白鳥士郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
農業ドタバタ8巻目。修学旅行から帰り、緑園祭の準備編。短編集。前巻から、金上が可愛いくてどうしよう!
梨の病気の原因が一見関係なさそうなとこにあったり、スーパーの問題や、間違った森への知識など、考えさせられるとこが盛りだくさん。
デカメロンの対策は、吉田さんのおっぱい回のためのネタ。ゲイ爆弾はバイオのネタ。そう思ってた私は甘かったわ。実際あるとか……世界は広いw
花園カヲルの真面目な一面とか、金上さんの優しいとことかキャラを掘り下げつつ、農業してました。
株を上げたキャラがいる一方、ブレないバイオのおかげで、使わない無駄知識が増えちゃったー(=´∀`)人(´∀`=)
修学旅行の写真を -
Posted by ブクログ
スーパーでの売り上げ対決でも思ったが、やはりこの物語はリアリスティックに結論を出す。今回の結末など、まさにその通りで、個人的にはこれで良いと思う。
ベースにある物語は相変わらず硬派だが、細かな章立てで四天農のキャラを深める良いエピソードも含んでいて、特にホモの彼と金上さんはかなり株を上げたことだろう。
もともと金上さんの株は高いだろうが、ますます上がったに違いない。これは今度の人気投票が楽しみなような、林檎ファン的には戦々恐々なような。
しかし、中でもバイオさんが幅を広げないで、むしろ深きに飛び込んでいったのはさすがというか、なんというか……。 -
Posted by ブクログ
文句なしの名作である。ここまでの四冊の中で、最もバランスがとれていて、最も面白かった。
その場限りのギャグは抑えながら、全体的にコメディ色を損なわず、物語で物語っている。ストーリーの道筋も今までとは段違いに明瞭である。
それに、ギャグの切れ味も尋常ではない。切符さんは逆の意味で絵が上手すぎる。こんなに笑ったのは久々だ。
何より、あれだけの大演説を振りながら、木っ端微塵にしてしまう展開は爽快極まりない。それを挿し絵で表現するところに、ライトノベルの真骨頂ここに極まれりと感嘆しきりである。
惜しむらくは、林檎の森ガール(笑)姿の挿し絵がないくらいか。それ以外は文句の付けようのない、実に -
Posted by ブクログ
身の詰まった良い作品である。パロネタエロネタが多く、ギャグ小説としてノリは軽い。しかし物語はよく描かれているし、キャラも立っている。
白鳥さんの作品は蒼海ガールズも読んだが、本当に丁寧に下調べをする方で、しかもそれがよく物語に昇華されている。
エロネタ抜きのシンプルな作品も読んでみたいものである。ライトノベルの枠を踏み越えて作品を生み出せる人だと思う。
悩んだが、星五つとした。
こうしたギャグ小説はわっはっはと笑って消費するのが望ましくて、こう、本来は星五つで「名作だ」だなんて大上段に評するものではないと思う。
もちろん、よくできた作品で、星五つで当然だとも思うが。