白鳥士郎のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
最終章突入、ということで将棋で言えば力をためている局面という感じだろうか。
泣かせにきたり笑わせにきたり萌えさせにきているシーンはちゃんとあるのだが、いまいち手が伸びていない。
今後怒涛の終盤戦が繰り広げられることに期待したい。
「今から突撃しまーす」には失笑。 -
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Posted by ブクログ
今作では葉山にスポットが当たることが多かったように思う。オリジナルでの葉山は完璧の裏にひっそりと影の部分が描かれている感じだったが、今作は葉山の闇の部分が強調されていたと思う。だがそれがいいと思った。特に未来を描いた話は、比企谷と葉山の歪んだ友情を描いていて面白いと思った。色々な意味で全く対照的で、でもどこか似ている側面もある二人がこのような関係性に落ち着くってのは納得がいくし面白いなと思った。高校時代からハヤハチに目をつけてた海老名さんは意外と目敏いのかもと思ったり…
雪乃sideもそうだが、未来の話を描くってのは俺好みなのかも。どちらも楽しく読めた。 -
Posted by ブクログ
「もし、あいつの視点で書かれた物語なんてものがあったら、それはきっと……どんな壁でも努力で越えられるとかいう、さぞ希望に満ち溢れたお話なんでしょうね。」
天才と凡人の物語、りゅうおうのおしごと、もう12冊目。
今回は八一が帝位挑戦のタイトル戦第1戦目と、並行して銀子がプロになれるかどうかの三段リーグ最終盤。
凡人側が熱い一冊でした(凡人といっても世間一般基準では天才の集団だけど)。
それぞれの対局がクライマックスになるたびに、読んでいるほうも息苦しくなるような、圧力を感じる将棋小説です。
ライトノベルとしてはなかなかに登場人物の多い本作、それぞれに人生を賭けた将棋への情熱があり、勝ったも -