加藤廣のレビュー一覧

  • 信長の棺 下

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    織田信長の生涯を後世に残したいと考える隠居した筆奉行の話。

    執筆中に本能寺の変があり、執筆も滞る。

    しかも織田信長の遺骸が見つからないという。

    信長記の執筆と遺骸を探して、織田信長の最後をどのようであったかを知る歴史小説。

    主人公牛一の活躍が面白い。

    歳をとっても生きがいがあれば元気でいられるということが理解できる物語でした。

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    2024年03月02日
  • 秀吉の枷 下

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    下巻は特に、事実の羅列とそこから類推できる最もらしい創作の箇所が多かった
    会話が少ないせいか

    茶々に関する推理は、まぁそうなんだろうなぁといったところ
    秀吉の晩年は読むのが苦しい

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    2023年03月05日
  • 信長の棺 上

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    太田牛一に焦点を絞っているところが面白い
    めちゃくちゃおもしろいというわけではないが、好きな人はのめり込む感じな気がする

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    2022年08月14日
  • 安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

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    ネタバレ

    「信長の棺」異聞録というタイトルの通り、筆者の以前の著書の外伝的物語集(三本立て)である。
    「藤吉郎放浪記」は秀吉が天下人となるために、信長に仕官する顛末記。
    「安土城の幽霊」は信長が安土城の幽霊のために眠れなくなった話。
    「つくもなす物語」は足利義満の時代から受け継がれる茶器の話。この壺を所有する者は天下を取れるほどの運に恵まれるが、同時にその運は悪運をも引き寄せる。

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    2021年09月07日
  • 利休の闇

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    利休が信長に仕え、その後、秀吉に鞍替えせざるを得なくなった。心の中に、何この百姓め、という思いが燻り燻りしていたのを、人を見るに敏で、それによって天下を取ったような秀吉が気付かない訳がない。利休は様々な小説で、すごく利口で、スマートで気高く描かれることが多いが、本小説では、かなりドロドロとした汚なさを描いているところが好ましい。また、小説の中には、時々、今現在、これが国宝になってるとか、どこそこにこれは現存するとか、この漢字はこういう意味からこう書かれるとか、歴史をより深く知るための補足的な記載もある。これは、司馬遼太郎や宮城谷昌光などとよく似た感じで、私は好きだ。ただ、描写にかっこよさがない!こいつ悪人だけどカッコいい、憎めない、といったある種の憧れが湧かないのが残念だ。
    本書で描かれる利休の最期は深く描かれてはいない。逆に何もないと言っていい。
    著者が本書で描きたかったのは、なんなのだろう。利休は自分をしっかりもち、茶湯にその生も死も全て尽くしたということなのか、違うように思う。それなら、その辺にある利休の小説と何ら変わらない。本書から感じるのは、利休の愚かさ、幼さ、人間としての未熟さだ。あまりにも自分の立場を認識できていない。ドラマ仕立てにするなら、利休は茶道のことは関白秀吉といえども我を通した、でかっこいいだろう。でも、そうではなかったのではないか、利休は信長に仕えた頃の自分のままで秀吉に仕え、というか、秀吉に接し、秀吉が出自を異常に気にすることに気づかなかった、いや、気付いたが、放っておいた、だから、秀吉と言えどもあまりの無礼さにキレてしまった。ということなのではないか。この方が自然だな。

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    2021年08月29日
  • 利休の闇

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    茶人千宗易の秀吉との出会いから、本能寺の変による信長の死、秀吉の天下統一と変わりゆく時代の中で茶の湯の道を違えることになった秀吉と利休の様子が描かれている。本能寺の変の背後に見え隠れする秀吉の陰謀と茶道具を中心とした話の進め方がユニーク。

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    2021年08月13日
  • 信長の棺 下

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    信長が逃げて亡くなった場所の推理はとても興味深く進んでいきましたが、結局は遺骨は確認出来てないのですね。
    いろんな面で本能寺の変はミステリー。

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    2021年03月22日
  • 信長の血脈

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    短編集。信長の脇役達、平手政秀、伊吹山、秀頼の本当の父親、三宅藤兵衛について。
    自分の母から愛されず、孤独な信長を支えた傅役平手政秀。誰よりも信長を理解し、支えた平手政秀がいたからこその信長であった。なんかよくわかる気がします。非常に面白かったですね。

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    2021年01月06日
  • 信長の棺 下

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    ネタバレ

    戦国時代最大の謎に挑む過程で語られる史実(桶狭間の戦い、中国大返し等)に対する著者の視点は作中では非常に説得力があり、新たな見識で本作を楽しめる事が出来た。

    肝心かなめの信長の遺骸の謎。

    本能寺から続く地下道。

    「信長公記」を中心とした史実と著者の推理に秀吉の謎。

    本作では一定の答えを見出した。

    機会があれば著者の《本能寺三部作》の残る2作である「秀吉の棺」「明智左馬助の恋」も読んでみよう。

    おそらく、三部作を読み終えた時には今と違った景色が見える。


    説明
    内容(「BOOK」データベースより)
    なぜ信長の遺骸はいつまでたっても見つからないのか。光秀はなぜ戦勝祈願の連歌を詠んだのか。秀吉の「中国大返し」はなぜ可能だったのか。丹波を訪れた太田牛一は、謎の美女、多志に導かれ阿弥陀寺、本能寺、丹波を結ぶ“闇物語”のとば口へと足を踏み入れる。驚天動地の歴史ミステリーいよいよクライマックスへ。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    加藤/廣
    1930年東京生まれ。都立新宿高校から東京大学法学部に学び、54年に中小企業金融公庫に入庫し、京都支店長、本店調査部長などを歴任。山一證券に転じ、同経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師などを経て、中小企業やベンチャー企業のコンサルタントを務めるかたわら、ビジネス書の執筆や講演活動を行う。2005年に構想15年の書き下ろし長篇『信長の棺』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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    2020年08月11日
  • 明智左馬助の恋 下

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    後書きに三方向からの視点とあるが、まさしく
    「第7章 本能寺の変」はまさしく今までにない着眼点で描かれている。この章だけで十二分に満足。
    しかし、結末には疑問点が晴れぬままモヤッと感が残る。

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    2020年06月06日
  • 信長の棺 上

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    信長の遺体が発見できなかったのは、木造寺院が燃えて発した千度以上の高熱で焼かれ、誰が誰だか判別がつかなくなったからだと思う。
    TV番組で密かに遺骸を運び出し弔ったという古文書を示していた。しかし、1万人以上で殺到した明智軍が信長を捜索する状況下で、燃え落ちた本能寺の中から信長を引っ張り出すことができるだろうか?

    歴史書を下敷きに展開する物語は面白いが、遺体の行方を巡って策を弄しすぎると興も冷める思いがする。続きや如何に?

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    2020年05月29日
  • 明智左馬助の恋 上

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    明智光秀の今まで知らなかった性格、そして、左馬助からみた光秀像がきちんと分かりやすく描かれていて楽しく読めた。

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    2020年05月20日
  • 信長の棺 下

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    ネタバレ

    後半、なかなかええやん。これが真実ならば面白い。よく考えたなと思う。爺さんが若い姉ちゃんとデキてしまうし、そこが一番すごいかなと(笑)

    信長の遺体はどこに行ったんだろうね。

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    2019年06月28日
  • 信長の棺 上

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    なるほど。その視点から書く本なんだね。ってか、太田牛一って実在する人物なんだね。「信長公記」や「大かうさまくんきのうち」まで現存してるとは、マジゴイスーです。

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    2019年06月12日
  • 利休の闇

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    作者の加藤廣さん、初めから作家ではなく実社会で活躍の後、75歳から書き初め『信長の棺』での堂々たるデビュー、歴史小説家となられた由。

    読んではいませんがニュースは知っておりまして、ある政治家が愛読書とおっしゃっていましたね。

    つまり、退職後作家で​藤沢周平の『三屋清左衛門残日録』​の清左衛門の仕事を彷彿させます。
    しかも、この『利休の闇』お書きになったときは84歳になっていらした。
    この年齢に親しみを覚え、尊敬しますね。

    さて、「利休」はいろいろ小説に登場したり、たくさんの伝や論が書かれています。
    わたしも野上弥生子さんの『秀吉と利休』を読んでいます。
    ほとんど忘れていますから、比較ができないのが残念ですが・・・。

    茶の湯の師匠と尊敬していた利休を秀吉が、なにゆえに切腹を命じてしまうのか?
    これが作家の創作魂に火をつけるのでしょう。

    この本には「茶道とはどんなものか」も描かれています。
    茶道のたしなみのないわたしから見ると、七めんどくさい作法のような気がします。

    道を究めるのにも気質や出自も影響しますね、秀吉がだんだん離れていくのも道理かなと思います。
    それに利休が秀吉を嫌ったということもありそうです。嫌いは相手にすぐ響きます。

    これが加藤廣さんのたどり着いた利休の闇です。
    ​
    ​
    ​「最初に自分を取り立ててくれた―自分と同じ長身で眉目秀麗な―信長に対する憧憬。
    ​その対極として短躯醜悪な秀吉への軽蔑がなかったとは言い切れまい。」(347ページ)​
    ​

    人間臭ふんぷんのいやらしさです。本当は秀吉自身にこそそれがあるはずなのに。

    「断捨離」の見本のような茶室、静謐な空間と簡素な美。到達した簡素美への驕り。

    あの有名な
    庭中の朝顔のつるを全部刈り取ってしまい、茶室に一輪の青紫色の朝顔が露も滴るように活けてある床。

    映像を思い描いても、人間臭さがいいのか、到達した清澄がいいのか、凡人は迷います。

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    2019年03月09日
  • 神君家康の密書

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    徳川家康へと時代が変わりつつある時の短編集。
    蛍大名の変身(京極高次)、冥土の茶席(島井宗室)、神君家康の密書(福島正則)。
    どの話も歴史の裏側を読み解くもので、このような見方もあるのかなと非常に面白い。
    特に、冥土の茶席は、高麗茶碗から島井宗室、信長、柴田勝家らを描いていく視点が新鮮で良かった。

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    2019年02月20日
  • 安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

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    戦国時代、秀吉、信長、家康にかかわる3編の短編集、正に異聞録。小説の醍醐味でもある。
    藤吉郎放浪記は、豊臣秀吉の出自を巡り、本当はどうなのか知る由もないが、山の民として、人生を切り開くのは、面白く、よくわかる。
    つくもなす物語は、天下壺として、天下人を渡り歩き、現在は、東京世田谷の美術館に、天下人の手を離れ、ひっそりと収まっているのが面白い。
    安土城の幽霊。信康の死については、異論もあるが、信長については、数多くの幽霊に取り憑かれたのは、本当なのかなと思ってしまいます。

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    2018年12月18日
  • 信長の棺 下

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    (上下巻共通)
    昔の総理大臣がほめて売れたそうですね。(^^;
    歴史推理と言ってしまうには、ちょっと史料によらない部分があったりとか、最後の方でのご都合な展開が災いしますね。
    小説として読む分には面白いんだけれど、それでもこの分量は多すぎる気もします。
    あと、あとがきがちょっとね。(^^;
    あとがきは読まない方が好印象のまま終われるかもしれません。(^^;
    信長の最後に関する歴史推理ものならもっと面白い本もあるので、こっちは後回しでいいって感じ。(^^;

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    2018年11月12日
  • 信長の棺 上

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    (上下巻共通)
    昔の総理大臣がほめて売れたそうですね。(^^;
    歴史推理と言ってしまうには、ちょっと史料によらない部分があったりとか、最後の方でのご都合な展開が災いしますね。
    小説として読む分には面白いんだけれど、それでもこの分量は多すぎる気もします。
    あと、あとがきがちょっとね。(^^;
    あとがきは読まない方が好印象のまま終われるかもしれません。(^^;
    信長の最後に関する歴史推理ものならもっと面白い本もあるので、こっちは後回しでいいって感じ。(^^;

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    2018年11月12日
  • 信長の棺 上

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    こちらは信長の家臣・太田牛一が主人公。牛一は『信長公記』を記した人物でもあります。

    生前、牛一は信長から謎の木箱を渡されていたんですね。牛一が「本能寺の変」の謎を追っていく構成となります。中だるみが激しいのですが、ミステリー要素があるので、最後まで気になって読み進めてしまいました。

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    2018年02月04日