高野優のレビュー一覧

  • 八十日間世界一周(上)
    映画から入った作品のひとつ。映像作品がまじ感動ものだったので、小説すげー楽しみにして読んだけど、期待通りの感じでした。映像作品が原作にかなり忠実で感激しました。英国紳士であるフォッグ氏が召使いのパスパルトゥーを連れて80日間で世界一周をしようっていう物語です。上巻では、エジプト・インド・香港までの道...続きを読む
  • 八十日間世界一周(下)
    ベタな展開だがやはり楽しい。さすがは古典か。
    メインのキャラもいいけど、やっぱりアメリカの運転手とその乗客が最高である。
    鉄橋が壊れかけていて汽車が通れそうにない。どうするか?全速力で突っ切れば落ちる前に渡ることができるんじゃね?ひゃっはー。機関が壊れるまで石炭を燃やせー。天才すぎる。
  • エッセイマンガ 高野優の空飛ぶベビーカー
    肩肘張らない高野優さんの育児エッセイマンガ。

    育児に奮闘中のお父さんお母さんに是非読んでもらいたい。
    著者の育児の喜怒哀楽が、読者の育児の喜怒哀楽にきっと重なるはず。

    ふっと気持ちが楽になって、じんわり心が温かくなりますよ。
  • 高野優の吾輩ハ母デアル
    結構前に読み終わりました。
    寺ちゃんがなくなった後でた初めての本。
    そんなに寺ちゃんは出てこなくて・・・・
    連載の本をまとめたようなので、詳しくは書けなかったのかな?と。
    内容は、末っ子シオちゃんがとても大きくなったなーと。とても賢い子だなって印象です、2人のお姉ちゃんたちにも負けない、個性的な子か...続きを読む
  • にんじん
    にんじん―。髪の毛が赤くてそばかすだけらけのルピック家の三番目の男の子はみんなからそう呼ばれている。あだなをつけたのはお母さんだ―。

    原作は1894年の出版。村田沙耶香sanが小学生の時に読んで、「最後まで絶望的であることにすごく救われた」と紹介されていることを知り、手に取りました。

    冒頭から母...続きを読む
  • 地底旅行
    空想科学小説とは」…巻末にある解説が面白い。

    現代の地球科学の定説から見ると、ヴェルヌのこの小説は荒唐無稽すぎてちょっと引いてしまうかもしれない。

    でも冒険物語として読むと、「映画」ではインディ・ジョーンズシリーズもハムナプトラシリーズも、古くはロマンシングストーンシリーズだって「ありえない」が...続きを読む
  • にんじん
    おいルナール!!!博物誌から来たからこんなにつらいはなしと思わなかったよお~~~しんどかった…

    ちょうど博物誌をよんでるときにヴァロットン展に行って、にんじんの挿絵書いてると聞いたので購入した本来

    160ページくらいずっと淡々といじめられてて、つらすぎながらヴァロットンの挿絵いいなーとおもいつつ...続きを読む
  • にんじん
    私も家族でありながら、その家族が私を家族嫌いにするっていう話。

    母親の酷い仕打ちや家族の冷たさを感傷的ではない淡々とした文章で綴られている不思議な作品。
  • にんじん
    読んでいて辛くなってきたけど、ニンジンがメンタル強すぎて救われた!最後の人参の反逆は気持ちが良い!!
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    新聞連載作品なので、引っ張る引っ張る。
    トリックが若干大雑把なのは時代的に仕方がないか?
    (アガサ・クリスティーの20年くらい前)
  • 死者の国
    長かった…。信頼すべき複数の書評家が取り上げていたので、暑さにも怯まず辛抱強く読み進めたのだが…。パリ警視庁犯罪捜査課コルソ課長の犯罪者を憎み正義を追求する姿勢や個性豊かな部下たちを鼓舞し叱咤しながらチームで操作を進めるやり方もみりょくてきではあるのだが。捜査が右往左往する中でなかなか真実に近づくこ...続きを読む
  • 死者の国
     ポケットミステリーなのに非常に重いです。もはやポケットには入りません。。。 本編は765項もあります。ポケミス史上最長項と思います。果たして読み切れるのでしょうか…

     事件はパリのゴミ処理場に全裸の死体で口が耳まで裂かれその開口部に大きな石が詰め込まれて居た。被害者はストリッパーのソフィー・セレ...続きを読む
  • 未来のイヴ
    物語というより哲学的な問答が主軸に感じた。精神と肉体、科学と神の話をしながら、印象的に幻想の世界が差し挟まれている。どう終わるのかと思ったけれど、最後に畳み掛けるように物語が進む。結末はとても好みだった。
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    密室ものとして名高い一冊。

    正直、事件の謎解き部分は無理矢理感が強い。
    だが、事件の舞台や場面のゴシック感など、とても魅力的な要素が多く含まれる。
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    古き良き時代のミステリ小説という一冊。新装版の表紙もスタイリッシュでお洒落。ただし、この時期のミステリものを読んでいると「ノックスの十戒」に抵触しないのか…?と疑問に思ってしまう展開がチラホラ見られてしまう。何度も言うようだが、表紙はあり得ないくらいお洒落。
  • 八十日間世界一周(下)
    子どもの頃わくわくしながら読んだ。解説に時間的に辻褄が合わない箇所が何個もあるとしたが、気になることはなく、評価を損ねるには至らないと思う。2019.1.10
  • 八十日間世界一周(上)
    子供の頃もちろん長編ではないが読んで感動した作品。主人公の物怖じしない冷静さがかっこよかった。2018.12.29
  • にんじん
    母親からの虐待に我慢し耐え、乗り越えていく過程の話。にんじんの母親を酷いと思う反面、こういう人は結構いるのだろうとも思う。にんじんのように乗り越えられなかった子どもたちは不幸である。本人たちの責任ではない。2018.9.8
  • 松本ぷりっつ×高野優 子育てバッチコイ!
    横書きで挿絵も多く、漫画の延長線で軽く読める本。
    内容も、なかなかテキトー育児を良しとしてくれる本って無いので、安心出来るかな。もちろん、共感できるところ、できないところはあったけど、様々な年齢の範囲、分野?に及んでいるので、何か辛くなってる時に少しのきっかけやヒントはくれるかも。
  • 黄色い部屋の秘密〔新訳版〕
    時代が時代なので情報の後出しや超展開、リアリティに欠くトリックなど突っ込みどころは多いが、ルールタビーユのいかにもな名探偵ぶり、それを盛り上げる議論、法廷場面の演出、巧みな話運びなど「探偵小説」として楽しめる。三津田信三など後世の作家への多大な影響も読み取れる点にも価値がある。