大事件の後、敵対勢力から小玉に不義嫌疑がかけられて、足引っ張り工作が激化。まさかのあの姫が、あの新興宗教とつながってたりとか、結構面白い結末だった。そして、なんといっても、あの姫が薄い本の神作家とは、後宮がヲタの巣窟となっていく姿が、とっても好ましい。やっぱり好きなものを突き通す姿というのは、素晴らしい。ラノベならではだと思いますな。文林と小玉の関係が、非常にややこしくうっとぉしいが、もっと文林が虐められればいい、と思ってしまうのだった。次巻も楽しみ。

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    2023年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第三幕

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    面白かった。小玉皇后3年目、後宮のリストラがあったりとか、出兵したりとか。なんと、明慧が明慧が死んでしまった!!めちゃ好きなキャラだったので悲しい。後半途中から死ぬとは思ってはいたが。個人的には善玉側の主要人物が全く死なない危なげない無双型のラノベが好きなので(メンタルに優しいから)、これはいただけないが、最初からいろんな形でよく死ぬ小説なので、さもありなんとは思う。

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    2023年09月09日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

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    面白かった。文林皇帝がかわいそうなまでに、どMなのが素晴らしい。でも、結構幸せそうで、そこらへんも好ましい。主人公小玉が皇后になって1年、権力争いがしつこく続いて、まあ、色々と大変ながら、武人らしく対処していく、男前な皇后が推せる。かっこよ。

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    2023年09月05日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    ネタバレ

    軍人皇帝の第十四弾。

    とうとう最終章。
    前作で、養母である小玉を皇后にして、
    皇帝の娘に箔をつけるという作戦があったが、
    それに七年もかかった理由がうだうだと書かれている。
    正直、どうでも良い感じ。

    そして今更、寝所を共にしたり、
    市井での小玉の呼び名「ばあさん」で呼ばれたり、
    相変わらず痔の薬を塗ったりと盛り上がらない。

    一度は夫婦となった女王の国と王の国の隣国同士の話は、
    二人の息子が死んだことをきっかけに、
    女王は息子の嫁に毒殺され、
    王のもとに送り込まれた美女は役目を果たしたと自死し、
    王はそのあとを追うと、
    あっさりと片付けられた。

    そして、皇帝文林の崩御。
    具合の悪い感じが

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    2023年06月24日
  • 紅霞後宮物語 第十三幕

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    ネタバレ

    軍人皇帝の第十三弾。

    なんだかぱっとしない。
    皇帝が強いられる形で命を授かり、生まれた女児、帝姫を
    複雑な気持ちで育てる小玉。
    その皇帝は皇帝で痔になってしまい、
    小玉が薬を塗る役を引き受ける、というぱっとしなさ。
    その話、必要?

    隣国の寛に送り込まれた美女は、
    案の定、皇帝の寵愛を受け、
    正妃であった女王は女の子を得られず、
    自分の国に戻る。
    意外ともめごとが起きなかった。

    そして、帝姫のために再度小玉を皇后に戻そうとする皇帝と、応じる小玉。
    そうきたか。

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    2023年06月22日
  • 紅霞後宮物語 第十三幕

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    ちょっと失速してきたかも。

    時が流れ、小玉と文林が年齢を重ねてきたということもあるのかもだけれど、
    全部がなんだか中途半端なような。

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    2023年01月17日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    神格化された皇后のお話だったはずなんだけど、
    そのあたりの伝説はほわっとした感じだし、
    実際は、もっと泥臭くて、伝説って感じではなくて。

    でも伝説って、元をたどればそういうものなのかもしれないですね。

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    2023年01月17日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    なんというんだろう、ここ数巻は、作者がキャラクターたちをストーリーの束縛からから開放していく作業だったのかもしれない。正直、あんまり面白くはないのだけど、権力もののエンディングは悲劇と相場が決まってるので、しゃーない。

    後宮は人を不幸にするっていうのは、まあそうかもしれないな、皇帝も含めて。
    漢の呂皇后の「人彘」なんか、創作っぽいもんなあ……


    あと、最初の方の巻で関皇后は文林の亡き後に権力の座にしばらくとどまったように読んだことがあった気がするのだけど、気のせいかな?

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    2022年12月14日
  • 紅霞後宮物語

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    ネタバレ

    表現など全体が薄っぺらく感じ、リズムも合わないのか、読み進めるのが少々苦痛でした。
    文体のせいか、読書目線を揺さぶられるように感じて落ち着かない。
    はじめましての作家さんなので致し方ないところも多々あるよね、と読んでいくと(わたしもだいぶオトナになったもんです)慣れてきたのかそこまで気にならなくなり、あとはラストまでどどんと駆け抜けられました。
    良くも悪くもラノベらしい作品といえる、続きはまぁ読んでもいいかな〜と思うレベル。
    作者ご自身が書き物に慣れてきたら、もっと面白くなってくるのかも。
    今までにないタイプの皇后さまだし、小玉の性格は嫌いじゃない。
    続編もだいぶ出ているみたいなので、もう少し

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    2022年10月24日
  • 紅霞後宮物語 第四幕

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    ネタバレ

    力のない皇族である鄒王は何故反旗を翻し、自ら死んだのか。
    大切な仲間を失いそれでも前へ進むため、真相究明のため鄒王が治めた地へと赴く小玉。
    そこで見たのは歪んだ思想で民を操るひとりの女だった。
    母から子を奪うことを悪と言いながら、攫った女に産ませた子が男なら引き離して自分の手元に置き洗脳する。
    その矛盾ごと周りを絡めとる金母の呪縛は、この国に深く根を張っている。
    気味が悪いが、事件は一応の決着を見せる。
    そうして小玉の中のひとつの時代が終わり、新たなる未来に向かって動き出す。

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    2022年08月07日
  • 紅霞後宮物語 第三幕

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    ネタバレ

    人員整理で多くの妃嬪が後宮を出ることになった。
    小玉による最後の計らいで、皇帝文林との対面の場を設ける。
    そこで文林の目に一人の娘が目に留まった。
    新たなる寵姫の誕生は後宮を揺るがすだけでなく、大きな動乱へとつながっていく。
    そして小玉の大切な人との別れ。
    その存在はあまりにも重い。

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    2022年08月07日
  • 紅霞後宮物語 第二幕

    ネタバレ 購入済み

    あとがきで色々納得

    小玉が鍬を振り回し、走り回るのが育ちや軍人ぽさを感じてなんとも素敵。
    そんな妻を持った夫の側を書いたというあとがきを読んで、なんとなく話に納得。

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    2022年07月18日
  • 紅霞後宮物語 第十四幕

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    ネタバレ

    ようやく読み終わり
    14巻まであるから話の途中を忘れてたりして
    この人誰だっけ?が発生
    まさか文林が急死するとは…
    一気に1巻から読まないとダメな気がする

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    2022年07月18日
  • 紅霞後宮物語

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    軍の女将軍・関小玉はかつての相棒にして現・大宸国皇帝である文林から後宮入りを頼まれる。
    妃嬪が兵を率いて禁軍を動かすことが出来るようになると言われ、渋々引き受けた小玉だが。
    後宮入りして一年。文林の都合で、とんとんと後宮の頂点である皇后となってしまい、戸惑いながらも文林の腹の中を探る日々。
    そんな中、小玉の寝所の前に豚のあたまが置かれるという嫌がらせが。
    煮て美味しくいただく小玉だったが。

    田舎の貧乏農家から15歳で徴兵、類稀なる武術の才能で若き女性ながら、将軍職までのぼりつめる、小玉。
    文林の頼みをうっかり引き受けて30過ぎての後宮入り。
    皇帝と気心は知れている仲のようだけど、主従というか

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    2022年05月29日
  • 帝都千一夜 美男のシェヘラザード

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    異国から来た美男のところに持ち込まれた不思議な事件。日本なのにアラビアンナイトが紛れ込んだような…。タイトルと表紙がキラキラしすぎてちょっと恥ずかしいかも。

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    2022年02月03日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 四、星降る夜に見た未来

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    兄、母が次々と死んでしまったため実家に帰った小玉のもとに元許嫁が現れて、なかなかこれがうざい。そのため一家で都のそばに移住する。兄嫁とその息子と隊の交流の話が続くが、兄嫁も病で死んでしまう。残されたのは甥の丙のみになって仕舞う。しかも、今回は小玉の部隊の将兵が戦死してしまうのだ。「どうしてこんなことになったの」と叫ぶ小玉。軍隊の話だから死人が出るのはどうしようもないよなあ。さて、次回でこれをどう扱うのか。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 三、二人の過誤

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    小玉と文林のいろいろなエピソード。勿論さくさく読めちゃいます。小玉は戦場でも無類の強さを発揮する。戦術眼も優れている。男勝りの強さの明慧もいて、小玉の隊は戦場でほとんど死人を出さない。おお凄い。さすがファンタジー。

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    2021年09月14日
  • 紅霞後宮物語 第零幕 二、運命の胎動

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    異例の速さで昇進した小玉のもとに、後の皇帝の周文林が配属されてくる。初めはそりが合わないが、そこはそれ、徐々に相手を認め合うようになり、文林は有能な副官となる。これまた、さくさく読めちゃう。視点はころころ変わるけどね。

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    2021年09月14日