ネタバレ
Posted by ブクログ
2019年03月12日
ツイッターにて先生が「リバだから!」とめちゃくちゃ仰っていて正直リバは苦手だったのでかなり迷いましたが眼鏡受け(八割方らしいです)メインであることと表紙イラストが可愛かったこともあり購入を決めました。
主人公(ほぼ受け 眼鏡の皆川好文)目線の一人称で話が進み、読みやすくサクサクと読めてしまいました。...続きを読む
リバの場面もほぼ終わり近く。
「俺の新しい『自然な欲求』」という言い方で、何気なくな展開なんですよね。でも相手の由利くん(ほぼ攻めの雰囲気イケメン)はノンケだったので、こちら側になったら戻れなくなるんじゃないかということを好文はものすごく気にしていて。でもその辺りのことを由利くんはちゃんと分かっていてくれて。
マイノリティに悩み、傷つき、キラキラな世界を二人で見るそんな幸せを掴んで歩みだしていく、友達から恋人へと歩みより思いやりあえる、前向きな幸せいっぱいな話です。
最終章「ダーリン、今夜の気分はどっち?」は由利目線になっています。
由利も好文のことをちゃんと心から想っていることが伝わってきて、きっとずっと仲良い二人でいられるんだなという優しい気持ちで本を閉じることが出来ました。
(あらすじ)
ダーリン、今夜の気分はどっち?
ゲイの好文とヘテロの由利。お試し恋人からはじめた二人が「抱いて」「抱かれる」関係に至るまでの愛しい恋の軌跡。
高校時代、予備校教師と関係を持ちかけた瞬間を由利に目撃されゲイバレした好文。そこから交流が始まった二人だが、由利はチャラくてスポーツマンでヘテロで、インドア文学青年の好文とはまるで逆。そんな由利が、不毛な恋愛に身をやつす好文を見かねて「もう、オレにしとけよ」と言ってきて!? 性的指向の壁を乗り越え迫ってくる由利を、好文は戸惑いながらも受け入れていくのだが……。恋人(仮)から始まる、可愛くてエッチなリバップル!