あらすじ
世の中には上手にお金を貯められても、上手にお金を使える人はわりと少ない。お金を生き金にするのも、死に金にするのも、使い方次第。上質な浪費、妄想してみました――。数々の人気テレビ番組やヒット映画の脚本を手掛け、「くまモン」の生みの親であり「地方再生請負人」でもあるオールラウンドのトップクリエイターが初めて綴った、小山流・「これからの時代」のあまりに素敵なお金の使い方! 人はきっと誰かの天使になれる。
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Posted by ブクログ
また会いたいなあ、どうしてるかな、久しぶりに話したいな、
と妄想にとどめていた私でしたが、メールで済ませられるこの時代に反して年賀状を送りました。
そして繋がったご縁が今でも続いています。
妄想を叶えれば、それは唯一無二の、最高の贅沢です。
ありがとうございます。
Posted by ブクログ
世の中には上手にお金を貯めることはできても
上手にお金を使える人は少ないです。
特に日本人はそれを苦手にしています。
そこで小山氏が「こういう企画を立ち上げるの
で、出資する人や企業が現れさえすれば、もっ
と面白い展開になるはず」という内容のエッセ
イです。
特に日本の文化、伝統を大切にしたいと願って
いる人は大勢いると思います。その一役を担う
企画が中心です。
新自由主義によるトリクルダウンは全く機能し
ていない、と政策を嘆く前に、「上質な浪費」
とはこういうことなのか、これぞトリクルダウ
ンなのか、ということを学べる一冊です。
Posted by ブクログ
…こういったプロデューサー?ディレクター?的な方と言うのは、私の世代だとついついバブル臭漂う、嫌味でギラギラした人を思い浮かべてしまうのだが、この方の風貌、話し方、文体は、実に嫌味が無くて親しみやすいと思う。
存在は以前契約していたWOWOWでの映画解説で知ってはいた。一風変わった名作、珍作、佳作をつぎつぎと紹介してくるあたりは、なかなかの風流人だという印象だった。
実際、ご本人はこれまで放送作家、先に書いたディレクター的な事、等々、実にさまざまなカルチャー、に嫌味なく関わっておられる様である…
そして何よりこのエッセイ集的な書物の中で、私などから見るとかなりハイソサエティな世界で催されるさまざまなご自身の企画…でも決して苦労話ではなく、ご本人はじめ周囲の皆も巻き込んで「楽しく」進めている…そういったひょうひょうとした姿勢は、我々もおおいに学ぶべきところがあるのではないかと思う。
雑誌への寄稿を集めた書籍という事で、短文で読みやすく、かといって中身が無いわけでもなく、ところどころではっとさせられる、閃きに満ちた書籍であると思う。
Posted by ブクログ
小山薫堂の本は2冊目。やっぱりすごい人だ。肩書きや人との繋がりが、エピソードがとにかく幅広い。自分はなんて狭い世界で生きてるんだろう?と気付いてしまう。夢のあるお金の使い方の話ではあるけど、それはどう生きるかというのと同義。人のためにお金を使うというのは人を助けることで自分も救われるような感覚気近いのかも。
Posted by ブクログ
著者は仕事もプライベートも関係なく、面白い!と感じたことに真剣に取り組んでいて、それが結果人脈だったり仕事につながっていったり、で実に楽しそうで私もワクワクした。「妄想」の部分も、あぁそれ出来たら凄そう!面白ろそう!と率直に思えた。
世界的に著名な方、高名な方にも、地方の牧場の方にも、フットワーク軽く会いに行って、素直に自分の考えを話したりできるのも才能だなと思った。
楽しい世界が垣間見られて良かったし、コロナでずっと閉塞感がある生活の中、ワクワクと生きる感覚を思い出させてもらえた。
Posted by ブクログ
興味深い場所や物事は色々知れた。
影響力はあるんだろうなぁ。
巻き込み圧とでもいおうか、、
嫌いな人も多そう。敵を作るタイプ。
なんとなく、なんとなくですけどね。
Posted by ブクログ
小山薫堂さんの会った人とどんどん繋がり、それがまた拡がりいろんな企画や提案となり実現させている 魅力的な人ばかり。
「幸せとは目の前の誰かが喜んでくれたときに、自分を感じるものだからだ。」
「人が集う「場」というメディアの力は本当に大きいとあらためて感じた…」
近くにこんな大人がいるといいな
Posted by ブクログ
作者のアイデアには驚き、いい意味でそんな身近なところから簡単に企画が生まれていくのか、と思った。
お金を使うことは拍手をすること、という言葉にハッとした。
人とのご縁を大切にしながら、相手のために、それでいて見返りを期待しないような上質な浪費をしていけるようになりたい。
また、アイデアを出すには知識と五感から入ってくる新たな情報の化学反応、とあったように、私自身まずは知識を増やしていこうと思った。
正直、年齢的に読むには早すぎたかもしれない。作品中で出てくるものの価値が、自分にはまだ完全に理解しきれていないような気がした。10年後、20年後にでも、読み直したら違った目線で読み直せるかな。