夕映月子のレビュー一覧
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スローライフからの
巻き込まれの展開です。
話の展開に無理矢理感がなく展開しますし、メインの2人キャラクターのゴリ押し感もないので純粋に楽しめました。
控えめで互いや周囲を思いやる優しさと、時に強く打って出て人心を掴む様はふたりに共通しています。
政治的なややこしい話はあっさり解決するので、そういう展開より2人の心情の動きを楽しむのが好きな人にはおすすめです。
冒頭のスローライフ自体もすごく魅力的なので、この作者さんのスローライフものも読んでみたいです。 -
購入済み
更なる続編を読みたいです。
久しぶりのサラリーマンもの
タチ→ネコ に宗旨替えしてしまったマキ
バリタチのミスミでなかったらここまで惚れることもなかった
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シュールな気もするけれど。
白猫のユキが大好きなご主人様の孫である誉さんと紆余曲折の末に結ばれるという物語です。ファンタジーです。
人間の姿をしていても中身は猫なユキちゃん。ご主人様の相続問題に巻き込まれ、猫なりに色々と考えて話したことがほぼ全て誤解されてしまいます。
相続人の誉さんにしたらユキちゃんは胡散臭いことこの上ない存在なわけですが、それでも徐々に健気なユキちゃんに絆されていき、最終的にはユキちゃんの全てを受け入れてくれます。
なのですが。
冷静になると恋人が猫(化け猫)というのはかなりシュール。
外ではもふり放題&撫で放題のリアル猫!家では家事もしてくれる健気美青年!そして夜はコスプレじゃないケモ耳しっ -
イラストに惹かれて購入
色覚異常のデサイナーさん二冊目です
今学校で検査しないんですね、驚きました
しかし、「見えない」からわかることもあるんだと
それが強みになると見てくれた人に会えて
本当はしたかった仕事が出来るなんて、巡り会うタイミングなんですね
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良かった
権力や妬みのような醜い争いがほぼなくストレスなく読めました。王族絡みだと身分やら何やらと障害が多そうでしたが主人公は精霊の愛し子(後々わかるんだけど)だったし、王弟殿下も死の精霊だとかで障害もあんまりなかったし。主人公が芯のある子だったのも大きいかな。
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粘り勝ち
清住さん、最初は興味本位で声をかけたんですね。日和と同じで一目惚れかと思ってたので、読み進めていてびっくりしました。
けど日和のことが大好きで独占欲がすっごくて、受けが溺愛されるの好きなのでニヤニヤしながら読みました。
日和は、献身がすごすぎて、清住さんがちょっと可哀想でした。
病室で日和に抱きつくところは感動しました。執着はちょっと怖いですけど、粘り勝ちの勝ち方がすごい。
最後には清住さんの思うようにゴロゴロと転がされていくので、これはこれでおもしろかったです。 -
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世界観◎
他作品も拝読している作者様ですが、
本作も素晴らしいです。
精霊に愛されるチート主人公はいかにもですが
攻めの精霊チョイス、好きです。
何となく次回作がありそうな伏線を
感じたのは私だけでしょうか、、、?
もちろんハピエンでしたが、
更なる試練で2人の絆を感じるような
続編希望です。 -
ネタバレ 購入済み
何度も読みたい
こんなオメガバースも最高だな、と思わせてくれた作品です。とてつもなく魅力的なアルファが恋人で自分はベータ。身をひこうとする受けの日和の気持ちが共感できました。でもそれをも、アルファの強力なパワーでねじ伏せ変えた、攻めの大きな愛に感動しました。溺愛です。何度読んでもいいなぁと思わせてくれます。
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恋愛要素に萌えた
好きだけど攻めの求愛にのらない受けが好きな人にお薦めしたい本です。
大人な対応でことごとく塩対応をする受けが好きでした。わりとすぐ攻めと体の関係持っちゃったので、そこは残念でしたが。
オメガバはそこまで好きでもないので、恋愛要素に絡んでくる部分に関してはそれなりに楽しめました。アルファの恋人はオメガ。でも自分はベータだからって距離を置いたり、悩んだりするところが好きでした。
夜のことに関しては受けが積極的だなと引きそうになりましたが、これは作家さんの作風なのかな。
夕映先生がお亡くなりになったと知って、久しぶりに先生の本を読みたいと思って買った本でした。
初期の頃のほうが素朴な題材が多く -
Posted by ブクログ
みずかねりょう先生が描かれた表紙と説明文を読んで、「これ、好きかも!」って一目惚れをし、即買いした作品。
この作品の面白い所は3つ。
一つは、佐倉(受)の柊への熱意を口に出さず、胸の内でつぶやいているセリフを()で書かれている。柊には聞こえていないが、関西弁のボケとツッコミの様な演出は面白いし、佐倉の熱意が読者側に伝わり易いと思う。佐倉に同調し、一緒になってドキドキしながら読んでました。
二つ目は、後半で柊(攻)が佐倉(受)に告白する時のセリフ。私的にはギミックになっていると思いましたね。だって、その部分を読むと、何度でも読み返したくなる。なので、柊の佐倉へのアプローチ時のセリフが進化する様を -
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面白かった
突然異界に連れ去られ、食用として売られるところだった秀翔。そこを山羊頭のサタナキアに買い取られ、命の危険はなくなったがペットとして飼われることに。人間化しない人外もので完全ファンタジー…読むか迷ったけど、先生の最後の作品なのでやっぱり読みたい❗と思って。
お互いの種族を理解しようとしながら惹かれ合う過程が良かった。先生はあとがきで「人外だからこそ書けるお話にしたい」と書かれていたけれど、人間らしさとは?とか、自分の考えている常識は他から見たらどうなんだろうとか、価値観が合うというのは大事だなとか、人外×人間で色々考えさせられた。何だかんだ言っちゃうと難しくなっちゃうけど、魔物に溺愛される -
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堅物な悪魔!
攻の悪魔が、堅固な貞操観念を持っているせいで魔界で孤独感を感じていたり、受の普通の大学生が、単に溺愛されて満足するのではなく、自分が役に立ち生きがいをもてる生き方を、魔界でも模索したり。
どちらも魅力あるキャラでした。
2人のおかげでこの後の魔界が、人間と魔物のコミュニケーションができる世界になって……と続編を期待したいのですが。
この本を購入してから、作者の夕映月子さんのご逝去を知りました。
デビュー作から読ませていただいてました。
初期は大変寡作だったのにここ数年精力的に作品を出されているのを、嬉しく読ませて貰っていたのに…!
残念でなりません。
闘病されていたということで、今はお好きだ