加藤廣のレビュー一覧

  • 信長の血脈

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    四編の作品から構成されている。特に「山三郎の死」は、阿国を登場させ、秀頼の生誕に纏わる隠された真実をテーマに面白い短編に仕上がっている。

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    2015年07月01日
  • 神君家康の密書

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    本当に教科書のように感じる!学校の教科書というわけではなく、歴史小説の教科書のような気がします。本当に入門編としては非常にいいものだと思うのですが、先読みが簡単すぎて飽きてくるときもあるのですが、いい書き手だと思います。

    「神君家康の密書」

    オムニバス的に短編の三作品をまとめたものだが、スポットを当てたのは京極高次・柴田勝家・福島正則の3人である。75歳デビューと遅いデビューの加藤先生ですが、読みやすく感じる。

    ただ、作品とは全く違う思考が僕の場合は働くのだが、素直に描いた作品を読んでいるとどうしても石田三成が好きになってくる。律義者・忠義者、正しいことをしている人間に与えられる称号はす

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    2015年05月07日
  • 信長の血脈

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    信長の棺からの3部作を書かれた加藤氏の最新作です。昨年末に本屋さんで文庫本として山積みされているのを見つけました。久しぶりの加藤氏の新作で中身も見ていないのに感激してしまいました。

    ワクワクしながら空けて読んでみると、第一章は信長の守役として名前だけは知っていたものの、信長の若いころに切腹してしまった平手長政を中心に扱ったものでした。この本を読んで初めて、信長と平手政秀との関係を知り、信長がいかに彼を慕っていたかもわかりました。

    他の三章も、著者の加藤氏が述べているように、今までの三部作を書くために調査している最中に明らかになった人々が主人公になっています。とても楽しく読ませてもらいました

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    2015年01月01日
  • 信長の血脈

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    短編集。
    平手政秀、伊吹山の薬草のこと、秀頼の父は?、天草のキリスト教弾圧の四作品。
    そういうこともあったかもしれないのだねぇ、という感じで読んだ。

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    2014年12月19日
  • 信長の棺 下

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     上巻ではかなり褒めたわけですが……肝心要の最後の謎解きが、ほとんど二人の会話文で構成されてしまい、読むのがなかなか苦痛でした; 下巻に入って、牛一のキャラクターの魅力もガクンと落ちてしまいますし、多志が最後まで何となく胡散臭く感じてしまう……。この時代の史実に詳しい人が読めば、もっとずっと楽しめるんだろうなぁとは感じましたが。読み手の理解力を求められる作品かもしれません。

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    2014年12月13日
  • 神君家康の密書

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    家康を主とするような題ですが、ボクは二編目の冥土の茶席が面白かったです。

    信長は安物と蔑んだ高麗茶碗を軸に歴史が展開し、柴田勝家像はイメージどおりでしたし、青井戸茶碗柴田は現存するということで、最後まで楽しめました。

    三編神君家康の密書は、いろいろと説の分かれる広島城修繕事件を家康の密書と絡めてあるのが良かったです。

    加藤廣は裏付けを踏まえた自説がしっかりと構築された上で小説化されている感じが伝わり、どの本も読んでいて矛盾しない爽快さが良いと思います。

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    2015年05月31日
  • 秀吉の枷 上

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    前作の「信長の棺」を読んでから、このシリーズを読む方がいいです。秀吉の生涯を歴史ミステリー風に設定して本能寺の変前後から没するまでを描いています。秀吉黒幕説を前提に色々トリックを散りばめています。

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    2014年09月03日
  • 明智左馬助の恋 上

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    加藤寅さんの本能寺の変シリーズの明智光秀版、と思って手に取ったのですが、上巻をそこまでは行き着かず、丹波攻略で終わってしまいました。(ちょっと肩透かしな感じです。)
    下巻で、この光秀一家がどのような動きをするのか、期待します。

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    2014年03月01日
  • 信長の棺 上

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    i didn't like historical class when was child. this story is fiction or not? but Nobunaga Oda, a DAIMYO in Adutsi-Momoyama Era's corpse was gone.

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    2014年01月16日
  • 神君家康の密書

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    ネタバレ

    家康に関する短編集。

    蛍大名と言われた京極高次の話、重要文化財で現存する高麗青井戸茶碗の名前にもなった”柴田”勝家の話、加藤清正とならび、豊臣家の行く末を最後まで気にかけていた福島正則の話の3つである。

    秀吉は子をなせない胤なし男であることは噂されていたが、そんな秀吉の妻茶々が身ごもった。その茶々の夫重ねの相手は誰なのか。高次は茶々と幼馴染で、恋心を抱いていたが、父浅井長政の敵とも言うべき秀吉の妻になど何でなったのか。夫重ねの相手として噂になっていたのは、1位大野治長、2位石田三成、3位前田利長である。高次は最終的には徳川に味方し、茶々を見限ることになるが、周りからは、秀吉の温情により、功

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    2013年11月25日
  • 信長の棺 上

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    歴史物は恋を絡めないと売れない法則とかあるんでしょうか?
    ディスカバリーチャンネル好き、歴史好きにオススメ

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    2013年11月01日
  • 信長の棺 上

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    後半部分は、構成が性急で雑になってしまったように思う。主人公が事件の中心人物から直接あらかた聞いてしまう、という解決の仕方は安易だ。ただ仮説としての秀吉の出自が面白かった。

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    2013年08月21日
  • 黄金の日本史

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    黄金=キンが日本史の根幹に関わっている、というのが趣旨だと思うが、書き方が掻い摘まんでいるので大雑把な日本史の流れの中でキンにまつわるエピソード紹介に止まり、つながりや必然性に欠け、説得力がない。
    しかし、江戸幕末から二次大戦まではキンの重要性や原因・結果が明確で面白い。ここだけは読み甲斐があって、あとは要らない。半分過ぎから8割過ぎまでで、全体の3-4割ぐらいは有意義。

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    2013年07月04日
  • 秀吉の枷 下

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    肩すかし!

    っと言う表現が一番しっくりします。


    信長の遺体は?光秀はどうなった?

    家康も上巻では黒幕的な存在で、

    「おっ、こいつが操るかぁっ」

    とか勝手に想像して、悦に入っていたのですが、
    結果は期待外れ。

    ただ、秀次粛清・淀の方のこと・ミソサザイは面白い発想だなと
    感心しました。

    尻切れトンボ感が何故か悔しいので、「明智左馬之助の恋」も
    いつか読みます。

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    2013年05月25日
  • 明智左馬助の恋 下

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    戦国武将としては、光秀はあまりにうっかりさんではないかと。
    そして上司としては面倒な人だ。

    左馬助がかなり良いように描かれ、後半があっさりしているが、情景が浮かぶようなラストだった。3部作として、著者の歴史観を楽しめた。

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    2013年04月21日
  • 秀吉の枷 中

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    本能寺の変後から九州平定まで。

    権力をつけていくにつれて、段々と秀吉が変わっていく。下巻へのつなぎのようで、今ひとつ。

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    2013年04月21日
  • 信長の棺 下

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    上巻はテンポも良く、本能寺の変をめぐる謎、牛一が信長から預かったものなどが気になる。
    後半に入ると、あまりに信長好き・秀吉嫌いな感じで、謎解きが独りよがりな印象を受けてしまう。探偵役ならば、もっと中立的な視点を持っていてほしい。

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    2013年04月21日
  • 信長の棺 下

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     本能寺の変で信長が死す、その後の秀吉の活躍を後世に伝え、書き記した書物がある。その内容を全ては鵜呑みにできないと、後世に伝えられていない闇の部分を本作品は描いてみせる。斬新な試みであり、普段なにげに疑問すら感じていない歴史を新たな視点で説き明かしてくれる。期待に違わず、天下人秀吉の大いなる陰謀が暗い影を落とす結末であった。

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    2013年03月14日
  • 信長の棺 上

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    漢字が苦手で世界史を選択した僕でも知っている本能寺の変。

    何故、明智光秀は信長を殺したのか?信長の遺体はどこに?

    謎を探るのは信長の伝記を書く太田牛一。

    日本史を勉強したくなる一冊

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    2013年01月14日
  • 神君家康の密書

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    信長の棺が面白かったので、これにも手をだしてみたが、それほどでもなかった。中途半端なフィクションが多くて、興醒め。

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    2013年01月12日