白鳥士郎のレビュー一覧
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のうりんで人気を博している白鳥さんの新たなシリーズで、将棋をテーマに採ったライトノベル作品である。
本作では本格的に将棋を描いており、その熱い勝負の世界を描くことが主題になっている。そのため、のうりんで見られるようなエロパロの類は描かれず、その意味でライトノベルとしてもかなりバランスの取れた作品として仕上がっているのが特徴だろう。
白鳥さんが手掛けるシリーズとしては四作目であり、その意味でライトノベルというジャンルの中での塩梅を上手く捉え始めている印象だ。のうりんはかなり突っ切った作品なので、それに引いた方も多いことだろう。
のうりんファンである私も正直、あちらはところどころでドン引き -
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漫画版が面白かったので読んでみた。
実力派作家が満を持して上梓する難波熱血将棋物語。16才の史上最年少の竜王タイトル保持者が、10才のJSを弟子にとる……といういろんな意味で夢に溢れた物語。
この物語を指す形容詞を一つ選ぶならば「熱い」。
JSあいちゃんの「しょうぎがすきっ!」という気持ちが、九頭竜八一の我が身が将棋とでも言うようなのめり込み具合が、弟子に負け涙ぐむ師匠の姿が、子供の頃から朝から晩までただひたすら将棋漬けの姉弟子の姿が、上を目指し心身ともに没頭しひたすら将棋、ただただ将棋、将棋こそ我が人生という熱く熱くたぎる想いが強く伝わってくる。
登場人物もうまく配置している。明るく粘 -
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年が明けてからの田茂農林高校が描かれている11巻である。若旦那の意外な事実や、急転直下の結末がこの巻では描かれている。
全体的にはこれまでのエロパロ路線がかなり鳴りを潜めていて、内容は充実している。農業高校物として質の高い内容が多く、たとえば第七限の「とある農家の品種目録」などはその最たるものだろう。
これまでのエピソード集的な内容からは少し離れ、連作短編のような形で連なっていっているのも特徴だろうか。それだけに、一冊として読み進める楽しみも充実していた。
大きな展開は結末のみであるが、全体的に充実した内容だった。星五つと評価したい。
そろそろ物語も佳境に入ってきたのだろうと予測さ -
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さすがにこれは星五つをつけざるを得ない。ベッキー、彼らはただ純粋なだけで悪意はどこにもないのですよ。
それはさておき、今回はインターンシップと就活にまつわる話。
様々な世界があるという入り口程度で、紹介されている様々な職種への踏み込みが浅いのは残念なところだが、これは致し方ないところもあるか。
驚きを伴った内容は、おそらく取材をベースにしたものだろうから、なおさら驚きは大きい。日本というものは広いものだ。
全体的にパロは抑え目で、これくらいがやはりちょうどいい。
冒頭のベッキーの作文が、伏線としては回収されていないところが気にかかるが、良い巻だった。今回も楽しませていただいたよ。 -
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農業ドタバタ8巻目。修学旅行から帰り、緑園祭の準備編。短編集。前巻から、金上が可愛いくてどうしよう!
梨の病気の原因が一見関係なさそうなとこにあったり、スーパーの問題や、間違った森への知識など、考えさせられるとこが盛りだくさん。
デカメロンの対策は、吉田さんのおっぱい回のためのネタ。ゲイ爆弾はバイオのネタ。そう思ってた私は甘かったわ。実際あるとか……世界は広いw
花園カヲルの真面目な一面とか、金上さんの優しいとことかキャラを掘り下げつつ、農業してました。
株を上げたキャラがいる一方、ブレないバイオのおかげで、使わない無駄知識が増えちゃったー(=´∀`)人(´∀`=)
修学旅行の写真を -
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スーパーでの売り上げ対決でも思ったが、やはりこの物語はリアリスティックに結論を出す。今回の結末など、まさにその通りで、個人的にはこれで良いと思う。
ベースにある物語は相変わらず硬派だが、細かな章立てで四天農のキャラを深める良いエピソードも含んでいて、特にホモの彼と金上さんはかなり株を上げたことだろう。
もともと金上さんの株は高いだろうが、ますます上がったに違いない。これは今度の人気投票が楽しみなような、林檎ファン的には戦々恐々なような。
しかし、中でもバイオさんが幅を広げないで、むしろ深きに飛び込んでいったのはさすがというか、なんというか……。 -
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文句なしの名作である。ここまでの四冊の中で、最もバランスがとれていて、最も面白かった。
その場限りのギャグは抑えながら、全体的にコメディ色を損なわず、物語で物語っている。ストーリーの道筋も今までとは段違いに明瞭である。
それに、ギャグの切れ味も尋常ではない。切符さんは逆の意味で絵が上手すぎる。こんなに笑ったのは久々だ。
何より、あれだけの大演説を振りながら、木っ端微塵にしてしまう展開は爽快極まりない。それを挿し絵で表現するところに、ライトノベルの真骨頂ここに極まれりと感嘆しきりである。
惜しむらくは、林檎の森ガール(笑)姿の挿し絵がないくらいか。それ以外は文句の付けようのない、実に -
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身の詰まった良い作品である。パロネタエロネタが多く、ギャグ小説としてノリは軽い。しかし物語はよく描かれているし、キャラも立っている。
白鳥さんの作品は蒼海ガールズも読んだが、本当に丁寧に下調べをする方で、しかもそれがよく物語に昇華されている。
エロネタ抜きのシンプルな作品も読んでみたいものである。ライトノベルの枠を踏み越えて作品を生み出せる人だと思う。
悩んだが、星五つとした。
こうしたギャグ小説はわっはっはと笑って消費するのが望ましくて、こう、本来は星五つで「名作だ」だなんて大上段に評するものではないと思う。
もちろん、よくできた作品で、星五つで当然だとも思うが。