加藤廣のレビュー一覧

  • 信長の棺 下

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    最後の謎解きの内容については概ね納得感があるが、そこに至る過程についてはどうか。
    この結末であれば、それまでの牛一の探索の旅が必要なかったのではないか。
    ただ、物語としては非常に面白い。

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    2014年09月16日
  • 信長の棺 上

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    戦国最大の謎である本能寺の変。その謎解きにあたって「信長公記」の筆者、太田牛一を主人公に変の背景ではなく「信長の遺体はどうなったのか」について焦点を当てた歴史ミステリー。ちょっと残念な面が多いかも。

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    2014年09月03日
  • 安土城の幽霊 「信長の棺」異聞録

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    加藤寅さんの本能寺の変シリーズのスピンオフ版。
    どの短編も面白かったですが、茶器「つくもなす」が秀逸でした。
    それにしても、加藤さんは信長が嫌いなのか、どの本でも良い様には書かれていません。
    新たな一面を知ることが出来るのはうれしいですが、そこが少し残念です。

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    2014年03月01日
  • 明智左馬助の恋 下

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    やっと、3部作の全ての謎がとけた気がします。
    ただ、読みそびれたのか、光秀は結局どうなったのかが
    よく分かりませんでした・・・。

    春日局の父である、斉藤が過激な人物として描かれて
    いたり、光春がかなり切れ者にかかれていたりと、
    ところどころ引っかかる部分はありましたが
    非常に興味深く読みきることができました。

    3部作の他にも何冊が出ているみたいですので、
    そちらも読んでみます。

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    2014年03月01日
  • 信長の棺 下

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    前半部分は、興味をもたせるものだった。信長公記は知っていたが作者の名前までは知らない。新鮮な思いで呼んだ。

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    2013年08月21日
  • 信長の棺 下

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    タイトル通り下巻なんだけど、ラストは結構アッサリ。
    まぁ爽やかな終わり方でした
    今まで読んだ歴史小説の信長、秀吉への見解がまた違って
    それはそれでよかった。
    丹波や清玉上人とのやりとり
    色んな関わりがあって、そこから紐解く太田牛一はまさに探偵そのもの。

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    2013年08月09日
  • 信長の棺 下

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    「本能寺の変」で信長の遺体はどこへいったのか?側近の遺体もないのはナゼか?光秀は自分自身の決断だけで謀反を起こしたのか?秀吉はナゼ中国大返しができたのか?ナゼ信長は警護も手薄な本能寺を選んだのか?信長の切支丹保護との関係は?
    誰もが腹に落ちない日本史最大の疑問に挑む75歳でのデビュー作。信長・秀吉の公式伝記を手掛ける主人公「太田牛一」が突き止めた驚愕の事実とは。秀吉の出自と陰謀とは。
    「本能寺三部作」の「明智左馬助の恋」を先に読んで「本能寺の変」は、魔王「信長」を倒すための朝廷側「近衛前久」が仕掛けた陰謀という視点は説得力があったが、信長の遺体がなく、しかも死んでいなければならないというすべて

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    2013年08月04日
  • 信長の棺 上

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    実在した歴史上の信長公記こ著者である太田牛一を主人公を題材に取り上げた作品。
    歴史ミステリー小説といったところでしょうか。
    織田信長の殺された理由や亡骸はどこへいったのやら…というテーマで話が展開していきます。
    とりあえずサラッと読める上巻。

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    2013年08月01日
  • 明智左馬助の恋 下

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    「信長の棺」で衝撃的デビューを飾った筆者 渾身の本能寺三部作の完結編。消えた信長の 遺体は何処へ?歴史上囁かれる本能寺の変に 纏る謎に果敢に挑戦した作品。光秀の娘婿で ある左馬助の視点にて紐解く。誠実で実直な 光秀と頭脳明晰な左馬助。近臣視点故の心を 読み切った真実味。“坊主の嘘を方便、武士 の嘘を軍略“という権謀術数渦巻く時代、終 焉の一点に引き寄せられる光秀と信長の人生 を揺らぐ心と供に見事に描ききる。堪能〜。 三部作の中では一番好きな作風です。

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    2013年06月15日
  • 信長の棺 下

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    戦国時代もの好きにはたまりませんな。
    …という以上でも以下でもなかった。
    島田荘司の写楽ものもそうだったが、歴史の謎解き系の小説は、自説の主張と小説としての面白さとを両立させるのが難しそうですね。自説が主人公になってしまっている時点で、人物たちや物語は二の次ということになってしまう。私の趣味としては、フィクションとわり切って多少無駄に英雄化されていようとも、心情描写とかがっつりしてくれちゃうほうが好きかな。と、気付きました。司馬さんの国盗り物語おもしろかったなー、などと違う男の夢を見る的なことを思ってしまった。
    とは言いつつ、陰謀説とか、実は生きている説とか、実は誰は誰の子説とか、気にはなっち

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    2013年06月13日
  • 明智左馬助の恋 下

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    信長の棺、秀吉の枷、に続く第三弾。信長の遺骸がなぜみつからなかったのか、どこに行ったのか、秀吉が何を知っていてなにをしたのか??明智がなぜ信長を討ったのか、、、ものすごく楽しめた連作。戦国時代の武士って、めちゃくちゃ悲しきサラリーマンなのだ。

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    2013年06月12日
  • 秀吉の枷 中

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    めずらしく上巻から続けて読んでしまいました。
    (いつもは別の本を間に挟んで読んでいます。)

    今回は山崎の合戦から九州征伐までが描かれています。

    案の定(感想を上巻と続けて書いているので信ぴょう性は
    ないかもしれませんが)、信長の遺体の鍵は徳川が握っているようです。
    光秀の首の真偽も不明なまま、話が続きます。
    下巻でどのようにつながっていくのか、続きが楽しみです。
    (今下巻を読書中)

    ※明智左馬助とは、どなた?
     別冊「明智左馬助の恋」も繋がっているような気がします・・・。

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    2013年05月18日
  • 秀吉の枷 上

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    秀吉の播州攻めから本能寺まで、竹中半兵衛をキーに話が展開していきます。
    この小説はどうやら同著作「信長の棺」とかなり関連があるようで、それと
    合わせて読むとより楽しめるようです。
    しかし、秀吉が山の民とは斬新なアイディアだと思いました。

    果たして、信長の遺体は回収できるのか?
    物語の裏に、家康の影が潜んで見えるような気がします。
    (って、(中)巻はもう読んでしまいましたが・・・)

    ※前野将右衛門とは誰?

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    2013年05月18日
  • 信長の棺 上

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    信長公記の著者・太田牛一を主人公に、信長暗殺の謎を追うミステリー。

    本能寺の変から信長公記の納本まで。

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    2013年04月21日
  • 秀吉の枷 上

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    信長の棺シリーズ。半兵衛の死から本能寺の変まで。

    前作と比較すると、秀吉の視点で描かれていて、信長や秀吉自身についても人間味があるように読める。

    半兵衛のイメージが仮面の人。。。

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    2013年04月21日
  • 秀吉の枷 上

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    加藤廣の「信長の棺」を既に読んでいたので、面白く読めた、という事もあるかもしれません。
    秀吉を持ち上げすぎず、しかし見せ場はきちっと見せる。
    秀吉が主人公である小説は、秀吉の苦悩や陽気さとそれによって隠れている腹黒さが書かれることはままありますが、秀吉が信長やそのほかの人にたいして持つネガティブな感情や心持ちは今まで読んだどの小説よりも繊細に書かれています。
    才能ではなく人間味がとても深く掘り下げられている小説ではないかと思います。

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    2012年12月17日
  • 秀吉の枷 下

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    秀吉の生涯をたどると,それはただの歴史上の人物だからとか,現代では考えられないような権力をつかんだからとかいう理由でその人生を理解不能としてしまうのではなく,秀吉の人生から現代人にも通ずる何か大切なものあるのではないかという感じました。
    この小説はフィクションで,筆者の推理がかなり織り交ぜられていますが,史実が外されている訳ではありません。はじめてその説に触れる僕としてはショックですが,そこから見えるドラマは現代の日本人にも通じるところがあり,一人の人間としての秀吉を見ることができたような気がしました。

    秀吉の生涯,特に本能寺の変を中心にそれ以後が描かれています。上巻からかなりの量があります

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    2013年06月05日
  • 信長の棺 下

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    小泉純一郎氏の愛読書ということで,存在は知っていたのですが,はじめて読みました。
    本能寺の変における,信長の遺骸はどこにあるのかという最大のミステリーを解き明かす内容になっています。前回読んだ「空白の桶狭間」で設定されていた,秀吉の出身〈山の民〉が少し掘り下げられていた感じがしました。
    「信長公記」の著者大田牛一の視点で描かれる信長像は新しく,そして面白く読めました。特に,安土城を築城した信長の真意が本能寺における警備の手薄さにつながるあたりは頷けるものがありました。

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    2013年03月31日
  • 信長の棺 下

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    日本史上最大級の傑物・織田信長の末期の謎を追求する物語。主人公は信長の一代記である信長公記の作者である太田牛一。
    中盤まで小出しにされる手掛かりに期待膨らむも、密談形式で一気に明らかにされる終盤に多少あっけなさも感じる。その分と言うのか歴史の尾鰭に装飾された信長観を脱ぎ捨てはっきり一人物として埋葬されたようにも思う。

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    2012年09月09日
  • 信長の棺 下

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    こうゆうラストね。
    上 の方が、はいりこんだかなぁ。
    読みごたえ というよりは、途中読み疲れた箇所もあり・・・。
    信長の遺骨が何故見つからなかったのか…可能性としての、一物語。歴史好きな私には、楽しめたかな。

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    2012年08月30日