加藤廣のレビュー一覧

  • 信長の棺 上

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    尾張一の大うつけ。妻は美濃の蝮斎藤道三の娘帰蝶。桶狭間の戦いで今川義元を破り比叡山延暦寺を焼き払う。本能寺にて明智光秀謀反により…が遺体は確認されていない。人間五十年殺してしまえホトトギス… 誰もが知る織田信長の知られざる真相は、下巻へと続く

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    2023年02月25日
  • 利休の闇

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    利休とは。いろいろな利休本がありますが、膨大な資料に基づく分析もあるのでしょう、一番としっくりと利休について納得することができました。
    豊臣秀吉には、あまり触れられていないある種の残酷さ、残忍さがあるのですが、秀吉の志していたおおらかな茶には共感できますし、こういった点が、大衆に受け入れられるところがなんでしょう。

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    2022年11月23日
  • 神君家康の密書

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    京極高次、柴田勝家、福島正則…歴史上の準々主役くらいの人の視点や歴史にどんな影響を与えたのか考えるのも面白いな。

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    2021年12月04日
  • 信長の血脈

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    ①平手政秀の切腹、②豊臣秀頼の父親は?、③島原・天草一揆の背後にあったものは?についての短編集。
    ①では突然死した信秀から嫡男は信長とする事を聞いていたことを一命を賭して証明する政秀、②では秀頼のよく似た歌舞伎役者を調べる片桐且元、③では島原・天草一揆が発生するまでの経緯を元に描かれている歴史ミステリーである。

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    2021年08月06日
  • 明智左馬助の恋 下

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    前二作と整合性をとりつつ第三の視点で書いてるのが面白い。しかし、真実はどうだったんだろうな。あとがきの「三次元自動焦点」を読んで、羅生門や猟銃を読んでみたくなった。

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    2021年04月11日
  • 秘録 島原の乱(新潮文庫)

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    豊臣秀頼が大阪城を脱出し九州に落ち延びる。
    江戸時代の九州には西軍につきし最強の外様大名の島津家とかつての多くの吉利支丹大名達・・・
    そして島原の乱!

    天草四郎時貞が豊臣の血を引いていたら島原の乱 其れは農民一揆などではなく関ヶ原、大阪城に続く天下分け目の大戦!

    天草四郎の下に一人一人と豪傑達が集う。


    とんでもない設定と思いきや一人一人と新たな仲間が集ってくるのに心が揺さぶられページを捲るスピードを加速してくれました!

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    2021年02月14日
  • 水軍遙かなり(下)

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    水軍大名としては父の九鬼嘉隆が有名であるが、主人公はその息子守隆。
    加藤廣さんの作品はやはり面白い。

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    2018年05月04日
  • 水軍遙かなり(上)

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    水軍大名としては父の九鬼嘉隆が有名であるが、主人公はその息子守隆。
    加藤廣さんの作品はやはり面白い。

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    2018年05月04日
  • 利休の闇

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    出世欲があり、女好きで、人間臭い利休を描いた作品。秀吉と利休の茶道への考え方の違いを教えてもらえる。

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    2017年12月05日
  • 信長の棺 下

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    信長の遺骸を巡るミステリ完結編。
    遺骸の行方は思っていたよりミステリだった。そんなんありかよ、という感じ。絶対ないとまでは思わないが…流石にちょっと難しいのでは。そのほか、光秀が謀反を起こした理由や秀吉が光秀を討つことができた理由なんかは、成る程ーと思えた。
    歴史ミステリは面白いのだが、浅学なせいでどこまでが史実で、どこからが作家の想像なのかよく分からないので困る。とはいえ、牛一が考えたように、現時点で残されている記録は一部しかなく、その一部さえも他者の介入により歪められたり、違う立場から見れば違うように見えることもあるので、結局今となっては真実なんて分からない。空白についての空想の余地こそが

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    2017年11月06日
  • 秀吉の枷 上

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    吉川さん、司馬さんの物を読んでいました。
    秀吉の天下取りまでのストーリーでご両人とも秀吉の人垂らしの凄いところ、計算高いところ、強運なところの印象が強かったのですが、加藤さんのを読んで、「なるほど、こういうこともあり得るかあ・・・」と秀吉ミステリーにハマりました。
    前半のちょっと秀吉の一般人的な内容部分で「うーん」となったのですが、徐々に秀吉の苦悩などの展開になってきて、話に引っ張られて面白かったです。

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    2017年07月16日
  • 水軍遙かなり(上)

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    九鬼水軍の魅力もさることながら、
    鉄甲船や風魔小太郎の正体などの推理がとても鋭く、
    なるほど、と頷いてしまうこと必至。

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    2017年01月02日
  • 安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

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    平手政秀の諌死の真相に関する著者の解釈は、
    驚くとともに、さもありなん、と思わせるだけのものであった。

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    2016年07月18日
  • 信長の血脈

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    焦点を当てる人物が絶妙だった。信長に関係するそれぞれの人物が目に浮かぶような感じで、丁寧に描かれていた。

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    2016年02月11日
  • 黄金の日本史

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    文字通り、金に焦点を当てた日本史。
    これまでになかった視点だったのでとても新鮮。

    日本は金採出大国だったのは有名だけれど、実際に古代から金が多く取れ、かつ海外に多く流出して言ったことが改めてよくわかった。

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    2016年02月08日
  • 信長の血脈

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    名だたる武将ではなく、歴史の流れの狭間に生きる「たいして有名ではないけどその人物なりに一生懸命生きたであろう人間」模様が面白い。

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    2015年06月28日
  • 安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

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    藤吉郎放浪記
    安土城の幽霊
    つくもなす物語

    秀吉の出自が実は、とか。
    家康はグズでしつこいとか。
    相変わらず、加藤さんの解釈が面白くて読み出したら止まらない。
    ただ、信長は嫌いなのかな。秀吉にはあっさりと手玉にとられ、幽霊には取り憑かれるし、家臣の気持ちは汲めず謀反を起こされている。
    それはそれで面白いんだけど。

    つくもなすは足利義満が明から手に入れた正体不明の壺にまつわるお話。
    「信長の棺」にちょっと絡んだ数奇な壺。足利から山名へ、織田へ、そして。
    その最後には寂しいような気持ちにさえなるなあ。

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    2015年03月11日
  • 信長の血脈

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    大好きな信長の周囲を固める登場人物にスポットを当てた短編集・・・初見の方もいて時代がより膨らんで見えます

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    2014年12月28日
  • 信長の血脈

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    「信長の棺」でデビューした筆者が、戦国時代の脇役的なテーマを4つ採り上げ掘り下げる。いわゆる時代小説とも違った趣のある書。

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    2014年12月14日
  • 信長の棺 上

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     信長の伝記を執筆すべく、主人公・太田牛一が見聞旅に資料漁りに奮闘しながら、本能寺の変の謎に迫っていくお話。
     そんな作品自体のアプローチがまず斬新! 残された資料や詩歌、関係者たちが語る記憶などを頼りに、史実の矛盾を追及していくわけですが、ただの歴史考察の論文とは趣が全然違っていて面白いです。
     個人的に微笑ましかったのが、地の分は三人称であるにも関わらず、信長の名前を出す時は必ず「信長さま」と敬称呼びしているところ。牛一の心が、こんなところにまで滲んでいるかのよう。
     このテーマでよくここまで長く続くものだと感心しつつ、下巻に続きます。

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    2014年12月05日