夕映月子のレビュー一覧

  • 午後9時からは恋の時間【イラストあり】

    購入済み

    真面目な受け

    全体的にゆったりした感じの
    お話でした。
    挫折し、心が折れていた七海が
    穏やかな大人な柊の包容力に
    触れ、立ち直って行きます。
    そこまでハラハラせず
    安心して読めました。

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    2020年03月29日
  • 【電子限定おまけ付き】 二人の王子は二度めぐり逢う

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    日本人に見えない見た目のせいで両親と疎遠になっている玲。言葉を幸せな「記憶」にすがりたくなるのは分かる気がする。子供の頃からそうだったと思うと、悲しいけれど。大切に育ててくれたお祖母さんや、再び出会ったアレックスの存在が玲にとって大きなものだったのだろうな。と思った。アレックスとのすれ違いは辛かったけれど、やっと「居場所」を見つけられたのだから、2人で幸せになって欲しい。

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    2019年09月26日
  • 恋してる、生きていく

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    自然の中が舞台だからか、とてもゆったりした雰囲気の話。梓のことが好きな穂高と、自分が長く生きられないと思っているから穂高の想いに答えようとしない梓。全く違うように見えるけど、お互いのことが大切なのはきっと同じなのだろう。きっとこれからも、お互いのことを第一に考えながら「2人で生きていく」のだろうな。と思った。

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    2019年09月15日
  • お兄ちゃんはお嫁さま!【特別版】(イラスト付き)

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    個人的に自分が好きなタイプの夕映さんの話。
    壱の日常的な田舎の生活がしっかり書かれていて、久しぶりに夕映さんの良さを味わえた。
    夕映さんは好きな分野を舞台に書くと、恋愛要素もピタリとハマるような気がする。この作品も、田舎の生活の中、壱と世古の距離が近づいていくのが自然で上手かった。
    またこんな感じの話を読めたらいいな。

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    2019年05月26日
  • 午後9時からは恋の時間【イラストあり】

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    全体的によい出来。子供可愛いし攻優しいし、受はハンデ抱えて悩みながらもちゃんと自分の足で目標に進もうとしているし、ストーリーの読後感も良い。でも、なんかモヤモヤ…。攻がHシーンではりきってスパダリモードに入るのが合わなかったかな。あとちょっと本編が長く感じた。薄く引き伸ばしたかのような印象。元の話を大幅加筆・修正とあったからそう感じただけかな。好みだとは思うけど、元の話の方を読んでみたかった。

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    2018年04月21日
  • ハイスペックな彼の矜持と恋【特別版】

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    タチとして名を馳せていたこれまでの自分に違和を感じ、一度きりのつもりで初めて出会った男に抱かれる槙。だがその男は、アメリカの本社から戻ってきた優秀な男で、リサーチ部の槙を自分のチームに誘っている三隅だった。
    三隅がスパダリすぎる。仕事でもプライベートでも槙の理想そのもの。にも関わらず、それまでの自分の男としての矜持が邪魔をして、三隅を受け入れることができない槙。その葛藤が面白い。槙の持つ優秀な男ゆえの『矜持』を、丁寧に説得力ある形で物語に組み込んでいてさすが夕映さんとうなる。
    その後、自分が申し出たはずのセフレから、恋人になりたいでも三隅はきっと…と悩むところはちょっと面倒くさかったが(笑)ハ

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    2018年03月04日
  • あなたのものにしてください

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    男性恐怖症の瑞希に、ひと目惚れをする黒川。恋愛対象は男でも、その美しい容貌から男性恐怖症になってしまった瑞希と付き合いはじめ、ゆっくりと蕩かすように愛情を注いでいく。
    二人が、出会って想い合って恋人になって結ばれるまでの普通のお話。両視点がちょっと個人的好みから外れてしまうけど、妙にドキドキする話だったな。

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    2018年02月25日
  • あなたのものにしてください

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    ネタバレ

    保育士の瑞希は極度の男性恐怖症。でも、絵本作家である経験豊富なオトナの男・黒川に一目惚れされ、お付き合いし始めて……。

    Hに至るまでゆっくりお互いを思いあっていく、お話。

    脇CPの御崎×松田が気になる書き方。
    スピンオフ狙い?
    エンド後の短編が、こっちのCPかと思ってたら違っててメインCPのその後だった。

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    2018年02月20日
  • あなたのものにしてください

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    ネタバレ

    まぁジレジレと緩やかな速度で気持ちを深めていく。とっても良かったですね。
    ゲイなのに男性恐怖症ってめっちゃ難儀だな~って重いながら読んでいたけれど、攻がめっちゃいい男でしたね。あと別のカップルのくっつくまでのお話も読みたい♪

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    2018年02月17日
  • ハイスペックな彼の矜持と恋【特別版】

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    ネタバレ

    面白かったです!タチがタチであることに違和感を持ち、ネコになるか?っていうお話なんだけれど、そもそもスペックの高い受でしたから、自分のこれまでを覆すってのもなかなかプライドが許さなく、ジレジレしますが、それ以上にハイスペックな攻が出てきますからね~。お仕事も絡んで楽しく読めました。

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    2017年12月30日
  • 王様、お手をどうぞ

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    やっぱり夕映さんの受は好き!身も心もちゃんと“男性”なのがわかるから、読んでいて気持ちいい。そして攻もそんな男前の受に負けていないのも嬉しい。表紙の美しさどおりの二人でした。
    ストーリーの核になる社交ダンスも、調べ上げられていて上手く話にのせている。職人だな~と思える作家さんです。

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    2017年08月14日
  • 樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る

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    ご都合主義とか現実的じゃないとか考える人はいるかもしれませんが私は好きです。
    人にも植物にもというか町全体に魔法がかかったみたいにゆったりしているから。

    お仕事小説という側面もあるのかもしれませんがそれよりも「植物を介した人のやさしさ」を重要視した小説なのかもしれません。

    私は植物を育てた経験というものが小学校時代のアサガオくらいしかありません。
    それは宿題だからやれたけれどプライベートで根気よく育てられる自信がありません。
    そういう家庭で育ってないし。

    でも緑は嫌いじゃないしそういう生活は素敵だな、と思います。
    簡単なものになるけれど育てたい気持ちになりました。

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    2017年07月03日
  • 運命の転機は三十歳でした。【特別版】(イラスト付き)

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    主人公が思うほどジャイアンではなかったです。(誉め言葉)こういう攻の気持ちを自然にスルーしている、いかにもノンケで大雑把な受は好物。その分、攻の不憫さが際立つかと思いきや、攻は攻で意外と腹黒な策士タイプだったのでそちらも好みでした。
    計算はすれど実は必死だっただろう攻を思うと、成就して良かったね!という気持ちでいっぱい。この後の二人も読みたいな。

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    2017年07月02日
  • 京恋路上ル下ル

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    この作家さんの書く文章は好みだと再確認。おまけに年下攻だし京都弁だしで、設定も話も非常に好みでした。
    惜しむらくは視点が受攻こまめに切り替わること。このまま受のジレジレを読みたい…!というところで攻に代わってしまい、肩透しというか『おっ、おう…』と感じたところが。それさえなければ満足でした。

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    2017年05月26日
  • てのひらにひとつ

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    36歳で定職を持ちながら医者をめざす攻と、塾のバイトで攻に英語を教えることになった大学生の受というひねった設定。攻の鷹揚でありながら優しげな雰囲気もいいし、受の恋愛慣れしていないところも可愛かった。二人が結ばれたのは良かったけど、最初の話は受の一人称で攻の心情が語られなかったため、ノンケ攻がわりと抵抗なくすんなりと受を好きになったように感じられた。
    逆に、次の話では攻の一人称のため、肝心の受の葛藤があまり伝わってこなかった。遠恋の二人のすれ違いは、受視点の方が見たかったというジレンマ。でもこれは好みかな。
    タイトルの意味が作中にでてきたところで鳥肌。二つの話を合わせてこの作品でした。

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    2017年05月20日
  • 楽園暮らしはどうですか?【特別版】

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    夕映さんの受が好きなのは、ちゃんと男子してるからと思った一冊。山岳ものでもそうだけど、舞台(職業)の設定が緻密で具体的なので、読んでいて安心して恋愛にのめりこめます。ノンケ受が恋を自覚してからの意思の強さも良かったし、攻の実は明るくて華やかなイケメンなだけでないところも良かった。元彼との過去もありそうでなかった感じ。
    派手ではないけど好きな本でした。
    夕映さんは今のところ外れなし。他の本も読んでみたい。

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    2017年04月24日
  • 運命の転機は三十歳でした。【特別版】(イラスト付き)

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    同級生同士。
    「三十過ぎて独身だったら一緒に住もう」言うよね(笑)
    最近では「老後一緒に住もう」に変わってきたけども(笑)(笑)
    そういう保険?それともノリ?
    結婚しましたハガキに「ぜひ新居に遊びにいらしてください(はーと)」って書いてあるみたいなもんで
    そうは言うけど、本気じゃないよ。ってやつ。
    それを逆手に取った攻めの東元はかなり頭いいし執着すごいし腹黒い。それを割と最後まで気づかない美人のジャイアンこと透ちゃんはじつはしずかちゃんなんじゃないかしら?(笑)
    途中から透ちゃんが一生懸命な恋する乙女で可愛いくてたまらなかった。
    夢中になって読みました。楽しかったです。
    2人でいつまでも変なと

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    2017年01月09日
  • 樹木医補の診療録 桜の下にきみを送る

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    買おうかどうしようか散々迷って一ヶ月遅れで買った挙げ句、届いて数ページ読んで、これは植物知識が要る、と積読状態でした。やっと読んだんですが。
    これは、都会の人には分からないヤツかも。です。
    観葉植物一鉢くらいじゃお話になりません。
    しかも、植物をそれぞれ「この子」レベルで愛せる人でなければヒロインの咲さんは変な人です。オーナーの青さんは輪がかかってますが。この二人の会話、字面だけではなく植物レベルのエア会話まで読まないと意味が分からない。その点、咲の先輩の大地のほうがよっぽど分かりやすいです。
    植物の手のかけ方、剪定や施肥、細かい世話を本当に心を砕いてできるヒロインは本当に草木に寄り添って生き

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    2016年08月26日
  • 天国に手が届く

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    ネタバレ

    まずこの作品がデビュー作という事実に驚きます。
    本当に最近の新人さんは文章が熟れているというか、上手いなぁ……と唸りました。
    普通、初読み作家さんはどうしても最初に躓くと、読みにくいという印象が先立ってしまって時間が掛かってしまうのですが、この方の文章は非常に癖が無く読みやすかった。
    するするする~とトコロテンを押し出すようなスムーズさとリズムに読んでて心地よかったです。

    内容は山登りものです。
    BLで山登り……初体験(笑)
    私個人は登山に全く興味のない引きこもりなんですが、これを読んでると、山の空気や景色などといった、登場人物を通して見る世界がまるで自分にも見えるような瑞々しい描写でした。

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    2016年01月31日
  • てのひらにひとつ

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    健気。ひたすら健気。

    地味な二人の話だけど、すごく胸がきゅ~っとなる。
    何もかも諦めることで自分を律してきた宮下(大学生・塾講師バイト受)と安定した仕事があるのに一心に医者になるために大学受験をしようと予備校に通う日下部。
    宮下の塾にそんな日下部が入校し、あからさまに無理だと決めつけ面倒なものを押し付けるかのように学長に日下部の担当を言い渡される宮下。
    それでも、まっすぐ頑張る日下部を見て、自分がたくさん諦めて、期待しなければ傷つくことはないと生きて生きた自分にないものを持つ日下部にどんどん引かれて。

    視点が受け視点で始まり、思いが通じた後の2話目が攻め目線。
    気持ちの補完があるからとても

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    2015年01月20日