小山薫堂のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
帯は、
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あなたなら、
この旅に誰と出かけますかーー?
豪華寝台列車「ななつ星」をテーマに
7人の人気作家が紡ぐ「旅と人生」
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小説5編と随想2編が収められています。
表紙の暗闇のなかの流れ星と、
車窓から漏れる灯りが素敵で。
以前、文学YouTuberの寝台列車のなかでひたすら読書する動画を見たことがありますが、列車とか旅は非日常感があってドキドキワクワクしますね。
列車をテーマにしても、オーソドックス(私の中では熟年夫婦やカップル)な物語だけでなく、友情や幽霊が出たり、感染症の流行で乗 -
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Posted by ブクログ
TOKYO FMの番組「SUNDAY’S POST」の企画がきっかけで生まれた作品、 ですね!
小山薫堂さんの豊かな感性や温かさに溢れる一作だと思います。
バラエティのようで、実はしっかりした芯が一本通っている。
日本人の多くが大好きな「銭湯」
昭和の遺物のようで、でも未来へも繋いでいきたい日本人の文化。
このように軽妙で心地よい作品に仕上げてくれるのは、さすが「企画の大御所 薫堂師匠」の真骨頂ですね!
映画も併せて鑑賞すれば「薫堂さんの世界」にどっぷり浸かることができると思います。
「風呂で人を幸せにする」
毎日のお風呂がこんなに貴重で温かく感じるとは思ってもいませんでした。
映画も小説 -
Posted by ブクログ
たかがお風呂、されどお風呂‥お風呂の魅力再発見と言える物語でした。
入浴は、癒し・ストレス緩和・幸福感など、心身共に様々な効用をもたらし、温泉天国である日本では、入浴はもはや立派な生活文化だということに異論を唱える人は少数派でしょう。
本書の作者は、米アカデミー賞外国語映画賞受賞作「おくりびと」の脚本、TV番組「料理の鉄人」の構成、ご当地キャラ「くまモン」の生みの親等、多岐に活動される放送作家・脚本家の小山薫堂さんです。
また小山さんは、一般社団法人「湯道文化振興会」の代表理事・湯道初代家元の任も併せもち、本書を書き下ろし、この2/23に映画も公開予定になっています。日本の入浴文化を -
Posted by ブクログ
私は日本語がとても好きなのですが、ますます日本語を素敵だと思い、好きになった一冊です。
著者がリストアップした、物語性を秘めた日本語35つとその意味、そこから生まれた数行の恋物語が収められています。
今、思うようにいかない恋や若かりし頃の稚拙な恋、
今も後悔している恋を素敵な日本語達が少し格上げしてくれる、そんな一冊です。
もちろん、いつか…と憧れる恋も描かれているかもしれません。
読み終えた時、私は誰かの「忘れ草」になりたいと思いましたし、私の「阿伽陀」たる存在に思いを馳せました。
※「忘れ草」…心配や心の憂さを吹き払うもの
「阿伽陀」…あらゆる病気を治す薬
2014年14冊目