4歳の子の骨髄性小児白血病の闘病記。
ずっと本人視点で描写されている。
母親が当時のことを毎日詳細に書き記していたそうで、セリフの部分はすべて実際取り交わされた会話だという。
纏めた著者もすごい!
移植後の拒絶反応で腸が便と一緒に排出されるとこは読んでいて辛かった。
親は心がつぶされるような思いだ
...続きを読むったろうと推測する。
葬儀で使う写真選びまでしていたという。
心肺能力や筋力を限界まで追い込む練習を常日頃しているオリンピックアスリートの池江璃花子でさえ、
「思ってたより、数十倍、数百倍、数千倍しんどいです」
と言う治療をこんな小さな子がしていると想像するだけで心がしんどい。
書名の通り、本当によく頑張った。
それなのに回復後に学校でいやな体験をするところまで書いてある。
でもだからこそその後の患者本人の小学1年生のときに描いた絵本が心に沁みる。
多くの人に読んで欲しいと思う一冊。