白鳥士郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・第1限 ロングバケーション
林檎のいない学校の日常風景...
・第2限 パズノラ
スマホゲームを金上と一緒に作るが、ベッキーのレアカードがまさかの大人気。リアルベッキーの釣書によって台無しに。
・第3限 春休み子供農林電話相談室
あまりにも癖の強いメンバーのため、....
・第4限 会長のおしごと!
生徒会長に立候補しようとする耕作。
・第5限 バイオ鈴木の消失
豆まきのときに引きこもっていたバイオの相談にのる。そして好きなホモ声優にプレゼントを贈ることに。
・第6限 農フーズ
廃棄物、優良誤認など、ガチの農業問題編。
・第7限 カワノススメ
林太郎のカヌー転覆事件
・第8限 2.14事変
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Posted by ブクログ
ネタバレ★×5は驚きから付けました。少なからず自分も将棋を指すので、読む前はライトノベルだからとういう偏見の気持ちではないのですが扱われ方に期待はなかったです。
しかし、読後は「ごめんなさい」という気持ちと将棋を知っている人達こそ楽しめる小説ではないかと素直に思いました。古くからある将棋の興味深いトリビアや、対局に苦しむ弟子の姿を直でみる師匠の悔恨の想いなどの描写はアツく感動的でした。
1つ悩ましいのは、この物語が面白い=自分にもロリコンの気があるのではと不安になってしまうところです(笑)。言い訳ではないですが、そのくらい描写がかわいいのです。 -
Posted by ブクログ
将棋を題材にしたライトノベルシリーズ二作目は、さらに新たな弟子が加わってくる物語となっている。新キャラも名はあい(天衣)というのだから、もしアニメ化したら混乱しそうな設定だろう。
それはさておき、今回も熱い棋戦が描かれているが、一方でラブコメ物としては路線を明確化した印象がある。基本は八一の鈍感をベースにした焦れ焦れであるが、キャラの差別化が明らかなのだ。天衣が非常にオーソドックスなツンデレであり、あいがヤンデレになるのだろう。姉弟子はどうも不憫系幼馴染になりそうだ。
物語としてはディープな関西を描く舞台へのアプローチや、棋戦を軸に人間関係を変化させるテーマの扱い方など、やはりさすがの腕 -
Posted by ブクログ
のうりんで人気を博している白鳥さんの新たなシリーズで、将棋をテーマに採ったライトノベル作品である。
本作では本格的に将棋を描いており、その熱い勝負の世界を描くことが主題になっている。そのため、のうりんで見られるようなエロパロの類は描かれず、その意味でライトノベルとしてもかなりバランスの取れた作品として仕上がっているのが特徴だろう。
白鳥さんが手掛けるシリーズとしては四作目であり、その意味でライトノベルというジャンルの中での塩梅を上手く捉え始めている印象だ。のうりんはかなり突っ切った作品なので、それに引いた方も多いことだろう。
のうりんファンである私も正直、あちらはところどころでドン引き -
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Posted by ブクログ
漫画版が面白かったので読んでみた。
実力派作家が満を持して上梓する難波熱血将棋物語。16才の史上最年少の竜王タイトル保持者が、10才のJSを弟子にとる……といういろんな意味で夢に溢れた物語。
この物語を指す形容詞を一つ選ぶならば「熱い」。
JSあいちゃんの「しょうぎがすきっ!」という気持ちが、九頭竜八一の我が身が将棋とでも言うようなのめり込み具合が、弟子に負け涙ぐむ師匠の姿が、子供の頃から朝から晩までただひたすら将棋漬けの姉弟子の姿が、上を目指し心身ともに没頭しひたすら将棋、ただただ将棋、将棋こそ我が人生という熱く熱くたぎる想いが強く伝わってくる。
登場人物もうまく配置している。明るく粘 -
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Posted by ブクログ
年が明けてからの田茂農林高校が描かれている11巻である。若旦那の意外な事実や、急転直下の結末がこの巻では描かれている。
全体的にはこれまでのエロパロ路線がかなり鳴りを潜めていて、内容は充実している。農業高校物として質の高い内容が多く、たとえば第七限の「とある農家の品種目録」などはその最たるものだろう。
これまでのエピソード集的な内容からは少し離れ、連作短編のような形で連なっていっているのも特徴だろうか。それだけに、一冊として読み進める楽しみも充実していた。
大きな展開は結末のみであるが、全体的に充実した内容だった。星五つと評価したい。
そろそろ物語も佳境に入ってきたのだろうと予測さ -
Posted by ブクログ
さすがにこれは星五つをつけざるを得ない。ベッキー、彼らはただ純粋なだけで悪意はどこにもないのですよ。
それはさておき、今回はインターンシップと就活にまつわる話。
様々な世界があるという入り口程度で、紹介されている様々な職種への踏み込みが浅いのは残念なところだが、これは致し方ないところもあるか。
驚きを伴った内容は、おそらく取材をベースにしたものだろうから、なおさら驚きは大きい。日本というものは広いものだ。
全体的にパロは抑え目で、これくらいがやはりちょうどいい。
冒頭のベッキーの作文が、伏線としては回収されていないところが気にかかるが、良い巻だった。今回も楽しませていただいたよ。