高野優のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『にんじん』なんて可愛らしいタイトルの意味が切なくなってしまった
最後まで主人公のにんじんは誰にも名前を誰も呼ばれなかったのだ
お母さんのにんじんへの仕打ち、価値を見いだした途端気にかけ始めるお父さん、兄、姉もにんじんのこと下に見てるのがよくわかる
そりゃ、にんじん、歪むよね
途中途中に入る動物へのにんじんの仕打ちがにんじんの歪みをあらわしていたように感じた
なんかどのエピソードもパンチすごくて、それでも誰かに愛されたいと願い叶わず、から回るにんじんの姿が上手く表現されている
全て話、母親から離れたいと願ったのに父親になだめられるようなこと言われたにんじんの気持ちを思うとあまりにも痛いで -
Posted by ブクログ
漢字 大人レベル
フリガナ あり(全ての漢字に)
文字の大きさ 小
長さ 長い(240ページ)
出版年 2016年(オリジナル1909年 フランス)
内容 ある事件を発端とした、高校生探偵ボートルレと怪盗ルパンの対決。抄訳。
感想 原作の少し冗長と感じられる部分や、現代では差別的な印象のある表現、分かりづらいジョークや子どもには理解が難しいと思われる心理描写などを上手く省いていて、引っかかりを少なくし、興味を途切れさせない良い訳となっている。後半、フランスの歴史が絡んでくるあたりも分かりやすくなっている。また、ルーアンとル・アーブルの位置関係など地理の話が出てくる箇所に地図が掲載されていたのも -
Posted by ブクログ
SFの父ジュール・ヴェルヌの『八十日間世界一周』です
小さい頃に読んでいるはずなんですが、例によってまるで覚えちゃいません
しかーし!すんごい面白かったのはなんとなく覚えている
そして実際面白かった!
1873年出版なので、19世紀末ですな
ヴィクトリア朝末期です
上下巻の上巻では、ロンドンを出発してちょうど半分の40日が経過、中国の上海まで到達しております
突然ですが、ここでクイズです
この間、主人公フォッグ氏は様々な乗り物を乗り継いで旅しているんですが、この中で動力源が現代でも変わっていない乗り物がひとつだけあります
それはなんでしょう?
答えはCMのあと!(CMないわ!) -
Posted by ブクログ
ネタバレ横溝と乱歩が推してるので読んだ。乱歩のトリック集でネタバレくらったので、読んだけどそれでもわからんかった。
犯人の男がそれまで全然出てこなかったキャラとして出てきたのが気にくわない。緋色の研究のモルモン教徒並みに気にくわない。
でも密室や人間消失トリックなど、そういうことか!の部分は面白かった。
人間消失トリックは金田一でも横溝でも見たが。
最後に赤ん坊が~とあるし、訳者あとがきでも父親殺しと言ってるのでそういうことなのだろう。
ルールタビーユ賢すぎるな。工藤新一や金田一一の元祖的な存在だな。
続編は読む気はあんま起きない。
最後まで読んでからオペラ座の殺人の作者だと思い出した。
-
Posted by ブクログ
原著1886年作。
ヴィリエ・ド・リラダンは昔読んだ『残酷物語』の訳が古めかしすぎてどうも今ひとつだった。そもそも和訳された作品の少ない作家と思えるが、本作(「新訳」)を読んでみていろいろ驚いた。
当時の状況ならではだが、肖像権を無視しトマス・エジソンを主人公に据え、すさまじい「想像」の飛翔を駆使しまくる作品で、ある意味ぶっとんだ、「とんでもない」文学作品だと思う。
要するに電気仕掛けのアンドロイド/アンドレイドを製造し、これを(もちろん男性視点からの)理想的な恋人/女性として誕生させようという、なかなかに不埒な企みのいきさつが描かれている。
ここでの主人公エジソンはやたら饒舌で、さ -
Posted by ブクログ
この作品の作者ヴェルヌはフランス人であるが、彼がイギリス人を主人公にし、フランスではなく、ロンドンをスタート地点にしたのかということを疑問に思わないだろうか?
ロンドンには有名なグリニッジ天文台があり、『八十日間世界一周』が出版された1873年にはロンドンに本初子午線を設定しようという案が既に出されていた(実際に採用されるのは1884年)。
イギリスが当時世界にたくさんの植民地を抱え、確かに世界の中心と言われても違和感はないかもしれないが、子午線という概念も関係していることに注意してみると面白いかもしれない。パスパルトゥーがロンドン出発後、国によって時差があるにもかかわらず一度も自分の時計